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【詩集】Shangri-La

悲しみが眠るまで

作者: 野鶴善明


 悲しみよ

 そっとおやすみ

 夜更けの雨に

 そっとおやすみ


 寝静まったキッチン

 酔えないお酒を

 グラスに注いで

 愛されてないことは

 前からわかっていた


 消せない傷跡

 繰り返す過ち

 ため息をついても

 なんにもならないよと

 こころに言い聞かせては

 またため息をつく


 ボリュームを絞った

 真夜中のラジオ

 流れてきた恋唄に

 低く つぶやくように

 歌ってみる


  やまない雨はないと

  知ってはいるけれど

  いつかは晴れると

  わかってはいるけれど


 悲しみよ

 そっとおやすみ

 夜更けの雨に

 そっとおやすみ



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