■雑誌秒刊吉潮 社会特集記事 「橙坂森少女惨殺事件!! 橙坂の森が赤い血に塗れる!?」
静かな森に、身の毛のよだつような事件が発生した!
「人間の所業とは思えませんね。まったく、酷いもんでしたよ」
と語るのは捜査にあたった警察関係者のF氏。
F氏は実際に少女の死体を確認し、その惨状を目の当たりにしたという。
事件の現場となったのは古き良き日本の自然が残る●県S市の橙坂村。
通称、橙坂森と呼ばれているところだ。
記者が取材したところ、少女は背中をバットで複数殴打され、さらには―――――された痕が確認されたという。
犯人は1●歳の少年A。当編集部も確認を急いでいるが氏名などは未だ確認できていない。
「そもそも、今のご時世少年法というものは時代遅れなんですよ」
と語るのは元●県議員のS氏だ。
「少年法もそうだが、そもそも●県S市ってのはちょっとおかしいんだよ、前々から。いいか、ここからはオフレコにして欲しいんだがね……」
と、ここから先は記事にすることはできないが、記者はそのとき、まさか、と思わんばかりの少女惨殺事件が霞むようなおぞましいS市の惨状を知ることになった。
しかもそのおぞましいS市の惨状は今回の橙坂森少女惨殺事件とまったく無関係ではないというから驚きだ。
―――(記事に破れた跡があるため、文字を読み取れない)―――
その日、その同時刻付近には車が人を撥ねる交通事故も発生しているという。
何やらきなくさい匂いが絶えない事件ではあるが、記者はこの問題についてさらに追いかけていきたいと考える所存である。
当記事の続きは次号でも掲載予定です。