猫様の抜け毛の利用法
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Q太郎の毛の抜け替わりがやっと落ち着いた。
元々、白猫なので抜け毛は目立つが、換毛期となるともう我が家はQ太郎の毛の中で生活しているようなものである。
ブラッシングなどをして乗り切っているが、ブラシに付いた毛の量が物凄い。よくハゲないものだと不思議でたまらない。
一日の抜け毛で第三下僕用のカツラが作れるんじゃないか? と思える量である。
昔、テレビで“愛犬の抜け毛を集めて毛糸を紡ぎ、セーター等を編む女性”の事が紹介されていた。
抜け毛を集めて殺菌燻蒸し、乾燥させた後糸巻で撚りをかけ紡ぐのだ。出来上がったセーターの色も愛犬の毛色そのままなので茶色やベージュの良い感じのグラデーションになっていた。
犬種は何だったか忘れたが、長毛の大型犬である。抜け毛の量も大変なものだろうから、ワンシーズンでセーターが何着も出来るのだろう。
そんな事をブラッシングの度に思い出すのだが、Q太郎の毛でセーター……
ちょっと指で撚りをかけてみるがなかなか纏まらない。糸紡ぎにも熟練の技とかコツが必要だし、全くのド素人の私には無理なのは解っているが、全く糸になりそうな気配が無い。
それに、ブラシに付着したQ太郎の抜け毛は白と云うよりなんだか使い古しの雑巾のような色になっているので、これでセーターが作れたとしても着たくない(←オイ!)
それでも、抜け毛で何か作れないか?
と、今日も使い古しの雑巾みたいな色の抜け毛を集めては丸めてみたり伸ばしてみたり、端から見れば遊んでいるような私であった。
文字数少ないのでオマケイラスト↓
※抜け毛効果のせいかQ太郎の毛が段々白に戻ってきました。
でも何故かストーブ焼けの黄バミはそのままです(泣)




