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後日談

夜がいなくなってから、数年がたった。

あの時虹色になった海は輝く時間は減ったけど、今でも夕日が水平線に沈む少しの間だけだが、海は虹色に輝く。海を汚さない。ヤドカリや海の生物を大切にする。などを約束した人にだけ咲森町は海を開放している。この海の話は口コミで広がり、今では外国まで知られている。翼はもっと町を有名にしようと色々なところを走り回っている。文斗は翼に頼まれて夜とシロの像をシロの小屋の隣に作った。由利は由紀が自分の道を歩き始めたのを知ってかげながら応援しようと、毎日海の掃除をしている。そして由紀は今咲森町のガイドをしている。ここの海を見る人には夜のことを知っていてもらいたい。そう言って今日も待ちに来る人を案内している。咲森町は、夜とシロの物語で有名になりました。そしてある不思議な言い伝えもできたのです。、ここ咲森町での海が虹色に輝いているとき、たまに不思議な声が海から聞こえてくるそうだ。それは楽しそうな、また悲しそうな話し声で、由紀によるとその声のうちひとつは夜の声らしい。とにかく、その声を聞いた人はその後とても不思議な体験をすることになるらしい。そして、その体験は必ずその人にとって忘れられない大切な思い出になるそうだ。



さてこの物語はここまでです。この町の人は夜のことを忘れないでしょう。私はあなたにも忘れないでいてほしいのです。夜とシロの命の光が消えるまでを描いたこの物語を・・。

初めて完結したお話です。ここまで付き合ってくださった皆さん本当にありがとうございました。感想、指摘などがありましたら、ぜひ評価に書き込んで下さい。

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