6話 「女の子とお風呂に入りたいと思うのは男としての本能です」
まだ正常です
「反対よ!大反対!!」
声を荒げるキョウ。僕はそのキョウを見ているだけだ。
「どうしてこんなやつと同室なのよっ!」
僕をまるで変質者の如く指をさし。如何わしいものを見るように見る。やはりキョウとの最初の出会いはインパクトが強すぎたようだ。
思い出そうとすると鮮明に思い出せるぞ。スケッチもできる自信があります。
しかしそんなことを口に出すとトラックよりも重い一撃が全身に来そうで口に出せない。まぁ僕のもとはヘタレだから仕方ない。
「男なのよ!?」
「しっかしなぁキョウ」
ローズがいつもの口調でしかしという言葉を使う。なんか移りそうな話し方だな。
そういえばローズのおっぱいが揺れるような出来事はなかったな残念だ。かなり。
ここで僕の変態精神が表に出そうになるが僕はそれを自我で抑え込む。
「女王様の命はこの部屋だけ。他の部屋を借りようと思うと金が絡んでくる。だがしっかし私等にはそんな宿を一部屋借りるお金なんてない」
「ぐぬぬ…」
「しかもその部屋に泊まるのは和人だけだ。勿体ないお化けがでるぞ」
勿体ないお化けとはまた懐かしいなおい。なんでこの世界は僕の世界と共通の言葉があるんだ。まぁ触れないでおこう。
「わかったわよっ!でもこいつは端っこで寝ること!」
「別に僕野宿でいいよ」
よく親父に夜中二階の窓から投げられて外に出されたことか。そして野宿をした。まじで親父怖い。
「なによ…私が悪いみたいじゃない」
「いやそんな意味じゃないぞ」
「わかったわよ!添い寝でもなんでもすればいいでしょ!」
こいつは何を赤面になって叫んでいるんだ。添い寝なんて誰がするかされるか。
夜這いしちまうだろうがっ!
「わたしーおなかすきましたー」
撫子のKYがここで空気を戻してくれる。さすがだ。
「うちも空いてきたわ」
「お子様ランチはないぞ」
「それが最後の言葉よ」
「ごめんなさい」
少し煽りを入れた本気で殺されかけた。
僕はスライディング土下座でリタの機嫌を取り繕う。
そんな僕を見てルミリアがうふふと笑う。僕もその笑顔を見て笑っておく。
「和人お前のいた世界にはお風呂はあるか」
人に混じれない気高き猫が僕の肩をちょんちょんと突いて突拍子もなくそんなことを言った。
「いやあるよ。ていうか僕どんだけ穢れてるの」
「ゴミくらい」
「最上級ですよねそれ!?」
汚れ落ちないよな!?それが元なんだから!
「弱ったな。この世界のお風呂は女風呂しかないんだ。正確には混浴なのだが」
「一緒に入って背中を洗ってくれるんだねっ!」
和人はいい顔になった。
「お前は時間を遅らせろ」
クレアが僕を冷たく言い放った。
僕は地面に四つん這いになって本気で落ち込む。
畜生。生の裸を見たかった。
いや見たことあったな。だけど他の子も見たいし。
「汗かいたし先はいるぞ」
ローズがそう言って立ち上がる。その言葉にみんなが乗る。
「うちも入るわ」
とことことついていくリタ。あの子はそして知るだろう。
この世界は残酷で残忍で最低なのだと。
「絶対覗かないでね」
「そういわれると覗きたくなるのが男だ」
「来たら殺すから」
何故笑顔なんだぁああああああ!!怖くなるだろうが!
「それじゃあお先を失礼しますね和人くん」
「ルミリア僕と入ろうよ」
「えっ!?そ…それは…どういうことでしょうか///」
顔を真っ赤にするルミリア。本当に可愛いな。
「僕は単純にルミリアと入りたいだけさっ!」
「困ります…///」
俯くルミリアまじかわええ。しかも顔真っ赤で。こんな可愛い子に勝てる女の子が僕の世界にいただろうか?
否!存在しない。
ありがとう神様。今更ながら感謝するよ。
「あのそのあの…///」
このまま本気の思いをを告げればまじで入れそうな雰囲気だな。ちょっと僕頑張っちゃおうかなぁ。
「ルミリアそれは和人の冗談だ」
「えっ!?そうなんですか?」
己クレアめ。さりげなく救い舟を出しやがって。
「じょうだ…「冗談だよな」
クレアの声と目線が恐ろしいくらい怖かったので僕は大人しく引き下がることにする。
牙を収める僕まじ律儀。
「それではお先です」
「私も行く」
クレアと仲良さげに歩いていくルミリアを見送る僕は血の涙を流している。
「はぁーやることないし畳でミミズの真似でもしよ」
にょーんにょーん。
心からミミズになる気分で本気でミミズになるんだ僕。
にょーんにょーん。
あっ!楽しくなってきた!
「にょーんにょーん!ミミズは進化し四足歩行になった!!どどどどっ!!」
「なにしてるんですかー?」
僕の額から一粒の汗が畳に滴り落ちる。もちろん冷や汗だ。
「な…なんでいるんだ撫子」
「わたしはおなかがすきましたー」
まずいぞ。今の光景を見られていたと思うと撫子を見れなくなる。
というか社会的に生きれなくなるよ。穴があるなら入りたいとはこういうことを意味するのであろう。
「それより先ほどのあれはなんですかー?」
「あ…あれは…あれだよっ!」
「なんですか?」
「ミミズだよ」
「でも歩いてました」
「すいません僕的に進化を遂げたミミズなんです」
「そうなんですかー」
撫子の素の優しさは返って僕を苦しめた。
「凄い迫力でした~」
「がはっ!!」
「怖いくらいです」
「ぐふっ!」
追い打ちはもうやめて・・・。和人の生命維持力はもう0よ。
「それと…「撫子ごはん食べに行こう!」
「ほんとですか?わーい!」
僕と撫子もその部屋を出た。そして旅館?の前に立っているレストランに入っていった。
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今更ながら