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下山準備


「今日のあれ、何だったんだろうな……」

話しかけるのを申し訳なさそうに勇気が話し始める

「俺、思ったんだけどさ、なんでこんな事になったんだ?」

皆知りたい……そんな質問を投げかける

「そんなの俺らも知りたいよ」

「……だよな……ごめん」

重い空気がながれる

何であんなことになったのか

誰も予想はつかなかった

「今はそんなこと考えても

しょうがねぇだろ…」

「そうだな

もう遅いし、今日は寝るか」

いや、勇気よ

時刻はまだ6時だぞ

そんな事口に出せるわけもなく

その日は寝る事にした。


隣で

勇気、明日香、智子が寝ている

僕はまだ寝ずに色々考えていた

殴っても死なず、燃えて居ても

死なない

…学校のみんながああなって

しまったと思うとゾッとする

でも、倒す方法はわかった

頭を潰すか頚椎に損傷を

負わせればいい

「まるでゲームだな…」

本当にゲームの様な事ばかりだ

……待てよ

ゲームでは、ゾンビと

確か……犬?

そうだ

ケルベロスと呼ばれる

ゾンビ犬がいたんだ。

「あいつ手強いんだよな…」

なんて、のんきな事も言えない

本当にいたら大問題だ

ましてやこの山奥には

野良犬だっているだろう

しかし今はどうする事もできない

とにかく僕も寝る事にした。

明日になれば

全てもとどうりになる事を

願って




翌日

起きて外を見ると

やっぱり夢では無かった

燃え尽きたキャンプファイヤー

そして、

黒焦げの死体が転がっている

「夢なわけねぇよな…」

そこでため息が漏れる

すると勇気が話しかけて来た

「夢じゃ…無いんだろ?」

「…ああ、夢じゃ無い」

明日香と智子も起きた

「さて、みんな起きたから

これからやる事を説明する」

今日やる事は食料確保や

水の確保ではない

「今から30分後に下山する」

今日の目的は街に戻る事

「え、まじで?」

「まじだ、各自テントを回って

生存者を探せ、あと食い物

それと何か武器になるものだ」

「わかった、んじゃ早速いって来る」

と、元気よく飛び出した。

「じゃあ、智子と明日香で

女子のテントを探してくれ

何かあったら大声で叫べ

すぐ行くから」

「オッケー、まかせとけ!!」

「ぅぅぅ怖いですよぅ」

今にも泣きそうな明日香……

まあ、智子が何とかしてくれるだろう

僕も探索しに行こう

誰かいる事を願いながら


さてさて

新しい敵がいるかもしれない

そんな恐怖にかられて

みんなで下山準備

これからどうなるか

ぉたのしみにぃー


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