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キャンプ場到着

向かう先はもちろんキャンプ場

これから飯炊いたり、テントはったり

疲れる事がたくさんあんのに

「そんでよ、うちの母ちゃんがな…」

隣のうるさい奴といる方が体力が無くなる

「お前さ、少し黙っててくれよ 疲れるから」

「え……おう、わかった」

よし、これでひとまず静かになった

もう僕の班の奴はおそらくキャンプ場に

着いただろう

僕ももうすぐ着くはずだ

後この坂を登り切れば川が見える……はずなんだが

………………………………

「あっれえ、ここに川あるはずじゃね?

なあなあ翔、ここのはずなんだよな

ん?おーい、翔?どうし……」

「うるっせえええええええええええええええええ

んな事わかってんだよ道に迷ったんだよお前のおしゃべりのせいで道間違えたんだよどうすんだよつーかここどこだよわかんねえよ川が見えるはずなのに何で目の前吊り橋なんだよ下は川じゃ無くて普通に崖だぞお前のせいでみすったんだよまったくどうしてくれんだこのクソ馬鹿の役立たずがああああああ」

……この長々とした文章を一息もいれず

勇気におもっいっきりぶちまける

……僕ってこんなに肺活量あったんだ

われながらびっくり

「………………………………………」

あ…やべ…

言い忘れてたがこの勇気と言う男

むっチャ泣き虫なのである

「あー、何でも無い、道戻れば何とかなるだろ

ほら、行くぞ」

「あ…うん」

よかった、急過ぎて状況が読み込めてない様だ


ええっと、ここを戻って、ここにデッカい木が…

あった、んでここを右に曲がって進めば

元来た道に………出ない

「なあ、ここも違うんじゃ無いか?翔」

「どうやらその様だな……なあ勇気、どうする?」

あえてシンプルで難しい質問をしてみる

「さっき来た吊り橋のとこまでもどって

今、結構暑いしじめってるから

少しくらい足跡が残ってるはずだから

それたどってある程度まで戻ればいいんでね?」

………………

むっちゃ真面目な答えが帰って来た。

「そうだな、そうしてみるか

まあ、無理だろうけど」

そしてチャレンジ

20分後

目の前は川

奥には…炊飯処

うん、着いた

「おーーーい、神崎、山野、遅いぞーーー」

遠くで女子が叫ぶ

「相変わらずうっせえよな智子は」

今叫んでいたのは河原智子、僕と勇気と同じ

班の班長だ、女のくせに馬鹿力なのがちょっとね

「あー、ごめん智子

勇気が腹壊してトイレ探してたら遅れた」

適当な説明を言ってみる

「ええええええええええ?!?!?!?!」

すっとんきょうな声をあげて勇気の顔が赤くなる

「ははははは、マジか勇気、

腹壊したのか、ケッサクだ。ははははははは」

笑いすぎだと思うぞ智子よ……

「翔、それは無いだろ~

ここまで来たの俺のおかげだろー」

僕は急いで勇気の首を掴み耳元でささやく

「ばっかやろう、

んな事智子にばれたらなにされるかしんないぞ

あの嘘はしょうがなかったんだよ」

何とか無理矢理、理解させた

「あ~、なるほど、よし、何とか誤魔化そう」

よしっ成功だ

「ん~?どうした二人とも」

「いや、何でも…」

「いやあ、腹痛くなっちゃってさあ

参ったよ、トイレ見付けたんだけどね

紙が無くてさあ、落ちてた葉っぱで……」

ベキィッッッッ

「のほう!!!!!!!」

勇気、空を飛ぶ

「女子の前で何言ってくれてんだ……ああ?」

ボコられない様に嘘を着いたのが裏目にでた様だ

すまん、勇気

「い…いや…これには訳がああああああ」

僕は何も聞いてない

何も見てない

何も知らない

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