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下山実行

「みんな聞いてくれ」

僕はテントの中でメンバー全員に呼びかけた

「勇気はあんな怪我だし

明日香と森羅も当分動けそうにない

だから、下山するのは

2、3日伸ばそと思う」

「マジか翔!?

あんなめにあったのに

まだここにいるつもりかよ!!!

あたしは反対だ。」

智子が大声を張り上げて批判する

「じ…じゃあどうすんだよ…」

勇気が弱々しく体を起こす

「まだ寝ててください……

これ…お水です……」

優里香が自分の水筒の水を勇気に飲ませている

はたから見ればまるで兄妹だ

「どうするったって今すぐにでも山を降りれば…」

「車でもなきゃダメだ!!!

勇気だってあんな怪我してんだぞ?

お前も見ただろ、こんなんじゃ

とてもじゃないが山を降りるわけにはいかない」

「でも、少しでも早く勇気を医者に……」

「……俺なら…大丈夫だから」

このままじゃ勇気が持たない

僕だって早く勇気を医者に見せたい

でも…ここがこんなになっているんだから

街の方もこうなっているかも…

そう思っても仕方が無い

人がたくさん密集する所は避けたい

「くそっ、車さえあれば……」

そうだ、車さえあればすぐに街にいける

「く、車なら…先生のがありましたけど…」

「それだ!!!」

その車があれば街までいける

「優里香、そこの車まで案内してくれ」

「わ、わかりました

さっき見つけた時、印を付けておきました」

うわ、先生の車なのに………

そんな事はどうでもいい

「勇気、歩けるか?」

「ああ、大丈夫だ何とか歩ける」

「よし、みんないくぞ」

優里香を先頭に印の付けた車を探す

数分、足元の悪い砂利道を歩いて

やっと見つけた車は

とてもでかいバンだった

「これか、これだけデカけりゃ

全員乗れるな

所で車のキーは……」

「あ…ありませんけど…

大丈夫です

私エンジン直結出来るので」

なにぃぃぃぃぃぃぃ!!!!

近くに素晴らしいルーキーがいたもんだ

まぁいい、とにかく車が動けば

こっちのもんだ

「よし、優里香、頼んだぞ」

「わかりました、やってみます」

ガチャガチャ

バチッバチバチッ

ドルルルルルン

うわ、マジでかかった

「でもお前運転できんのか?」

すると優里香は

親指をこっちに向けて

グッ(・ω・)b

いや……グッじゃねぇよ

こえぇ

「とにかくみんな行くぞ

優里香、運転頼む」

「了解、」

ブゥゥゥン

速いし……なんか山路なのに

40キロって……

死にたくない。

しかしこのままだったら

およそ1時間で街につけるだろう

この物語の本番はそこからだ

ついに山を降りた翔たち

街で起きて居る事は一体

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