夏祭りはヤマト村で 2
荷物を置き皆と合流してご当地グルメという事で村の定食屋でお昼を何て話をしていたらトウ君達が現れた
「久し振りだな、みーよ!皆さんもお久しぶりっす、それからはじめまして。みーよ、話は聞いたぜ。あの名高いライオウを退治したそうじゃねーか。ふふふ、遂に俺と決着をつける時が来たようだな、早速勝負だ!」
相変わらず血気盛んですねぇ〜って思いたい所なのだがトウ君とは何だかんだとまだ一度も戦った事は無い。
多分何かしらそれっぽい理由を言えば簡単に引いてくれると思うが…実は興味あるんだよねぇ、喧嘩って訳じゃないけど一番好戦的ですぐに戦いたがる性質だから軽く見えそうだが実際のところ同年代ならトップクラスだって話だし確かにそれくらい強そうでもある。
あの天才肌のシン君とも負け越すにしても勝ち星を付けられる位には強いのだ
「そうだね、前は俺がこの世界に来たばかりでまだ技も確立しきれて無いって事で保留になりっぱなしだったから…ここらで一発やっとくか」
「ふっ、それでこそ我がライバル!!」
「ライバルだったっけか?それはシン君かレン君だろ?」
「黙れ!こういうのは雰囲気なんだよ!それにあいつ等とは戦い飽きてるからな」
という事ですぐ近くの広場…そう、夕方位には俺のライブ会場となる場所です。
俺が戦いたいと思った理由の一つに、ここ何週間かはこのライブのプレッシャーとか緊張とかなんかもう色々で、それを発散したいんです。
トウ君なら思いっ切りぶち撒けても大丈夫だろって事でやっちゃいます
「なになに?トウが暴れてるの?」
「あ、あれみーさんじゃね?」
「散々戦う言ってたからな、遂にやるのか」
何やら皆集まって来ました。祭りの準備を始めてる人や仕事してた人達が少しずつ集まって来た。
そうだった、ドン君と戦った時もそうだけどこの人達こういうの大好きだったな
「なあみーよ、キミはこの後地獄の30曲耐久ライブが控えてるんだろ?大丈夫かい?」
そんな名前になっちゃってるの?
「なぁに、トウは俺達四天王の中でも最弱。ライオウを倒したみーなら余裕って事だろ」
「そうなのか?ってちょっと待てや!!レンテメェもういっぺん言ってみろ!!消し炭にしてやるぞ」
うわぁ、凄い火力出して来た…安請け合いだったか?
「あぁあぁ、やだやだ。これだから野蛮な奴は困るぜ」
「そんな火力出して来るヤツ相手に余裕なわけねーだろ。なんか変な命名されてるそのライブの事で色々ストレス的なのが溜まってるからちょうど良いって思ったまでさ」
これは最初から全開だな
「みーさん、よくわかりませんが何かあっても回復はお任せ下さい」
「なんか凄い炎だけど…気を付けるんだよみーくん」
「遂にトウ君とやるなのですね。がんばるーぼぅん」
まゆもはヤマト村の者だけあってウキウキな感じだな。
他の二人はこの急展開に追い付いて無い感があるが
「よぉーし、負けたほうが罰ゲームな」
ヤマト村でのせいらさんはそんな感じなのか
「ば、罰ゲーム……負けねーぞ、みー!!」
「んじゃいっくよー」
まず手始めにねばのーる君を投げつけてみた、と同時に距離を詰めて来たトウ君は全身を火で纏いつつ手足により強い火を纏わせ攻めて来る。
ヤバい、ちょっとナメてた。詰めてくる速さとか攻撃の速さはぽんてじゃなくてカイルにも劣っていない
「先手必勝!剛炎」
ものすごい炎が吹き上がって来たのですかさず待避
「逃がすかよ、飛炎」
今度は小さめだが強力そうな炎を無数に飛ばして来た。
たまらずアエテックスパワー重ねがけで凌いだが油断したらそのまま持ってかれるぞ、これは
「トウの奴マジじゃねーか」
「飛ばし過ぎにも見えるけど、短期決戦か?」
チラッと聞こえました、レン君とシン君視点だとかなり飛ばしてるようだ。
だがトウ君は知る限り短絡的な奴ではないからまだ何かあるはずだ
「どうしたみー?逃げてばっかか?」
面白い、俺も少し仕掛けるか
「こっちから行くぜ〜きゃぁめぇ」
エネルギーを手に集中して…ほら来た
「隙あ……しまった、罠か!?」
ヤマト村の人がこんな隙に何かしない訳がないからね、という事で攻撃へ。流石の身のこなしだが何処までかわせるかな?
と、思ったらそこそこ高めに飛んで行った。何する気だ?
「くっ、爆炎」
うおっやべぇ。こんなの食らったら焼けるわ!だが、その技は飛ばしてくるわけでは無いようだ。んじゃそこそこ強めに撃ちます
「きゃめはめはー!」
一応上空に向くように撃ちましたが果たして
「ほえぇ〜。ね、ねぇ…ヤマト村の人ってあんなに強いの?それとも彼だけ特別なの?」
「トウ君はかなり強い部類だと思うけれぇど、他にも沢山強いのはおるじゃ」
「驚きですね、彼等の視点はどうか分かりませんが私からするとみーさんとあんな渡り合えてる時点で凄いですしあの火力は単純にヤバいですよ」
「彼もかなりの手練れですね」
「リリィ様にそう言って貰えりゃトウの野郎も満足だろうよ」
これくらいは凌ぐよね、そうこなくっちゃ
「なんちゅー技だ!だが、だからこそ攻める」
やはり戦闘IQが高い。こっちの思い通りには何一つ行かせようとはしない 。なので俺も攻めます
「トウ君の体攻撃するの熱いからそろそろ一発食らってKOされてくれよ〜」
「ふざけんな!みーこそとっとと熱さに負けて大火傷する前にギブしろや」
さっきから体に物凄い火力を帯びた状態で攻めて来る。
爆炎って技手前くらいの火力だが…ここは結構な火傷覚悟で一発キツイの御見舞してやるか。
と思ったら一瞬火が消えて僅かな隙を見せてしまった
「縄炎!よし貰ったー!!俺の勝ち〜」
縄のような炎が俺の体に纏わりついた。これってもしかして……やっべぇ!!消せないし取れない。
あ、熱いです…アエテックスパワーで抑えられるのは瞬間的熱さであって、ずっと燃やされてると無理だ、耐えられん
「くっそーなんてウザい技を」
縄炎にもがいてると容赦無く攻撃して来るトウ君。
爆炎手前の火力もキッチリ維持したまま、本当に良い戦闘しやがる
「どうしたどうした?熱いか?とっとと降参しないと焼けちまうぜ」
「あぢぃぃ〜ちょこまか躱しやがって」
こうなったらちょっと本気でこの縄炎をふっ飛ばしてみるか。
瞬間的にアエテックスパワーを何重にも重ねがけする技で
「アルティメッツアエテックスパワー、略してティメッツぱわー」
少し練習はしてあるけど加減無しで出すのは実は初。燃費的な点では加減しなくては
「「おおー!?スゲー!!」」
「な、なんだよそれ!?反則だろ」
ふう、何とか炎は消し飛んだようだ。この技は瞬間的が肝、持続はキツいのでアエテックスパワーに戻しとこう。という事で攻撃開始
「さっきのはもう食らわねぇ……筈!」
「何だそれ、締まらねえな」
相変わらずよく躱すな…あれ?もしかして…そうか、分かった。このまま攻めてりゃ勝てそうだ
「奥の手でも無い限り勝負アリっぽいね」
「みーのやつ、トウが短期決戦に持ち込むしか無い程まで強くなってたか」
何のことはない、巧妙にやってはいたが単純に俺とのぶつかり合いでは勝てないと見てた訳だ。
つまりアエテックスパワーで接近戦を続けてればジリ貧で俺が勝つ、奥の手でも無い限り
「くっそ~、このままじゃ駄目だな。こうなったら誰にも見せたことの無い秘奥義を見せてやる」
「「なに!?」」
あらやだ、ヤマト村の皆さんすごい反応。そう言うの好きそうだもんな。
しかもかなり高く飛んだよ、もしかしてトウ君って飛べるのか?レン君が上手いこと飛んでるのは見た事あるが
「爆炎」
おっと、これは食らいたくないな。何をする気だろう?この瞬間を叩けば勝ちだけど…俺との戦いをずっと保留にしてくれてたお礼に少しだけ猶予をあげちゃうか
「悪いな、だがその判断は間違いだぜ。今度こそ俺の勝ちだ、秘奥義、御天道様!」
なるほど、爆炎の状態で爆炎を繰り返しそれを上に出して太陽のように…これめっちゃ熱いんじゃないか?アエテックスパワー越しでもこの距離で熱さを感じるよ
「この暑い日に更に熱くなっちゃってるよ。みーくんそんなの受けたらやばくないかい?」
リーダーの言う通り…なのでこちらもぶっ放します
「お前ら皆離れとけー!みー、消し炭になる前に降参しろよ。御天道様…降臨」
ティメッツパワーからのきゃめはめは…いや、名前は秘奥義的な物だからオリジナルでいきたいな…よし決めた
「天帝波」
ちょっと語呂が微妙だけどまあ良いか。一応トウ君に直撃しないよう角度に気を付けはしたが既に力を使い果たしてたのか何とかゆっくり降下して行ったのが見えた。
トウ君の秘奥義はとても強力ではあったがこの勝負は俺に軍配が上がった。
正直消し飛ばせると思ってたが結果的には空の彼方に消えてっただけなのを考えるとトウ君の御天道様は俺の技では消せない程の火力だったって事だ。やはりヤマト村の人って末恐ろしい




