夏祭りはヤマト村で 1
いよいよヤマト村祭りの前日、ライブの日になった。
家に集合という事で遂にこの2人がご対面
「はじめまして、話は伺っております。リリィです、よろしくお願いいたします」
「お初にお目にかかります、せいらと申します。冒険者時代のリリィさんの話は兼ね兼ね聞き及んでます。密かに憧れてました、こうして会えてとても光栄です」
「「おおー」」
驚くのも無理はない、せいらさんはこういう時の振る舞いはしっかり出来る人です
「いやぁ改めてお二人が揃うとなんというか凄い様になってるというか…オーラが違うわ。壮観ですな」
「何言ってやがる、どーせいやらしい目で見てるんだろ?それにしてもあの狂魔戦士リリィが遂に…イメージとはちょっと違うがなんというかこれはこれでまた」
失敬な、それにしてもこれが舐め回すように見るってやつか
「あ、あの…せいらさん?」
リリィさんが若干困惑しておられる
「あ、姐御、落ち着いて下さい」
「おっと、遂夢中になってしまったようだ。ヤマト村色々案内させてもらいますよ。泊まるならぜひ家で!」
随分とお気に召してくれたようで
「あ、ありがとうございます。でも私ちょくちょくヤマト村には来てますので案内の方は大丈夫ですよ。と言っても全て見回った訳では無いですが」
「そうなのか?そう言えば薬の材料を仕入れに行くとか何とか…それより色々聞かせて下さいよ。ドラゴンゾンビの討伐の逸話なんて玄人にはたまったもんじゃないですよ」
あのせいらさんが目をキラキラさせながらリリィさんに絡んでる。想像以上に憧れてたんですね。
邪魔するのも悪いと思ったけど終わりが見えなくなってきたので何とか話を止めて出発する事にした
来ました、久し振りのヤマト村!良いねぇ、この日本の田舎みたいな雰囲気、落ち着きます。
既に櫓や提灯は準備されてるようだ。いよいよ持って日本の祭りみたいだな、これは楽しみ。
神社の方に行けば神輿とかもあったりするのだろうか?後で行ってみよう
「ここがヤマト村かぁ…何ていうか懐かしい雰囲気がする感じだねぇ」
クリスも凄い感銘を受けているようだ
「良い場所ですね。そうだ、せっかくですので転身の登録しておきましょうかね」
メロニィが転身の登録をしてくれたようだ。気軽に行きやすくなるので助かる。
俺もそろそろ転身使えるようになりたいなぁ、後少しな気がするんだよ
「一旦お家に行くなのでぇぇす」
この人数をまゆも家で泊まるのはちょっと狭いという事で2班に別れることになった。
別に宿でも良かったのだがせいらさんが遠慮するなということで…
クリスとメロニィがまゆも家、俺とリリィさんがせいら家に泊まる事になった。
マッさんがまゆもと俺の関係を割と本気で気にしてる節があるから確かに同じパーティーだとしても俺がまゆも家に泊まるのは控えた方がいいか、そんないらん心配は大丈夫だと妹のせいらさんからも言ってもらいたい所だが。
俺とリリィさんが泊まるのはこの2人の実家という事になる。
一回ご両親は会った事あるけどこれといった絡みは無かったのでちょっと緊張しちゃいます
「おかえりまゆも、皆さんもようこそ。今日家に泊まるのは…まさかみーさん、アンタもまゆもと同じ部屋に泊まる気か?」
「ちょっと飛躍し過ぎだろ!?泊まるだけならともかく同じ部屋ってなんだ?大丈夫だよ、俺はせいらさんというかマッさんの実家に泊めてもらう事になったから。こっちにはウチのパーティーのリーダークリス様とメロニィさんが泊まるのでよろしくお願いします」
「クリス様はやめてってば!お久しぶりです、本日はお招き頂きありがとうございます」
「はじめまして、私は最近皆さんのパーティーに加わる事になりましたメロニィと申します。
以前こちらに来たであろう白服の者達と同じ組織に属する者です。
本日はお招き頂きありがとうございます、いつもまゆもさんには色々良くして頂いております。2日程お世話になりますがどうぞよろしくお願いいたします」
「ははは、話は既にまゆもやせいらから聞いてますよ。そう畏まらなくても大丈夫です、自分の家だと思ってゆっくり寛いで下さいね」
「あら、みーくんはこっちに泊まらないの?」
奥さんのナミさん、実年齢でも1つ上です。この人はまゆもと仲良くしてても気にしてないのが余計にマッさんを苦しめてる所だったりする
「4人いっぺんだとキツいと思いましてね、今回はマッさんとせいらさんの実家で面倒見て貰いますよ。そういえばマッさん、多分だけどこの人見覚えないかい?」
ここでリリィさんをご紹介
「ええっと……あ!?常連の魔女さんじゃないですか?ど、どーしてみーさん達と一緒に?」
「バカ、何が魔女だ!このお方はあの有名な狂魔戦士リリィ様だ」
ついに様付けになっちゃった
「ちょ、ちょっとせいらさん、その呼び名はやめて下さい」
「え?そうだったの?い、いやぁいつもご贔屓にありがとうございます。凄腕なのは何となくわかりましたがまさかあなたがあの…今度から割引価格で提供致しますね」
「あ、ありがとうございます」
「俺とリリィさんはこっちのグループになったって事よ」
「そうだ、アダルトチームってヤツだな」
今なんて?
「ちょっと意味がわからないですけど…こんな若者捕まえて、せいらさんはたまに訳がわからないから困りますね〜お兄さんもちゃんと妹の躾して下さいよ」
「何言ってるんだ、お兄さんよ?兄貴、コイツは話によるとこのリリィ様にまでセクハラしまくりでやりたい放題なんだぜ」
何言い出すんだこの人は
「な、なんと!?い、いや…確かにリリィ様は魅力溢れてはいるが…まさかまゆもにまでそんな事を!?」
「無いから!てかセクハラなんてしてないから!こいつ等の言い掛かりですからね?」
マッさんにその誤解はちょっとよろしくないのでここはちゃんと弁明せねば
「この人まゆもちゃんの体の柔らかい所揉みくちゃにしてましたよ」
何いってんだこのアマ!リーダーならこういう時はまず事態の収拾をだなぁ
「おいみーさん、どういう事だ?まさか家の娘に手を……」
「あら、みーくん。それは流石に良くないわね。責任取ってくれるなら良いですけど」
「ナミ!?何言ってるんだ!責任取れば良いってもんでも無いだろ」
何でこんなことになってるんだ
「おい、私からフっといてアレだが何やら兄貴が面倒だから何とかしろ」
このアマ…
「おいクリス、お前が変な言い方するから誤解しちゃってるじゃないか。ちゃんと弁明しろよ」
面倒な感じが伝わったのかクリスもちゃんと応じてくれた
「あ、体の柔らかい所だと言ってもほっぺですからそこまで大問題にするほどでは…」
「ほ、ほっぺか。それなら……良いのか?何とも言えないなぁ…」
確かに絶妙なラインですね
「御安心下さい、彼はほっぺこそつねったりして来ますが一線を超えるような行動までは取ったりしてませんので」
おお!?メロニィさん。この子こんな頼れる良い子だったのか…だらけっ子とか思ってごめんよ
「そ、そうか。そうだよな〜。まったく、せいらもクリスさんもあんまりおちょくるんじゃ」
「何かするとしたらそれは将来の嫁たる私が引き受けねばとも思ってますので」
何とんでもない事ぶっ放してるんだこの娘
「え?ちょ、ちょっと待って……話が追いつかないぞ……みーさん、なんやかんやと何処か安心はしてた節はあるがまさか本当はロリコンなのか?てか嫁?」
「みーくん、そんな小さい子にツバつけてたの?ちょっとヤダ、結婚の約束まで…」
アカン、事態がどんどんおかしな方向に…どうすれば良いんだ。てかメロニィの年齢は教えてないのかよ
「本当、ドン引きだよな〜このお兄さん。変態で鬼畜でロリコンで…コレって本当にどうしようもないな?」
「てんめぇーー!!元はといえばお前が変な事言うからこんがらがっちゃってるんだろうがぁぁぁ!!何自分で勝手に言って勝手に引いてるんだよ!!」
ほぺみにょーんでお仕置きしてやった。正直ほぺでは足りないレベルだが
「こ、このやろぉ〜!いつも私がやられっぱなしだと思ったら大間違いだぜ」
なんと、せいらさんが反撃して来た!?俺のほぺをつねって来た訳だが
「ふん、分かってねーな!いくらヤマト村の猛者とはいえこの道のプロたる俺程ほぺ使いではないようだ」
「な、何!?それはどういう事だ!?」
力加減がね、せいらさんのはちょっと強いんだよねぇ〜
「フッ、俺のほぺみにょーんはどうだ?別に痛くは無いだろ?しかしそれでいて揉みくちゃにされてる感と引っ張られてる感は強い」
「くっ、確かに…だが私だってそれくらい…」
「ほれほれ〜、こうやってほぺを縦横無尽に扱うんだよ〜」
「ふふ、みーさんとせいらさんはそんな感じの仲なんですね」
リリィさんが横から微笑ましそうに言ってきた。そんなふうに言われるとちょっとやり辛いのでやむ無くほぺみにょーんは終了で。
事態が収拾つかなくならないように色々説明したら何とか納得頂いたようなのでアダルトチームはせいらさんの実家に荷物を置きに行く事にした
「ご無沙汰しております、以前一度お会いした事ありますみーです。本日はお招き頂きありがとう御座います。せいらさんには色々御世話になってまして感謝しております。2日程お世話になりますのでよろしくお願いいたします」
「はじめまして、リリィと申します。お招き頂きありがとう御座います。2日間程お邪魔させて頂きますがよろしくお願いいたします」
「んな畏まらないで大丈夫だよ。リリィ様もでーんと構えてて下さい。と言う訳だからよろしくな」
「まさかせいらがみーさんをお連れして来るとは…どうかね?良かったら家の娘なんかは……」
「はぁ!??何言ってるんだクソジジィ!はっ倒すぞ!」
せいらさんは親とはちゃんと仲良いようで良かった
「何も無い所ですがゆっくりして行って下さいな」
良かった、こっちは比較的平和に
「や、やめるんじゃァァァ〜実の親を殺す気かぁぁ」
平和だとしておこう




