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始まりはヤマト村で 7

まゆもに言われ俺が会得した力に対して何か助言をくれそうな人が居るという事でヤマト村の奥地にひっそりと建てられた仙人と呼ばれるばあさんの家に来た



「まさかその力を身に付ける者が現れるとはねぇ。聞くところによるとお主は一度死んでこの世界に転生してる、つまり死を体験してるというのなら無くもないかのぅ」



「やはり寿命削ってる系なんですかね?」



「うむ、だが見事じゃ。魔力できちんと補填出来とる、寿命というように命懸けの所業ゆえ、命を掛ける事を常時やるかのような心構えや死の体験等が無くてはそもそも無理な所業だと言えよう。ワシの旦那も同じのが出来たんじゃが主ほど上手くやれなかったのじゃろう、寿命が短くなっていたのじゃよ。なのでお主はその力、使うのは良いが他人には勧めないようにした方がええ。この技はやろうと思えば出来ない事はないが命懸けの気もなく気軽にやってしまえばこれがヤバいと気付くのがどんどん遅れてそのままお陀仏だってあり得るからのぅ。

まあ、外から見る分には何やってるかの根本的な事は見抜けんから大丈夫だとは思うがワシの旦那は門外不出としていたのじゃよ」



命懸け……ね、少しでも掛けれてたってならまあ良しとするか



「姉さんもこの技使えるんすか?」



「そうじゃな、使えるぞ。でもわしの場合はホレ、これで底上げしてるだけで旦那やお主のように直接強くという事ではないのじゃよ、ところでお主…もしや生前はそこそこ」



「あ、ありがとうございました!まだピチピチの純正たる17歳の僕はこの力を使いこなし寿命を削ることなくどーのこーの」



「誤魔化したな、まあええか。一つ忠告しておこう。不要かとは思うがその力、魔力が尽きそうになったら素直に使わんようにな」



「分かってます、けどやっぱり危ないっすよね」



「うむ、魔力の補填が効かなくなれば当然そのまま生命エネルギーを使う事になってしまうのじゃが当然寿命も削られる。だが一番厄介なのは大した量は使えんって事じゃ」



「そうなんすか?」



「うむ、禁呪法で自爆や自己犠牲による回復系等の場合は強制的に全放出なんてのもあるが普通に使う場合は大体自身の生命量…いや寿命とハッキリ言った方がええか、5%〜どんなに多くても20%も使用した瞬間、気を失うじゃろうて。そう都合よく力を全部使って死ぬなんて事を人体は出来ないようになっておるのじゃ。しかもそれで気を失ったらすぐに目覚めるなんて無理なのでな、そんな力を使用した時に長く気を失ったままで助かるかって話じゃ。こればかりは根性とかでどうにかなる話ではないからのぅ」



「流石仙人と言われるだけのことはありますね、具体的な数字まで」



「カッカッほぼ旦那の受け売りじゃて」 



「この力を上手く使えばそこそこ強くなれそうな気もしますけど俺は別に魔力が多いとかでは無さそうなのでよく考えて使うとします」



「それがええ」



非常に為になる話を聞かせてもらった。

その後俺は修行で色々試しつつ働きながら過ごし17歳視点での同年代の人達と交流を深めたりしていった。

最初に特殊な流れでここに来た俺に挑戦とばかりに食いついてきた炎使いのトウ君、しかしまだ魔法も使えないと聞くと一転して魔法を教えようとして来たり何かと絡んでくるようになった。その仲間の風使いのレン君、電撃使いで才能あふれる同年代では一番の使い手だと思われる天才肌なシン君、徒手においては右に出るもの無しのドン君と試しの組手でギリギリ持ち堪えた俺は中々やるという感じで馴染んでいった。それなりに強いつもりでいた42歳の元おっさんとしてはドン君もタメだったと思うが実年齢から見ての子供相手にやられないのが精一杯だったというのがちょっと悔しかったのは黙っておこう。向こうは興味本位から始めたってだけで全然本気じゃなかったっぽいし性格も比較的穏やかで血の気が多い訳ではないタイプっぽいから尚更手心加えられた的な感じだったのも悔しさが残る。でもまゆもの関心具合と他の連中の凄い事やってのけた感は悪い気はしなかったので良しとしよう。


 

 

まゆもとはたまに現れるモンスターを探しに散策しては退治するという遊びをしてた訳だが、だいぶ余裕が出て来た俺は元が夜型のタイプだったので夜な夜なみーサーチの精度や修行の成果も兼ねて夜中散歩を行っていた。迷子にならないように要所に目印の魔力を打っておくこう。

流石ヤマト村とでも言おうか、夜だろうとモンスターは見掛けない。なので小動物がみーサーチに引っかかる位なものだがそんな中正面から気配がした。形的に人だと思われる…ひらけた場所なのでここは普通に見る事にした。

手から光を放ちこちらに向かって来てるね、明かり代わりの魔法か?俺も出来るかな、なんて思いつつ視認出来る範囲まで近付いた。現れたのは髪の長いスタイル良さげな、それでいて美人な女性だった。こんな真夜中にこんな山奥でこんな美人のお姉さんがいったい……とりあえず



「こんばんは」



挨拶してみた



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