絶望には欲望で 8
さてと、ガメさんに送ってもらい無事帰宅出来た訳だけど
「こ、こんなの困りますよぉ〜!?こうなったら誕生パーティーはみーさん欠席にして、でも許嫁を欠席というのも…かと言って治るまで返品したら神獣様とあんな事やこんな事してそのまま定住なんて事も?…この際多少馬鹿になってもいいので魔法解除を頼みに…」
ずっと気を失ってたメロニィに経緯を説明しました
「メロにゃんがぁ、許嫁のボクにぃ、あんな事やこんな事するんでぇぇす」
「で、ですからちゃんと順を踏んでですね…」
「コイツ神獣様の太ももや胸をハムハムペロペロしてたぞ?」
「そ、そんな事まで!?たった半日足らずで…」
「おいみー、許嫁のメロにゃんに手を出すとなると流石に責任問題とかになるぞ?コイツの事だからその場しのぎは出来ない算段くらいありそうだしな」
「ぐぬぬ……」
あ、ちゃんと最低限の良識はあるみたい
「いっそ素直に認めれば楽になれるかもですよ?」
「それならもう誕生パーティーで出会う誰かしらにあんな事やこんな事頼むでぇぇす!1人くらいリヴァ様並に寛容な人が居るかもでぇぇす!!」
私もだけど皆してゴミを見る目でみーくんを蔑んで見てるんだけど全く意に介してない。
普段ならここで弱気になるのに
「それよりせいらまみれってどんな感じなんすかぁ〜?」
「そ、それは言葉のあやで…とりあえず抱っこしてやるからこっち来い!」
え?抱っこって…膝枕じゃないけどなんか抱っこっぽい状態に
「せいらさまぁ、そのおっぱいをボクの顔に当てるか当てないかは任せるとしていい感じに迫らせてみるのでぇぇす」
「えっ!?えっと…こう」
「ちょっと待って下さい!何を普通に対応してるのですか!?それはただイチャついてるだけじゃないですか!」
「そ、そうですよ!流石にそういうのは気軽にやっては駄目だと思いますぅ」
リリィさんも止めに入ったか。これでもかくらい自然な流れだったからつい見ちゃってたよ
「まさかとは思いますが…せいらさんは既にみーさんとある程度の事をやっておいでなのですか?」
実は私もちょっとはそんなふうに思った事あります。でもまさか本当に?
「ば、バカ野郎!そんな訳無いだろ!私なりにいち早く解決してやろうと色々考えてたらつい流れに乗っちまったんだよ!それくらい、さっき迄の神獣とみーの絡みは生々しかったからな」
「確かに生々しかったぽぅん」
「それなら良いですが…」
そんなやりとりから逃げるようにみーくんがこっちにやって来た。
暴走してるとはいえ、ある程度自我もありそうだね
「クリス様はさっきリヴァ様とのやりとりで私達がなんとかするって言ってたよね?」
くっ!?この男、弱みを突く小賢しさは健在か
「そ、それがどうしたのかな?」
「太もも枕ならぬ膝枕!」
「はぁ!?な、何言ってるのさ?キミってやつは!」
「でもぉ、クリスも俺の事散々セクハラ男扱いしてくるわけだから責任取るべきなんじゃないかなぁ〜?」
「で、でもいきなりそれは…」
「いいじゃんいいじゃん!ちょっと眠いんだよぉ〜」
「ぅぅ…」
戸惑ってるとせいらさんから目配せがあったので恥ずかしいけど膝枕をしてあげる事にした
「クリスの膝枕落ち着くねぇぇ〜」
ハッキリ言って嫌とかではないんだけど恥ずかしいんだよぉ。
でも姐御の指示って大義名分があるから思ったより大丈夫かも…ってもう寝ちゃったの?
「眠った…ようだな?思ったより脳にダメージがあるのか寝不足なのか、いずれにせよみーが寝てる間に何か対策を練ろうか」
「それともクリスだと落ち着くという事ですかね?そういうポジションは許嫁であるべきだと起きたら言っておきましょうか」
私だと…落ち着くのかな?単に眠かっただけだと思うけど。でもセクハラされたら流石に困るなぁ
「みーさんの欲望を消費させれば鎮まるような事を仰ってましたがみーさんの欲望を鎮まらせるとなると…」
「ああ、コイツは童貞じゃないからな。手っ取り早いのが一線超えだが…それは起こらないようになんとかしようという見解で大丈夫か?特にメロニィ、お前はコレを期に既成事実を狙ってる様にも思えるが?」
「その気持ちも無くはないですが実際こんな急展開にはついていけませんしこんな形は嫌ですよ。暴走してる人と一線超えてなんていうパターンは最終手段ですから出来れば今回は綺麗に済ませたい気持ちです」
最終手段ではあるんだ、やっぱりメロにゃんはどこかぶっ飛んでるけどそれを言っちゃうところがなんか可愛い
「わ、私も何か出来るなら協力を……」
「リリィ様は駄目です!!」
「えぇ!?」
私もそれは賛成。だって、ただでさえエロい目でしか見てないであろうリリィさんが何かやろうものならもう止まらなくなると思うの
「そうですね、もしリリィさんが先程のせいらさんのような体勢になったらみーさんは問答無用で引っ付いちゃうと思われます」
「リリィ様は私のもんだ!!」
「いや!リリィ様は俺の為だけの物だ!!」
びっくりしたぁ!?みーくん起きてたの!?
「もう起きたのか?クソッ、作戦会議もままならん」
「そんな事よりせいら様ももっと率先してボクに構ってよぉ〜」
自然な流れで姐御の足に纏わりつくみーくん…ダメダメ、なんかこんなのに慣れちゃって来てるけど普通に駄目だよ
「こ、こうなったらみーくんを拾って来たアチキの責任ぼぅん!さあみーくぅんよ、アチキの太ももやお胸を……好きにするなりぃぃ!!」
まゆもちゃんがローブをめくって太ももを露わにしようとした瞬間、目で追えない程の速さでまゆもちゃんの所へ行ったみーくん。
まさかまゆもちゃんにまで!?
「ぴ、ぴひぃ……ど、何処からでも…かかって来るなりぃぃぃ!!」
「ハハッ、い、いかんぞまゆもくぅん。そ、そんな破廉恥な事しようとしたら。ほ、ほら、まゆもくぅん、太ももどころか下着まで見えちゃうかも知れないから、ちゃ、ちゃんと…下ろすんだよぉぉぉ」
「み、みーが血の涙を流している!?」
「よくぞ耐えました!流石です。最低限の良識は無くしてないようです」
「みーさんがロリコンでは無いという証明にもなりますね。なんだかんだとおいたはするものだと思ってましたが…」
よく耐えたよみーくん、その血の涙と震えっぷりに関してはあえて触れないであげよう。
同じ女子側から見てもまゆもちゃんはリリィさんや姐御並にエロく見られてもおかしくない身体してるのは分かるからここを止められたのが如何に凄いかはなんか分かるよ。
ただ…心なしかまゆもちゃんの目が悪い目になってる気がするなぁ
「遠慮、する事はにゃいのでぇす!みーくんのお好きなお胸さんや太ももさんを、ごろうじろ!」
「ま、まゆもくぅんよ。悪い大人達に影響を、受けちゃったんだねぇ。だ、駄目だぞぅ、はしたないのでぇす」
耐えてる耐えてる
「遠慮、しないなの」
ここぞとばかりに身体を寄せまくるまゆもちゃん、でもちょっと近めとは言え普段の絡みとそんな変わらない気もする
「そ、それよりあれだ!花火の時の話を思い出した!リリィさん、ひざ枕するのでぇぇす!!」
「くっ!?思い出しちまったか」
「みーさん!そういうのはまず私からじゃないのですか?」
リリィさんはヤバい。下手したらみーくん剥がれなくなるかも!?
「え、えと…あの…それくらいでしたら」
「時間が経ってるので利子がつきます…って、まゆもくぅん!?まゆもくぅんはお部屋に戻って、ほぺもーるの練習をしていると、良いんだよぉ」
「みーくん、ぽペやでぇ〜」
ほぺもーるってなんだろう?っていつものわけ分からない話は置いといて利子って…
「あ、あの…利子とは?」
「どーせこいつの事だから自分の居た世界ではとか言って顔を埋めたりハムハムペロペロしだすからやらせちゃ駄目だぜ!どーしてもと言うなら」
「お尻」
「「は?」」
なんて?
「お尻枕に昇格しちゃったのでしたぁ〜」
「えっ…ええぇ〜!!?」
「はようはよう!むしろリリィまみれになるのでぇぇす!!」
「ちょっとみーくん!それは流石にやり過ぎなんだからね!」
「クリスの脇も頂きだぁ〜い!!」
「ちょ、ちょっとみーくん!?い、痛っ、痛いよぅ!?」
「あ、ごめん!だ、大丈夫!?その、違うんだよ。そういうつもりじゃなくてその…なんていうか」
ん?
「い、いや大丈夫だよ。痛い感じの勢いだったからつい言っちゃったけど別に痛くは無かったし」
もしかして
「そうか、それなら良かった。ごめんのなの。んじゃ気を取り直して…クリス様の脇ぃぃ!!」
「集合!」
「なんだよおっぱい!今クリス様の脇ターンなんだから」
「いやいや、みー様よ。よく考えたら確かに私達はみーに対して不当にセクハラ扱いしてたのかもって思ってな」
「おお!分かってくれたか!」
「だからその、お詫びとしてちゃんと今掛かってる魔法解除の為に、みー様の為に、色々おもてなししてやりたいと思うんだが…神獣様の様にあけっぴろげに対応するには私達は抵抗があるのは分かるな?」
「それくらいはボクだって分かりますぅ」
せいらさんの太ももに頬ずりしながら何言ってるんだろう、この男は
「だからな、その辺も含め一度女子チームで話して双方にとって後腐れなく楽しいひと時になるよう方針を固める話し合いをしたいからちょっとここで酒でも飲んで待っててくれないか?」
「うむ、みー待ってる!」
「良かった。んじゃ皆、ちょっと別室に行くぞって1人じゃさみしいだろうからまゆもくぅん、みーと遊んでやれ」
「うにゅ!みーくん太ももかえ?」
「い、いや…ま、まゆもくぅんも皆と一緒に行ったほうが……」
なんとか話し合いをするタイミングを手に入れた
「チョロいな」
姐御が開口一番でそう言った。私も気付いちゃいましたけど確かにチョロいと思う
「思えば神獣様の件も結果的にみればチョロかったですよね」
「クリスちゃんの言う通りだ。神獣様って事でヤバかったがほぺひとつでサクッと済んじゃうし、ちょっと本気で嫌がる感じ出したらアレだもんな」
「みーさんが前言ってた無理矢理とか同意なしじゃ駄目とかの話がみーさんにとってここまでとは思ってませんでしたよ」
「この際、私は腹を決めるので皆さんちょっと家空けて貰ってもよろしいですか?」
メロニィがとんでもない事言い出したよ
「却下!みーの事も少しは考えてやれ。まゆもに任せて放置こそしてるが正直アレが限度だ」
「その、脳に負担って話ですか?」
「それもあるが欲こそあれど意思に反した事を魔法の力でやらせて責任取れはちょっと可哀想だろ、そうなる原因の根源が神獣だしな。言うなれば災害にあったようなもんだし内容はどうあれ被害者でもある訳だからな」
確かにそうだった。みーくんにとって喜ばしそうな事ばかりやってるから盲点だったけど一応被害者みたいなもんなんだよね
「そうですね、ちょっとチャンスかとも思ってしまいましたが今回は引いておきましょう」
「だが問題はどう解消させるかだ。いよいよともなったらアレだぞ、早く魔法の効果を解きたい理由を持ってるのがメロニィだから私達がどうこう言える話じゃなくなるのは事実だ」
「その時は…その時考えますけど私だって出来ればちゃんと綺麗に順を踏んで結婚したいと思ってますからね」
「そこでまず、何がアウトかそれぞれ聞いてみたいと思う。正直私の太ももに頬ずりしてる時点でかなりアウトな気もするが事情が事情だ、これはセーフで良いと判断してる私が居る訳だが皆はどうだ?」
確かに何がアウトかの擦り合わせは大事だね、流石姐御!分かってらっしゃる
「私はハムハムとかは論外レベルかと思いますよ。あのまま放置してたら姐御の御足にやりかねないと思いました」
「そうですね、舐めたり噛みついたり…口関係はアウトかと思います。それってもう恋人じゃないですか?ってなる事全般に言えますが」
「そ、そうだよな、アウトだな!」
姐御が若干焦った風なのは気のせいかな?
「わ、私としてはその、胸とかはもう…そもそも異性の方が身体に触れちゃうのは仕方ないにしても触るという行為がアウトかと思います」
リリィさんは結構厳しめの判断な気もするけど正直私も同意したいところです
「気持ちはよく分かりますぜリリィ様!でも相手はあの変態エロ魔王だ、ハムハムペロペロとか神獣相手にやる外道だからな。触れるをアウトにすると解消されるのは困難かと思うぜ」
「そ、そうですよね…困り物ですぅ」
なんとなく多少は察してたけどリリィさんも男性とお付き合いした経験無いっぽいね
「まずは視覚を攻めて見るという事でここは先手必勝、コスプレしてみるか!」
姐御が何か言い出しましたよ




