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絶望には欲望で 1

 

 リンガーから帰って買って来ておいた晩飯を食べようって時、せいらさんとリリィさんがやって来た。

 タイミングいいなぁ



「お疲れ、聞いたぜ!また将軍討ち取ったんだってな。みーは犯罪者にならずに済んだか?」



 決して犯罪者にはなってない。うん、なって無いぞ



「と、当然じゃないですか。僕達はいつだって健全な冒険者なのだよ」



「……おい、冗談で言ったんだがまさかなんかやべー事やったんじゃないだろうな?クリスちゃんよ、どうなんだい?」



「えっと、私達は別に犯罪になる様な事はしてないですよ」



 待て、その私達に俺は入ってるよね?



「私達は向こうの王子を守りつつ将軍も倒し拠点も破壊して来たのです、何も悪い事はして無いですよ。その代償として砦が崩壊してしまいましたが」


 うんうん、それは間違いではない。流石メロニィだ、ちゃんと報連相が出来ておる



「なるほど、かなり大規模な戦いだったようだな」



「いえ、魔王軍将軍は付き人2人だけでしたね。その後砦に数体程得体の知れない者を連れて来てといった流れです」



 ダメだ、そこまでいうとせいらさんは察してしまう。こんなメロを流石とか言った奴はどこだ!



「ふぅ〜ん……砦かぁ……数億位じゃ収まらん被害だな〜そうは思わないか、みーさんよ?」



 ほらぁぁぁ!!このおっぱい何か察しちゃったよ、ここは話を流さなくては



「そ、それより晩御飯買って来てるんで良かったら一緒にどうすか?」



「それではご一緒させて頂きますね」



 リリィさんのボディラインを見て癒されておこう、サリナさんも色気凄かったけどやはりリリィさんのボディはたまらん。

 サリナさん、というかこのおっぱい以外はウチのパーティーやリリィさん、他の見知った人も大体露出度の高い服は着てないのだがそれ故の色気というかなんというか、そういうのも嗜める俺なのです



「ちょっと足りなくなりそうだからなんか軽く作るか。ちょっと待ってて」



 上手く逃げた俺は大人しく料理を作って犯罪系の話題が消えてくれるのを祈っておく



「なにぃ!?夜な夜なジハン国のやり手の冒険者の女と密会?」


「みーさんまさか…その人はどんな方だったんですか?」



 また面倒くさい話してやがるよ、しかし砦破壊ネタが触れられないならここら辺で手を打つのもアリか



「出来ましたよ」


「みーめ、まさか犯罪だけでは飽き足らず他所の、しかもヤマト村の祭りにも来る女を食ったとはな。遊び過ぎにも程があるぜ」


「何一つ真実が無いんですが…」


「みーさん、相手は結婚を約束してる人が居るという話じゃないですか、どうするおつもりですか?」



 そんな決めてかかるあなたがどうするおつもりですか



「もうこうなったらリリィさんとあんな事やこんな事するしかないと思うの」


「おぉーい!?それは流石に許されないなぁ!私の為だけのリリィ様に指一本触れてってやめ、やめろぉぉ!何普通な流れでリリィ様のほぺをむにむにしてるんだ!」


「みーくんがリリィさんにってなるとなんか生々しいと言うか本気でやりそうだからリーダーの私がここで…」



「それじゃクリス」



「え?ま、またそんな事言って!キミってヤツは本当に節操がないんだから」


「また何ですか?い、いくら何でも節操無さ過ぎです」


「みーさん、私になら良いと言ってるのです!そろそろ嫁と認めたらどうですか?」



 もうどうにでもなれだ



「よーし、それじゃメロニィとメロにゃんしてあんな事やこんな事するぞい」



「いや待て、思えば確かに言い掛かりで決めつけ過ぎてたな。悪かったよみー、ほらご飯食べようぜ」



 なんと?あのせいらさんが庇ってくれた



「た、確かにそうですね。なんだかんだといつものように何もしてないというのはなんとなく分かりますし」



 この人本当に分かってる?結構本気っぽい感じしますけど…大体リリィさんは頑固な所あるから変な誤解は怖いんだよ



「それじゃ遠慮なくいただくぜ」



 思ったより静かな食事になってる訳だがなんだろう…なんか不自然な気がする



「即席で作った割には美味しいじゃないか、どうやって作ったのさ?」



「ただ炒めただけだけどやはり最初の塩による浸透圧がどーのこーの、今度クリスも作ってよ」



「確かに美味しいな。ではみー、いやみーさんよ。すんごい質問しちゃいます」



 くっ、大人しくなったと思ったらすぐコレだ。

 だからまゆもも大人しく引き下がってたのか、普段なら何か言わないにしても俺の持ち物や服を弄り倒して遊んでくるのにそれもしてなかった時点で怪しいと思ったんだ



「なんすか?」


「そのジハン国の女とヤッたのか?」



 ストレートだがさっきと話は変わってないから良しとしよう



「やってません。ロクに触れてもないわ」


「ロクにという事は多少は触れたのですね?」



 一緒に行ってたクセにメロニィは何言い出してるの?



「飲んでた時とか最後に魔石渡す時とかに多少は触れてるってだけの話だよ」



「まあその位は仕方ないよな。んじゃすんごい質問、先程貴様は私の為だけのリリィ様にいかがわしい事をしようと企んだ後、クリスやメロニィにも企もうとした訳だが…」



「だが…?」



「くくく、もし今この場に居る…いや、かえでやゆっこも混ぜてやる、それからそのジハン国の女もだ。それらの女が全て許すし秘密にするし後腐れ無しで良いと言い出したら誰と遊ぶ?選べるのは一人だけだ」



 コイツ……なんて地雷仕込んで来やがるんだ!隣国に行ってたから体感的には久しぶりだというのにいきなりコレか。

 正解が分からねぇ



「はぁ〜ん、それは確かに気になりますね姐御。流石にございます」


「そうですね、許嫁としては複雑ですが確かに気になります。いいですよみーさん、遠慮なくお答え下さい」



 答えられるかバカ



「因みにロリとか言ったりしないから安心しろ、まゆもも選択肢にあるぜ」



 絶対嘘だ



「みーくんが選ぶ者…アチキにも読めぬ」



「……言ってしまっても、いいのかい?」


「お、言う気だな!?誰だ誰だ?怒らねーから言ってみな」


「みーくんにとって答えられるって事がまず驚きだよ」


「……」



 なんかちょっと緊張感ある空気になってる気がしますが



「せいら様!」



「お、おぅぅ……な、なんだ…私なのか?まあこれはあくまで例えばの話で聞いてみただけだからな」



「大好きなみーくんさんがなんやかんやと自分の事を選んでくれるんだって淡い気持ちを込めて聞いてきた勇気ある姐御の為に姐御の喜びそうな答えを言ったまでですよ」


「だ、誰が貴様なんか!!淡い気持ちとか言うな、キショい!本当にお前というやつはどうしようもないな」


「どうしようもない質問してきたのはそっちでしょ?大体夜な夜なジハン国の人と話してたのも作戦会議みたいなもんでしたし俺は功労者なはずなんすよ!」


「確かに今回の件もみーさんがかなりの割合で活躍してくれましたからね。この辺にしておきましょうか」



 流石メロニィ、こういう切り替えは出来る女って感じがする。

 見た目もだんだんロリとは思わなくなって来たぜ









「リンガーにある宿のお菓子か、これは初めて見るな」



「私も初めてです、独特な感じがしますね。それにしても王子を弟子にするなんてみーさん流石ですね」



 たまたまとしか言いようがないです。生前込みでも弟子とかの類を持った事も言われたこともないですから。

 でももう技も伝授しちゃったし御役御免な気もするけど



「若干変わったタイプの可愛らしい少年だよ。今度遊びに来るかもだからその時は紹介しますね」



「王子が弟子か、本当訳わからん旅だったようだな」



 改めて思うと色々あったな



「でもアレですよ、さっきの話だけで聞くと楽勝そうに聞こえたかも知れないっすけど俺死にかけましたからね。バスティーは変な秘薬でパワーアップしたりと結構大変だったんすから」



 そういやリリィさんが欲しがると思って成分が残ってるか分からないけどあのジジイのかけた薬付近の石を回収してたんだった




「お前が死にかけたのか?」



「背中をバッサリいかれちゃったんでね、危なかったっすよ」



「あぶねーな、油断大敵…って状況だったかは分からねーが気を付けろよ。またどっかで魔王軍将軍とやるってんなら私も付き合ってやらんこともないからよ」



 せいらさんはなんやかんやと優しい



「私もいつでも言ってくださいね、微力ながら手助けしますので。ところでその秘薬というのは」



 拾ったといた石ころを渡しといた



「もう成分が残って無いかもですが一応撒き散らしてた付近の石を持ってきましたよ」



「ありがとうございます!調べておきますね」



 お酒を飲みつつ順に風呂に入ってた訳だけど俺は旅の疲れが出たのか、テーブルで寝落ちしてしまった





「コイツ、私やリリィ様を前に寝ちまうとはいい度胸だ。まゆもくん、ペンを」


「ぴにゅ!」


「ちょ、ちょっとせいらさん、それは流石に」







 翌朝



「ねぇ?何これ?なんでこんな顔黒いの?流石に酷くない?」



 俺の顔が黒くなっていた。何か落書きでもされたとかなら分からんでもないけどどうしてこうなった



「ええっと、その、なんと言いましょうか……」


 リリィさんが申し訳なさそうに理由を説明してくれた。

 何でもまだ寝てるあのおっぱいがテーブルで寝てしまった俺に対して落書きをしたところ、メロニィとクリスはどうやら今回の旅で俺はそこそこ頑張ったのとコルト君との付き合いで睡眠不足気味だった事への配慮でこれはちょっと可哀想…となったらしい。

 それを聞いたせいらさんも悪いと思ったらしく顔を拭こうとしたら落書きが伸びてしまい今に至るのだとか



「よし、やられたらやり返そう」


「え!?姐御にやり返すの?流石にヤバいんじゃないかなぁ」



 書いた内容次第じゃむしろ喜ぶ迄あると俺は踏んでる



「みーさん、許してあげて下さい。せいらさんも久しぶりにみーさんと会えて楽しかったんだと思うんです。みーさん達が出て2日してからは毎日帰って来てないか確認がてら私の店に遊びに来てた位寂しがってたんだと思うんですよ」



 それはちょっと可愛らしいというかなんというか、でも久しぶりって程期間は空いてないと思うんですよね。

 なんなら普段の方が会わない日多いし



「そうだったんだ、だから私達が帰って来てすぐ気付いたんだね。みーくん、今回はなんとか許してあげようよ」



 クリスはまあそうなるか。しかし毎回こんな事されたらって思うと何もしないのもちょっと……と言うことで




「変な誤解は受けたくないから皆も見ておくのだ」



 そう言ってまだ寝てるせいらさんの所へ行き、ねばのーるくんで拘束してやった。

 そしてそれを横で寝っ転がりなから見てる俺 



「なんですかそのプレイは?まさか許嫁が見てる前で堂々とあんな事やこんな事をするおつもりですか?」



 皆何とも微妙そうな顔で見てくるが気にしない



「起きた時に俺が真横に居た時のせいらさんの反応が気になる」



「何言ってんのさ?……でも確かにどんな反応するか見てみたい気もする。みーくん、それ以上の事は駄目なんだからね」



「皆見てる前でんな事するわけ無いだろ」



 なんて話てたらせいらさんが目覚めた



「……んん…、あれ?体が………………みー!!?」



 うん、良い反応



「おはよう、せいら様。昨日はゆっくり寝れたかい?」




「お、おはよう、みー。なんだ?私の寝起きが見たかったか?寝てるところに来て体まで拘束するなんてあまり趣味がよろしくないんじゃないか?」


「いやぁ~せいら様をいつまでも見ていたくてね。もうせいらさんもこのままここで暮らせば良いと思うの」


「何言ってやがる。その提案も悪くはないんだがな、それよりほら、拘束を解いてくれ。別に逃げやしないから見てる分には必要無いだろ。特別に好きなだけ見てて良いからよ」


「なんて書けばせいら様は喜ぶんでしょーねぇぇぇ〜」


「悪かった!悪気はなかったんだ!それに消そうとしたんだ、それがうまくいかず黒く染まってしまったわけだが単なる失敗だ。寝起き美人の姿を見れたということで勘弁してくれ」



 このアマ、その程度で許されると思ってはいけない。

 という事で耳元で皆に聞こえないように囁いてあげた



「俺から見て左の頬に雌、右の頬に豚の雌豚と、おでこには家畜って書いたらお美しいせいら様はさぞやお喜びになりますでしょーなー」



「くっ、殺せ!!そんな生恥をリリィ様や姪っ子に見られるくらいなら死を選ぶ」



「何言ってるんすか〜、てかブヒィ以外喋るの禁止ですよ!それにダブルピースも忘れずに」



「くぅぅぅぅ〜!!き、き、貴様というやつは!!!」



 うん、やっぱりまごうことなくこのおっぱいは変態でした。

 結局落書きなんてする訳にも行かずリンガーでメロニィにやらせたなんたら遊園地のCMの顔をやらせて済ませたけど鏡でその姿を見たせいらさんにヘッド・ロックというご褒美ではなく手痛い技を食らって話しは終わった。

 皆にはコイツ喜んでないか?みたいな感じの疑いの目を向けられたがスルーしといた









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