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やらかしは勘違いからで 14

 

「まあダメ元の話だったら気にとめとく位は良いんじゃないかな、私にはまず無理そうだし」



「おお、流石話の分かるリーダーさんだ。むむむ、よく見ると己等のパーティーは皆ちょっと面白いかもな」



 俺達には実は何かあるとかなのか?


 

「そこの異世界でのイメージで何かあると思ってる男よ、みーだったな。

 残念かも知れんが面白い繋がりがある感じはするとして、それはあくまで大昔の者から見た視点の話しであって今を生きる己等には関係の無い話だ。

 ただ少し、ライトきゅんの魂の雰囲気が感じられたからもしかすると己はライトきゅんの魂が巡り巡って来てるのかもしれん。

 それにそこのヤマトっ娘はみど姉…ぐり姉の方がアレか。

 その血がほんの僅かに入ってるか、それとそこの自称許嫁はアリスの血が入ってそうだ」



 もう誰が誰だか分からん



「それってもしかして勇者ライトのパーティーメンバーだったりします?」



「ほう、勤勉だな。最近はとある方面の勉強を密かに」



「あ、あな、アナタはなんなんですか!?協力の話は一切お断りにしますよ!?」



「くくく、冗談だ。まあ、安心しろ。3千年位昔の話だし我輩の経験からするとこういうのは巡り巡って運命がどうこうでなんて事はそうそうない。

 どうするかはあくまで己等の裁量だしこれで魔王が滅ぼしやすくなるなんて事も一切無いぞ。

 あるとするなら我輩はとっくに滅べてるのだ、そういう方面でも手は打ってたのでな。

 大体我輩にも神々のやる事は分からんのだ、魂が何処に転生されてるか、どういう仕組なのかなんて考えるだけ無駄であろう」



 そういうものなのか



「なんか私だけ仲間ハズレというか何でもないみたいな」



「何を言う、ある意味では己が一番面白いぞ。まあそれも己次第だがな」



 クリスにも何かあるって事か。そういやクリスの出生って謎だったな



「それに古よりある国の己等よ、己等はそもそもが異質だ。

 魔王がどうという話には因果は少ないかもしれないが我輩でもちょっと読めないのは面白い。

 先に答えるが我輩は長年の暇つぶしで得た技術である程度人の心や記憶を読めるようになっていて、それを屈指して極めて予言に近いレベルで物事を予測する事も内容次第ではあるが可能だ。

 己等は中々面白いのでな、もう少しサービスで話してやろう。

 我が選ぶ人選の最低条件に職業選択やそれから得られるスキルや魔法なんてものを殆ど無視してるレベルの者が最低条件だったりするのだ」



 という事はなんだ?やはりこの冒険者の個人カードって胡散臭い物ということか?



「んじゃ俺の調整はあながち間違いではないのかな?」



「うむ、それより己の場合その行為が凄い修業になってるとも言える。昔からそういう事がちょくちょくあった無駄に不器用で器用な何とも言えぬ男、みーよ」



 あまりこっちの事は読まないで欲しい



「この当時の文献には剣聖とか賢者とか記される物もありますがかつてはそういう職業が存在していたというのは本当ですか?勇者も…」



「くくく、それらは大昔にほ全て一定の歳で開花するみたいな仕組みになっていたな」



 なんかゲームとか漫画とかでありそうだな、この世界ってそういう類いなのか?



「そうなのですね。今ではその様な話聞きませんが…仕組みとか変わるもんなのですかね」



「魔界の話をしてやろう。魔界というのはこの世の全てと繋がってるとされており広大過ぎて全部を観測するのは不可能である。

 因みに魔界というのは己等のイメージとは真逆で平和そのものだし見方によってはパラダイスとなるだろう。

 食が全て魔素…魔力でいいか、魔力で補えるし自分の欲望に則ったリアルな夢を魔力溜まりで好きなだけ見れるのだ。

 よって魔界の魔物は基本的には温厚で戦うなんてほぼ有り得ん。

 強さで言うなら大体が地上由来の魔物以下だ、まず凶暴性が違うしな。

 だが広大で魔力に満ちてるだけあってヤバいのもそれなりに居るし神獣クラスの魔物もたまに居るのだ。

 己等が戦ったライオウの親父さんもそのクチだ、最も奥さんの方が怖いがな。

 話が逸れたがみーよ、今己が思っていた漫画やゲームの世界がどうとか言ってたが魔界経由であればこの世界と己の居た世界は繋がってるぞ」



 なんかサラッと凄い重要な話をされてる



「んじゃどちらかというと俺の居た世界の漫画やゲームの設定ってそういうのが根底に有ったりするんかね?」



「我輩はそこまで分からんが恐らくそうだろう。己の居た世界にも極僅かにしても魔界由来の何かは漏れてる筈だろうしな。むしろ我々からすればそれだけ魔力が皆無な世界のほうが想像し難いのだよ」



 言われてみればそうかもしれない。俺がいた時点での文明はいきなり無知の人に見せたら魔法って一言で片すのが手っ取り早い位の発達した物もあったしね



「今の時代は勇者という職業とかそれに準ずるスキルとかは無いのですか?」



 メロニィはその辺の話に興味津々なようだ



「そんなものあってないような物と言っておこう。意外とこの話に食い付いてくれて面白いな、特別にもう少し神話クラスの話をしてやるか。

 みーの世界で言うところの七つの大罪なんてあるだろ?それらがスキルで操れるとしたら驚異だとは思わんか?」



「それはもう手に負えないだろうね」



「だが本当にヤバイのはそこでは無い、ガチなスキル…超能力とでも言い換えられるか。

 そういうのはそもそもどう生まれたかなんてのは我輩も知らぬに等しいので置いとくとして、この世界…いや、この世と言って差し支えないか、その中で過去に存在し結果的に最も厄介であったスキルが3つある。

 七つの大罪なんてのはオマケみたいなもんだ。その3つとは…」


「とは?」


「秘密」


「ふざけんな!長々しく話しやがって、用が済んだらとっとと帰れ!」



 本当ふざけた性格してやがる



「冗談だ、その3つとは…省略と希望と強化だ」



「なんか…そんな強くなさそうだけど?」



 キリカさんが指摘した事に皆頷く。確かに弱そうだもの



「そうだな、勇者ライトが倒した魔王のスキルは希望だったと言えば少しは信憑性も増すだろう」



「魔王になるほど驚異なスキルなのですか?」



「簡単な話だ、希望は文字通り希望を与える。希望を与えられたら何でもするだろう?」



 深い。が、確かにそうだ、そんな感情というか概念を弄れたら驚異だろうし七つの大罪を格下扱いするのも頷ける。

 多分それらも希望を持たせりゃ操れそうだもの



「希望は確かにヤバそうだ。強化ってのもシンプルだけど範囲次第では確かに一番驚異になりそうだし…でも省略は分からんのよ」



「思ったより聡いな、異世界人ならではと片付ける訳にはいかなそうだ。

 省略は…持ち主に依存する形にはなるが持ち主次第では全知全能に匹敵するぞ。

 あるいは異世界人たる己の世界やその関係に繋がる場所に魔王のような支配者が存在してるとしたら省略の持ちが一番しっくり来るかもしれん。 

 何せ省略するんだからな、持ち主がアホみたいに天才で何でも分かるようなレベルの人物だった場合、全て省略してあらゆる事を体現出来てしまうだろうよ」



 省略ってそういう事か



「アレか?例えばニワトリの居場所を知ってて調理器具の場所や調理方法さえ知ってればそれら全て省略して目の前に卵焼きを出す事が出来るみたいな」



「ふむふむ、本当に己は鋭いな。なるほど…己は昔から想像力に富んでいるのか、本当に不器用で器用な何とも言えぬ男だ、ククク」



 記憶読むのやめて下さい



「あの、勘弁して下さい」


「キューちゃんさん、みーくんって本当のところ」



 クリスめ、余計な事聞こうとするなよ



「キューちゃん言うな!そうだなぁ、その答えは何とも言えんが己にとって不快な答えになる事は無いと思うぞ。実は密かにとある物を買っちゃおうか悩んでるお可愛いリーダーさんよ」



「な、なな、何言ってるのかサッパリだなぁ!そ、そんな事よりアレだよ、そのスキルだっけ?その話は何の意味があるのさ?」



「う〜む、もういっそ堂々とすれば新たな運営も見えて来る事に気付いてない己にしてはちゃんと話を聞いていたようだな。

 リーダーとしてはギリ合格といったところか。

 今はこの話だけ知っていれば良いし知った所で大して意味はないのでな、知的好奇心をくれてやったまでよ」



「ちょっとタイマ、何黙り込んてるのよ」



「馬鹿、頭の中で整理してんだよ。だって話が飛び飛びかと思えば繋ってくるしいきなり話が飛ぶと思ったら人の頭の中覗いて話してる感じじゃん。なんか重要な話をしてる気はするんだよ」



 傍から聞くと話の内容が飛び飛びの変な奴にしか見えんからな。

 多分キューちゃんの中では上手くまとめて話してるのだろうが心が読め無い人からすると分かりにくいのは確かだ



「とりあえず我輩から己に言う事はとっととくっつけ馬鹿が!と言った所だ」



「前言撤回、アナタ嫌いじゃないわ。よく言ってくれたわね」



「お褒めに預かり光栄です」



「何のことだよ?」



 コイツ、マジで鈍感系なのか?キリカさんですらちょっとビクッとしてたのに…ここまでだと確かにレーヌさんも辛辣になるわ。

 もう折り合いはついてるのだろうがレーヌさんもきっとタイマ君に気があったんだろうし



「それじゃあそろそろ我輩は戻るとする……いや、良いぞ。ちょっと待て、うむうむ、こうかな!良し。久しぶりに運動するか、みーよ。少し遊んでやろう!己等も見学するか?」



 今俺は結局このレベルのヤツはどれくらい強いのか?って考えてたんだけど、それを読まれた訳か。

 多分死ぬような事はないと思うのでいい機会かもしれん



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