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やらかしは勘違いからで 12


 買い出しから戻り一息ついてるとコルト君達がやって来た



「師匠、じゃなくてみーさん。我々も今日はこちらに泊まります」


「王子がどうしてもというのでよろしくお願いします」


「明日の予定も話出来ればと思っておりますぞ」



 サリナさんがちょっとだけラフな格好で来てくれたのはご褒美か。

 ちょうど皆も来たのでぼちぼち祝勝会開始しますか






「王子達も来てくれたんだね、気軽な祝勝会になっちゃうけど勘弁してな」



「お気になさらず。むしろその方が私も嬉しいです」



 コルト君はタイマ君にもそこそこ懐いてるようだ。

 俺のボロが出る前にタイマ君が師匠になってくれないものか、今後幻滅されて俺の枕が濡れる未来しか見えない



「それじゃあ王子様、乾杯の音頭をお願いします」



 クリスがコルト君に乾杯をふりだしたぞ



「わ、私ですか?で、では……師匠の新たな偉業と師匠と私の今後を」


「待て待て待て!俺過ぎるだろ!?それは最早一周回って嫌がらせになってるぜ」


「コルト王子、みーさんの事好き過ぎるよ〜」


「そうですよ、皆の祝勝会ですからここは皆にしておいて下さい」



 皆からツッコまれたコルト君。ヤダどうしよう…ここまで来ると可愛らしいなんて言ってられない、ちょっと重いです



「し、失礼しました。師匠への忠誠心が溢れすぎまして…では皆様、私の依頼どころか問題まで解決して頂きありがとうございました。新たな偉業を達成し英雄となった皆様に感謝を込めて、乾杯!」




 ちゃんとセリフを前置き出来る所を見ると王族なんだなと関心してしまう。

 開始するや否や、皆一斉にご飯にがっついた。

 どうやら俺達だけでなく皆も昼をまともに食べてなかったようだ



「なるほど〜剣技は凄かったのか。でもその薬のほうが色々とヤバそうだよな」


「師匠とバスティーの最後のやりとりが格好良かったのです!」


「ほらみーさん、王子様が惚れちゃったってよ〜どうするの?」



 こちらの戦闘の話をしてるのだがレーヌさんはちょいちょい俺を弄ってくるな、まあお互い裸を見られた仲だから仕方ないか



「コルトくぅんが女の子だったらヤバかったね。ジグラってやつの方はどうだったのよ?」



「ぶっちゃけ圧勝よ!私の封来って技で魔法使い辛くしてレーヌの式神と私でフルボッコ。タイマは観戦してただけだもん」


「馬鹿!俺という切り札が控えてるからあいつは後手後手に回って結果的にボロ負けしたんだろーが」



 どうやらそっちは楽勝だったようだ



「でもヤバかったわよ。あの極大魔法は多分あと1秒式神が噛みつくの遅かったら封来もすっ飛ばして放たれてたもの。そうなってたら多分あんたら二人は位置的にやられてたでしょうね」



 そんな楽勝ではなかったようだ



「そんな事…無いと言うほど雑魚ではないのは分かるから否定出来ねーか。なあみーさんよ、俺達がバスティーとやり合ってたらどうなってたと思うよ?」



「それは気になりますな。キリカ殿達の強さは我々はある程度事前に聞いてたので魔王軍将軍の幹部を倒したという事自体には驚くほどでは無いので」



 ギルは彼等の強さをある程度は事前に知ってたのか



「そうだなぁ…どれくらい手の内隠してるかは分からないけど余程相性悪いとか無ければタイマ君達も勝てたんじゃないか?ってなんか偉そうに言って申し訳無いけど」



「いや、そこはもう堂々と言っちゃっていいよ。俺達から見たらみーさん達と戦うとかありえないってか無理だから」


「うん、無理。多分相性最悪だし」


「条件を100%整えてやっと勝機がって所ね。みーさん単体ならそうも言えるけどまゆもさんは言うまでもなく、メロニィさんは戦わないとは言ってましたが厄介そうですし、クリスさんはアレでしょ?今回も数少ない付き人の一人を仕留めたって言うじゃない。そうなるとお手上げね」



 なんていうかちゃんと正確に判断しようとしてる心意気がもう凄い手練れ感がある。

 いざやり合うなんて事があったら案外やられちまうかもな



「嬉しいけど私からすると皆さんは凄腕冒険者にしか見えないから勝てる気がしないよ。それこそみーくんぶっ込んで見てるだけが一番良さそうかな」



 コイツ何言ってやがる。面倒事は全部押し付けようとしてるな



「そうですね、私から見ても熟練の冒険者にしか見えないので勝てるなんて気軽には言えないですよ。それこそクリスが言うようにみーさんを突撃させるのが一番手っ取り早いになりますね」



 メロニィまで



「魔法を封じられると困るにょ。みーくんに突って貰うやでぇ」



 皆して



「お前等俺をなんだと思ってやがる!」


「だってそういう作戦じゃないかぁ、今回の戦闘中だってね」



 あ、それ言うなよ。俺の格好良さが半減してしまうだろ



「流石師匠です!あらゆる戦い方を熟知しておられるのですね」


「うわぁ…絶対やり合いたくないわ。間違っても私達と敵対しないでね、どうしてもって言うなら1回くらいは好きにして良いから」


「ちょっとレーヌ、流石にそれは問題発言よ!」



 まためんどい事言いだしたよ



「もう俺をそういうネタに絡ませないであげて」


「でもこの男は砦の女兵に耳噛じられて満更でも無さそうだったからなぁ〜」



「お前余計な事言うなよ!アレは大変だったんだからな!コルト君位なら可愛いもんだけどもう少しで捕食されそうだったんだぞ」


「あまり抵抗してる様には見えなかったけどね〜」


「上等だクリス!やはりお前とは決着付ける必要があるようだな」


「へへん、みーくんなんてリーダーにかかればちょちょいのちょいさ」


「ちょっとみーさん、その辺の話し詳しく!女兵とやっちゃったの?どうだった?」



 レーヌさん酔うとこんなか



「俺は酒で潰れてコルト君とサリナさんとまゆもに介抱されてただけだよ」


「さ、サリナさんに?この中でもNo.1エロスのサリナさんに介抱されてたの?」


「ちょ、レーヌさん。No.1エロスってなんですか?私はそういうのは」


「確かにサリナさんはNo.1エロスだ。色気が違う」


「タイマは黙りなさい」





 どんちゃん騒ぎをしてたら今日は1日ハードだったのかコルト君は寝落ちしてしまったのでお開き…になると思ったが風呂上がった後いよいよ寝るかって時にクリスが来て呼ばれてみるとタイマ君達も揃って二次会が行われていた。

 と言っても明日はどうやら城に呼ばれて勲章の授与やパーティーが用意されてるとの事なので寝る前の一杯みたいなものだったがこの時、一応消音結界を施していたがその結界を難なく破って来たヤツが窓の外に現れた。

 皆即座に臨戦態勢になると現れたのは…見た目的にはスーツを決め込んだ…そう、見た目は妙齢の男性だが日本の創作で言うところの吸血鬼みたいな見た目をした男が現れたのだった


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