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やらかしは勘違いからで 7

 

「英雄様が帰還なされたぞーーー、万歳!!」




 物凄い盛り上がり。最前線に居る人達からするとこの偉業は嬉しいんだろう




「よろしければ今日はこちらで宴会をしますので是非とも参加していただきたいです」


「みー殿、私からもお願いします。この国で最も命を賭けてた者達と晩餐を」


「私も参加します。師匠、我が国の兵達の為に是非」



 まあ断る理由も無い



「俺達もって言いたいところなんだけどちょっと仕事の次には優先したい用事があってね。明日にはまた戻るからその時俺達でも祝勝会やろうぜ」



 タイマ君達は宿では無く本国に帰るらしい。ジハン国はいつ頃行く事になるだろうか








 宴の準備という事で俺達は待合室に連れてかれたが俺を含むうちのパーティーはもれなく皆好奇心旺盛なので許可を得て散策する事にした



「川が綺麗ぽぅん!釣りスポットやも」



 近くの川が良い感じ。この川のおかげで攻め入り難くもなってたのだろう



「なんか思ったより中綺麗なんだね。もっと頑丈さ重視みたいな感じだと思ったよ」



「おそらく外側はかなり頑丈かと思われますよ。中はそれを支えるのを優先した感じかと思いますがたしかに綺麗に作られてますね」



「俺、地味に方向音痴だから迷子にならんよう気を付けねば」



「地味にじゃないでしょ!」



 あら、クリスにツッコまれたと思ったら2人も同意した。俺だって好き好んで方向音痴じゃないんだよ



「みーさん、先程は私の弓矢で危険に晒してしまい申し訳ありませんでした」



 メロニィが元気無さそうにしてたと思ったら急に謝ってきた。気にしてたか



「確かに危なかったけどあれでヤツがパワーアップしてる身体に剣技が追い付いてないって分かったからいいってことよ。それに弓矢は使えるからねぇ、多少のリスクは仕方ないさ」



 そう、敵を倒すという点においては下手な魔法より弓矢のほうが中距離位からの攻撃では有効かつコスパが断然良いのだ。

 魔法というのはそこまで万能ではないのが俺でも最近分かるようになったよ



「それでもです。もし私の弓のせいでみーさんがやられるなんてなったらと思うと」


「では罰ということで」



 ほぺみにょーんしてやります



「こんなのでよろしければいつでもお好きにして下さい」



 あんまり気にされるのも困るな、どうするか



「あ、あの…お好きにしても良いとは言いましたが、その…顔が近いですよ?いえ、良いのですがそういうのは」


「………キミってばまさか私達が居る前で平然と一線を超えるつもりじゃないだろうね?」


「…………」



 おっと、ついメロニィのほぺをもみくちゃにしつつ間近でじーっと見てたら2人に白い目でみられてしまった。

 ここで辞めて謝るといつものパターンだからここはあえていつもと違うみーさんを見せ付けてやらう



「ぴにょ!?にゃ、にゃ、にゃんなのか?」



 今度はまゆものほぺをみにょーんつつ間近でほぺを観察



「み、みーさん!?今度はまゆものほぺですか?」



 何の返答もせずそのままクリスのほぺへ



「ちょ、ちょっとみーくん!?どうしたっていうのさ?皆のほぺを間近で見て回って」



 うん、どれも良き。そしてこの行動に意味は無い。さてどうしたものか



「どうする?」



 コソコソとクリスに話しかける俺。コソコソと言っても聞こえてるのは触れるだけ野暮だぜ



「え?な、何が?」


「今ほぺ見て回った訳だけどなんて言えばいい?」


「えぇ!?なんて言えばいいって言われても…理由は無かったのかい?」


「んなもん無いわ!皆のほぺ良さそうだからちょっと間近で見たかったってだけなんだよ。いやぁ~良かったよ!目の保養にもなるし色々妄想が膨らんで夢いっぱいだし」


「そ、そうなんだ。ってそんな事言われても分からないよ」


「みんなのほペに挟まって生きたい!」


「なるほど、馬鹿なんだね」


「じゃなくてこの一連の流れを実は深い意味があってカッコいいみーくんになる方法をリーダーなんだから考えてよ」


「えぇ!?それは流石に無理だって」


「そんなんじゃみーくん可哀想じゃん。ちょっと元気のないメロニィを元気付けようと思ったらほぺに惑わされて訳わからんことやったなんてなったら可哀想じゃん。なんとかみーくんだけがカッコ良くていい子ってなる方法を考えてよ、早くしないとバレちゃうよ」


「ぅぅ……そ、それじゃあほぺをダシにしてメロニィを元気付けようとしたけど思いつかなかったらからって素直に言えば」


「いや、単純にほぺに挟まれて生きていきたいって欲望しか無かったからね。なんなら吸い付いたり噛み付いたりにゅぐりもんだったからね。そういうんじゃなくで実は全く違う的なのが欲しいんだよ」


「うん、死ねばいいと思うよ」


「リーダー見捨てないでおくれぇぇ〜……あ、凄いヤバい虫のようなものがほぺに居たから…いや、でも居ないし。どうしよ、そろそろ二人は不穏に感じて来てると思うんだけど」


「極めてギリギリだけどまだ大丈夫だから早い所誤魔化した方が良いよ」



 クリス様…ノリが良いというか、2人の目の前で丸聞こえで話してるのにというボケを見事に拾ってくれるのは流石だ



「じゃあクリスが実は二人のほぺを噛りたくて仕方なかったのを防ぐ為に俺がバレないように妨害してたってことでいいかな?」


「うん、もう何でも良いよ」



 投げやりになっちゃいましたがそれで行こうと説明する事にしよう



「メロニィ、実は……」



 この流れであえての同じ事の繰り返しを敢行



「ちょっと待って!みーくん今までのくだりはなんだったのさ?全く意味無くなってるじゃないか!」


「えっと…私はされるがままで良いのでしょうか?」



 俺が切り返そうとした時



「みーにょーる」



 まゆもが俺のほぺを後ろからぐにょんぐにょんしてきた



「ま、まゆもひゃん?」


「変顔みーくん」



 眉間を上に引っ張って両ほぺを片手で挟んで来た。変な顔になってるのだろうとされるがままにしてたら



「ぷっ……ちょ、ちょっと笑わせないで下さいよ!みーさんの顔が…ぷくく…アハハハ」



 メロニィさんのツボにハマったのか爆笑しておられる



「ぷぷっ!みーくん変顔だぁ!」



 クリスまで笑っておる



「アチキも見るぼぅぅぅん」



 皆して笑いの種にしよってからに…そもそもメロニィの罰だったよな?ということは



「それじゃあ今回の罰としてメロニィさんにも変顔をして貰いましょうか」


「お、御手柔らかにお願いします」



 目は上を見るように、ベロを上に向けて出して、さらに俺がガキの頃にあったなんちゃら遊園地のCMよろしく、両手の親指を鼻の穴に入れるような位置で手を広げるという顔をさせてやったら皆で大爆笑の渦に巻き込まれた



「お腹……お腹痛すぎる!!……みーくんっ……これは女、女の子にやらせちゃダメなヤツだよぅ」


「め、めろにゃんがぁぁぁ〜………」


「そ、そんなにですか?ちょっと鏡よろしいですか?」




 その顔を確認したメロニィは自分の顔で爆笑するのを堪えつついくら何でも酷いという事で俺のほぺをこれでもかくらいつねって来たがなんとか丸く収まってくれた



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