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やらかしは勘違いからで 5


「じゃあ行くぞ!みー流剣術を見せてやる」



「クハハハ、ここへ来てまだ我に手も足も出なかった剣技で来ると申すか。どれどれ、そのなんたらを見せてもらおうか」



 勢いよく踏み出すと同時に………


 剣、投げてやりました



「うわっ!?貴様は…驚かせる事だけは天才的だな!だがそう悪くない選択肢であった投擲も躱す必要ないレベルの狙いでしか出来ないようでは」



「お前、多分だけどパワーアップした体にまだ剣技が追い付いてないだろ?」



「な、なな、何を抜かす!?ワッケ分かんねー!バカじゃないの!?き、貴様なんぞと遊んでられんわ、もう殺す!!ぶっ殺してとっとと帰るわ!」



 あり得ない位動揺してやがるけどどーせならもっと隙が出来そうなタイミングでやりたい。

 万が一があるからここは慎重に



「俺のガトぴょんのカウンターでわざわざ軽く背中を斬っただけの時に気付くべきだったのかもな。自分の動きの速さとかに追いついてなくてあんな事になったんだろ?」



「無駄口を叩く暇がこれ以上あると思うなよぉぉ!」   



来た!!



「いただきぃぃぃ!!」 


 

 踏み込んで間合いに入る瞬間に紐状ねばのーるくんを仕込んでおいたバスティーの剣を引っ張って抜き取ってやった



「うわぁ、なんかあると思ったらまた何とも……」


「本当みーさんは搦め手得意ですね。感心しますよ」


「流石みーくんぼぅぅん」




 まゆも以外呆れ気味に言ってくるが褒めてくれても良いのではなかろうか?



「売っぱらうと高そうだけどどうだろうなぁ?」



「か、か、返せぇぇぇぇ!!!」



 怒り狂って突っ込んできたバスティーに奪った剣で斬りつける俺。

 だが流石魔王軍将軍の武器だけあり恐ろしく重いというか扱い辛い。

 これは専用装備的なやつなのか?



「私から見てもこの男は鬼畜だね」



 クリスめ、余計なツッコミ入れやがって



「我が愛剣でボク、じゃなくて我を斬りつけて来るとは外道の極みみたいな奴だな!だが我が愛剣は我以外には扱えないのだ」



 やはりそうか



「んじゃいらな〜い」



 ひっそりと結界の中に入れつつ遠くに放り投げてやった



「こ、このクソヤローーが!!」



 剣を取りに行こうとするバスティーに合わせて攻撃を仕掛ける俺。

 鎧が思った以上に頑丈で決定的なダメージにはならないが猛ラッシュを仕掛ける



「舐めるなよ!剣が無くともパワーアップしてる今なら貴様なんぞに遅れは」


「合気」


「なんだ!?」


 地面に叩き付けて起き上がろうとする所にアッパーを食らわせたら兜というか鉄仮面が脱げ…



「か、返せよ!そうやって何でもかんでも奪い取りやがって!」



 うわぁ~、コイツ見た目こんなだったのか



「何ていうか…」


「地味…ぼぅん」


「冴えないですね」



 言っちゃったよ!そう、このスキンヘッドに丸顔で丸っ鼻でなんなら優しそうなその目というか顔は風格無さ過ぎる



「ち、ちくしょう〜冴えないとか言うなよぉ〜、気にしてるのに!そういうの良くないだろ!ボクだって気にしてて、本当はガラじゃないのに…それでもライオウさんに憧れて頑張って将軍にまでなったっていうのにぃぃ」



 ああ、コイツキャラ作ってたのか。なんか最初からなんとなく本能でそうなんじゃないかって気はしてたんだよ。

 形は全然違うかも知れないけど生前の俺にもそういう時代はあった気がするから



「お前本来は弱気で小心者だろ?」



 話が完全に分かりあえて譲歩出来るというなら見逃してやらん事もない気がしてきたが果たして



「それは…そうだがこれでも魔王軍随一の剣士であるボクじゃなくて我はライオウさんの仇はキッチリ取ってやるんだ、いくぞ!!」 


 どうやら和解は無理そうなので戦闘再開。流石パワーアップしてるだけあり普通に強いがコチラは別に縛り無しでやるのでみー弾も放つし搦め手も使う。

 パワーアップしてたとしても剣が無くてはコイツはライオウ程脅威ではなかった



「剣士としての強さだけはパワーアップ関係無しに賞賛しとくよ」


「くっ、クッソ〜」



 こちらの方が肉弾戦では何枚も上手とみるや多彩な魔法を使用して来ようとするがそれを見てあげる必要は無いので畳み掛けてやる。

 それにしてもよく頑張るというか執念凄いな。 

 そして風?空気?だかを圧縮しようとしてたので蹴り飛ばしたら



「そっちは駄目ーー!!」



 クリスの忠告に俺もワンテンポ遅れて気付いた



「ククク、剣があればこっちのものだ。お前の剣、貰ったぞ!」



 やっちゃったよ、俺が投げた剣の所に蹴り飛ばしてしまった。

 元の剣よりは大分ショボいがそれでもコイツに剣を渡すのはかなり危険だ。

 とりあえず連続みー弾で押し切ってみるか



「このまま眠りにつきやがれーー!!」



「無駄無駄ーー!!」



 コイツ、斬撃飛ばせたか。みー弾が簡単に切られかつ岩をも抉る斬れ味。

 これはヤバい…と思ったら俺がみー弾を止めたと同時に向こうも止まった。

  そうだよ、アイツも相当ダメージ負ってるんだ、あと少しなのだ。

 こうなったら強引に接近戦で…そういえばさっきアイツ空気だかを圧縮して何かしようとしてたな、みー弾を圧縮して打ち出せばかなり速くなって威力も…だがみー弾がそもそもこの魔力もどきを圧縮してるフシがあるからそう都合よくは出来ないか。

 でもやる価値はある。イメージ的には銃、または四次元ポケットよろしく空気砲あたりか。

 速くなればそれだけでも良い。やってみよう



「新技……いや、これ無理だ!」



 無理だった。魔力弾みたいなもんだがそれ自体が圧縮行程を経てるので無理。

 時間かければある程度は出来るだろうが本能的にこれは鍛えてどうこうなる物でもないのが分かった。

 でもおかげで新たな技が生まれましたぞ



「この期に及んで何かしそうだったが失敗したようだな。バカめ、ボクじゃなくて我輩を舐めすぎだ!だが感謝しよう、おかけで溜めの時間が出来たのでな」



 一昔前はきっと吾輩を使ってたのだろう。余計な時間を与えたがこちらも今度は失敗ではない。 

 問題は命中率だ、何かこれを埋める手立て…みーサーチの応用で狙いを付ける感じで…あとはぶっつけ本番だ。

 頼むぜ!ヤツが何かする前に当たってくれよ



「黄泉死剣」



「マグナム」



 コンマの差で俺の方が早かったようだ。技名がつい頭に浮かんだ某ガンマン、ジェノサイダーズの時の俺のポジションのキャラだ。

 今後は早撃ち0.3秒を目標にしよう



「そ、そんな技まで、持って…たのか…」



 貫通とまでは行かなかったが致命傷を負わせたのがわかるレベルのダメージを与えられた。

 この技は指3本分の筒状の結界を指に纏わせてそこにみー弾を放つように込める。

 あまりやると多分指も吹っ飛ぶのでそこはさじ加減間違えないように。

 こうして圧縮されたみー弾は結界解除と共に放たれるのだ、圧縮されてるだけあって速さはかなりのものではあるけど使い勝手は多分そんなに良くないと思われる。

 これを普通に放てたらいいがそう都合のいいものではないのだろう







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