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やらかしは勘違いからで 3

 

「いっ……みーくん、痛いよ!強く抱き……!?」 



 クリス、頼むから背中どうなってるか口にしないでくれ!言われた瞬間死ぬ気がする



「少し逸らしたか、真っ二つになってない事は褒めてやろう」



 日頃からみーサーチを癖付けといて良かった。 

 バスティーが追撃して来る前にある程度位置を補足した状態で後ろ向きで片手ではあるがきゃめはめはを放って追撃を阻止する。

 メロニィの回復に賭けるしか無いが自分でもやっておこう



「フハハハ!やるではないか。ちゃんとそれなりには強いのだな、だが侮らないで貰おう。血こそその魔法で上手く止めてるのだろうが貴様の傷は致命傷な筈だ、長くは持つまい」



 バレてやがるか。それにしても魔王軍一の剣士は伊達じゃないな、同じ土俵じゃ勝ち目は無い。

 何とか回復してこっちのペースに持ってかねば



「みーさん、回復を」



「させるか!」



 何とか結界でバスティーの動きを阻害してメロニィへの攻撃を止めたがこれはやばい。

 俺も気を抜いたら多分死ぬ、こうなったら…と思ったら



「みーくんもうダメそうなの?それなら帰るよ?」



「へ?」



 なんて?あまりに意外な言葉にバスティーもマヌケな返事をする始末




「そうですね、みーさんが我々を守る壁になれないようでしたら約束と違うので我々は帰りますか」


「うにゅ、帰って温泉ぽぅん」


「ちょ、ちょっと待て!貴様等どういうつもりだ!?というか仲間じゃないのか?」



「仲間だけど私達って別に魔王とか興味無いんだよねぇ〜、そこのみーが魔王倒さなきゃとからしいから条件付きで手伝ってあげてるだけだしぃ」


「そうです。あ、一応回復しますね」



 ナイスメロニィ、シレッと回復して下さったぜ。

 流石に傷が深いせいかちょっと治ってる感触が無い感じがするけど多分治ってはいるんだろうな。

 それにしても皆様まさか本気じゃないよね?



「お、お前等それでも仲間なのか?そんなドライな関係…というのもアリなのか?って違う違う!仮にそいつがくたばるとして見逃して貰えると思ってるのか?」



「はぁ〜、面倒くさいなぁ。一応説明しておくけどこんなか弱い女の子を戦いの場に出すんだからちゃんと肉の壁になってでも守ってねっていうのが私達の契約みたいなもんな訳さ、それが反故されるようなら可愛くてか弱い私達はこんな事したくないの。それに」



「それに?」



「ライオウにトドメ刺したのは私だよ。他の二人も各々それに匹敵する技の持ち主でもあるんだよね。そりゃアナタが本気で殺しに掛かってくるなら私達もやられちゃうかも知れないけど多分3人やられる前にはアナタも倒せると思うの。でもこっちはこの男が死んでまでやる気無いからさ。アナタもそんなリスク背負ってまでまだやるの?」



 おお、クリスがかつて無いほどに上手い事言っておられる。

 若干どころかかなりコイツ等だけに都合の良い事ばっか言ってる気がするけど堂々と言ってるせいか一理あるみたいな空気になってる



「確かに……」



 バスティーちょれぇぇ!!だがもうすぐ身体が元通りな感覚になりそうだ



「一応みーさんにも聞いてみますね、みーさんまだやりますか?ダメそうなら私達は帰るので後は好きにしてくださいね」



 芝居だよね?芝居でいいんだよね?なんかすごく言い方が冷めてる感じがリアルで怖いですぅ



「お、お嬢さん達がそう言うなら、俺もその男の首だけでいいとしよう。うん、魔王様を倒そうなんて言い出してる奴が悪いんだ。そんな意志のない者までわざわざ相手にする事もないしな」



 心なしかバスティーさんもこのお嬢さん達に恐れをなしてないかい?確かに女の怖さを目の当たりにしたみたいな感じだけど。

 とりあえず大丈夫そうなのでこれが芝居じゃないって感じの、自然な感じで戦線復帰しようかな



「くっ……俺なら……まだやれる!!だから皆……もう少し……頼む!」



 悲痛な叫びっぽく言ってみた 



「そ、そうですか。それなら…まあ……っ……続けますか」



 何笑いこらえてんのこの子?確かに臭い芝居だったけど俺割とマジで死にかけてたんすけど



「し、仕方ないなぁ〜、それじゃあ…やろうか?」



 クリスも笑い堪えてやがんな



「………」



 まゆもに至っては顔真っ赤だ



「くっ……回復しちまったか、それならまたぶった切るまでよ!あ、お嬢さん達はもしアレだったら参加しないでも大丈夫ですよ」



 コイツ、女に甘い…というか女好きか?何にしても一度間を取れたのは大きい。

 真正面から素直に戦っては分が悪すぎる。だが



「んじゃ行くぜバスティーさんよ!」



 そう言ってみー弾を連発して距離を取る……ふり。地面にも放ちある狙いを仕込んどく



「ははは、そうだろそうだろ!我の間合いには入りたくないもんな、だがこの漆黒の鎧はその程度の魔力弾は通さんぞ。それに」



 強引に来そうだった瞬間、ある技を披露した



「アレはガトぴょんぞ!」



 割と初期の頃から練習してた技!知る人なら誰もが傘で真似たであろうみんな大好き突きを極限まで昇華させたあの技だ。

 しかしまゆもに技名を言ったところガトぴょんに改名され以降頑なにガトぴょんという技名にされてしまった。

 バスティーはコチラが間合いを詰めるなんて思っても居なかっただろうが甘い。

 意表を突けるし俺のアエテックスパワーを含めたこの技は本家ばりにワケ分からんレベルの突進力と威力を有しているのだ。

 それを持ち前の回転力で間髪入れず繰り返す、所謂攻撃が最大の防御を地で行く形だ



「くっ……小賢しいわ!とんでもない威力だがもう見切ったぞ」



 わざわざ忠告感謝、ということで



「きゃめはめはーー!!」



 ガトぴょんの構えからのきゃめはめはを食らわせてやった 。

 そして良い位置に来ました




「やるではないか、だが見せてやる!先程見せた技、死剣は防げ」


「結界解除」


「うわぁぁぁ!!?」



 さっき煉獄鳥が放って空いた穴に結界を仕掛けておき、みー弾で土を被せておいた落とし穴。

 見事落ちました



「バスティーさんの剣技は恐ろしいよね、うんうん。こればかりは認めざるえないよ。でも…大地そのものってそこから切っても開いたりはしないよね」



「ふ、ふざけやがって!!卑怯だぞ!!それだけの強さを持ってるなら正々堂々とやろうとは思わないのか!?」



「うわぁ、この男流石だよ〜。鬼畜外道って言われても仕方ないね」



 クリスめ、後でほぺみょーんしてやる!



「もしかしてもう勝ち確ですかね?なんと言いますか……」



 この2人はなんでそんな呆れてる感を出すんだろうか



「流石みーくんぼぅん」



 まゆもはご満悦そうだかそれはそれで何か複雑な気分。

 とっとと終わらせるか



「んじゃみーくん、行きます!」


「え?ちょっと待って?その…仮にも将軍たる我と決着付けようってのにこんな感じで終わらせるのはちょっとよろしくないと思うんだけど」



 何か言ってるが気にせず行こう。飛んたり無駄な抵抗できないように結界も張っては居るが思った以上に狭くフィットしちゃってるせいで上手く身動きも取れないようだ



「アエテックスパワー重ね掛けからの〜……天帝波ーー!!!」



「うぎゃゃゃーーー!!!!」



 からの



「みー光殺砲」




 新技、ねばのーる君をドリルっぽくして超速回転をかけて放つ大技。

 額に指を当てて貯めるように放つ必要性は全くないのだが初披露時位は格好つけさせて貰うぜ


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