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はじめての弟子は王子様?で 3


「お、お待ち下さい!そもそも今回のメインはライオウ討伐に関わった貴殿達に話を聞く事です。先程は我が国民達が無礼を働き失礼致しました。ほら、フィールもちゃんと謝罪を」



 たけし殿とかには言わないか。見た目通り根本的には弱気な王子様のようだ



「でもコイツレベル3らしいっすよ?流石にゴミ過ぎだろ」


「なんと?それはまことか?」


「まことですよ」


「ふむ……では本題の一つに依頼していたコボルト退治がありましたな。これは今の話から察する通り力を見せて貰いたいという口実です。

 これよりその場所に我々と共に同行して頂きたいのですがよろしいですか?みー殿も先程の事は一旦忘れて頂き同行して頂けると助かります。

 勿論その時点で依頼は達成としますので報酬に関しましてもご安心下さい。

 せっかくこちらに来たのでしたら相応の報酬がある方が良いでしょう」



「それは面白い、良かったな貧乏人。同行するだけで依頼達成だとよ。せっかくだから俺達の強さ見せてやるよ」



 報酬って確か300万とかだったよな……惜しいけど



「いや、いいよ。めんどいし俺は帰ろっかなぁ」


「そうだね、私達は遠慮して」


「待ってよみーさん!せっかくなんだから一緒にちょっとやってみよーぜ!必要ならそいつら黙らせるからさ」



 タイマ君が止めに来た。見るだけで分かるがかなり腕は立ちそうなので本気で黙らせる事も容易だろう



「んじゃせっかくのお客様の誘いなんで行きますか」


「仕方ないですね、私としてはもう不愉快なので帰りたいですが」


「………」



 どうしよ、まゆもの無言が一番怖い







 結局皆で行くことになりましたコボルト退治。まさかの王子様と付き人的なフィールさんとやらに王宮1の騎士というギルというゴツいおっさんも同伴した



「この先にコボルト達が巣食う洞窟があります。他にも多少居ますのでお気を付け下さい。

 ただ、正直お呼びになった皆様の経歴からすれば雑魚しか確認はされてないので問題無いとは思いますがくれぐれも安全第一に、危険でしたら遠慮なくお逃げ下さい。

 それに関しましてはこちらも後から難癖つけるような真似はしませんので」



 ダンジョンではなく洞窟か。ダンジョンの存在は聞いたことあるのでいつか行ってみたいと思ってるけど洞窟はちょっと嫌だなぁ…敵というより虫が嫌なのです



「この洞窟の中には人がいるとか宝箱があるとかあるのかぇ?」



 まゆもが俺に聞いてきたのでそのまま聞いてみた


「いえ、洞窟と言う程深いわけでもなくちょっと深い洞穴みたいなものです。わざわざ人も入りませんし何度かコボルトを殲滅してますが中には何もないですよ」



 みーサーチで確認してもそんな感じだ。コボルトがそれなりにいるのも確認できた



「みーサーチでもおおよそそのとおりだっ」


「ぐらびとぅーーん」



 ああ、やっちゃった



「な、なんだそりゃ!?」



 洞窟、崩壊しちゃいました。かなり鬱憤が溜まってたんでしょうね、無口な時点でヤバい気はしたんだよ



「お、お、おい!ふざけるなよ!いきなりこんなブチかますやつがあるか!いくらヤマト村の人間だからって……」



 何も言わずにじっと見てるまゆも…怖いです、やめてあげて



「と、とりあえずコボルト退治はこの辺で…流石ヤマト村の方。お嬢さんがヤマト村の方だったのですね。先程は」



 フィールとギルが顔を引き攣らせながらまゆもに話掛けてると別の魔物が複数やってきた。

 流石に音が激し過ぎたようだ



「俺達にまかせな!雷符」



 何それカッコいい!!コイツいちいち俺の琴線に触れるなぁ!札、符とでも言うのか?それを投げつけて魔力を込めたら雷が出て来て魔物を黒焦げにしたよ



「んじゃこれはどうかな風来」



 キリカさんは風魔法か、武器に纏わせててこちらもカッコいい。

 それにしても思ったより湧いてるな



「くっ、初めて見るぞ!コイツはかなり強いんじゃねーか?魔法頼む!」



「分かりました、たけし様から離れろ!ハイフリーズ」



 あっちは苦戦してるようだがあれ強い魔物なのか?



「よし、よくやった!トドメは俺の斬光剣で!とりゃぁ!」



 おお!?なんか光放ったよ!なんちゃらストラッシュっぽいけどアレ多分剣の力だな。

 勇者の専用装備とかか?



「へへ、どうだ!これが勇者様の力」


「たけし様、うしろ!!」


「へ?うぎゃぁぁ!!」



 なんと?あの魔物、死ぬ寸前に火を放ったが思った以上に火力が凄い。

 確か前にまゆもが言ってたな、死ぬ寸前に放たれる物はとんでもない力を秘めてることがままあるとかなんとか…とりあえず助けるか



「動くなよ、みーウォーター」


「うぎゃぁぁぁ!!もうダメだぁぁぁ!!!」



 馬鹿、何やってるんだアイツ?みーウォーターがかかる寸前のところで消えちまいやがった。

 あの光は多分転身の魔石だ、燃えて混乱して使ったのか?転身先に何とかしてくれるやつが居るといいが



「そ、そんな…たけし様が…」


「はぁ、多分助からないわね。あの転身の行き先って拠点の前だと思うけど…燃やされちゃったら困るから一応行きますか、ほらあなたも行くよ。もしかしたらまだ生きてるかもだし、アンタの魔法で消しておやりよ」



「そ、そんな…私の魔法だとあの火力はちょっと」



「大丈夫よ、多分威力も弱まってると思うし。それでは王子様、我々パーティ名、光の勇者は解散になると思いますので失礼します」



 そう、最近はちょっと忘れてたけど油断するとこの世界はすぐに死ねるレベルで危険だった。

 あんな感じ悪い奴だったが今のをバカに出来ないくらいにこの世界は厳しい。

 まだ魔物が集まって来てるのでここらで消し去るか



「お前等引いてろ、消し飛ばすぜ。きゃめはめはー」



 魔物達をまとめて消し飛ばしてやったと思ったら一匹空からこちらを見てたので飛んでいって仕留めてやった



「煉獄鳥が一発か、流石だな!予想以上だぜ」


「いやぁ、俺はタイマ君のその符の方がカッコいいし羨ましいよ。俺にも出来ぬかなぁ?」


「この格好良さが分かるか!?いいよ、後で教えるぜ!」



 やった!これが出来たらテンション上がるやも



「ちょ…ちょっと!何よその強さ!!そんなに強いならなんでたけし様がやられる前にやってくれなかったのよ!」



 何だこいつ等、まだ居たのか?



「いや、てかアイツ勝手に飛んでっちゃったじゃん。早く追ったほうがよくね?まだ助かるかもだろ」


「もう無理でしょ。それよりあなた凄いのね、良かったら私もパーティに加えて貰えます?そっちの白服さんよりは役立つかも知れませんよ」



「聞き捨てなりませんね!私より役立つと!?どう役立つかお見せして貰おうじゃないですか!」



 何やら女の戦いが始まった



「野蛮ですねぇ。いえいえ、誤解なさらないで下さいね。初対面なので分かりませんがきっとあなたのほうが魔力とかは優秀なのでしょう。そっちじゃなくて…ほら、やっぱりある程度スタイル良いほうが好きでしょ?それに私なら毎晩でもお相手しますわよ」



 そっちか!確かにそんな悪くないけど流石に仮にも仲間がああなったのにそんな感じでいられる人はちょっとキツイかな



「な、なんて事を!?それでも聖職者ですか?そりゃ恋愛は自由ですけどそんな体を簡単に差し出すなんて」



 確かに色仕掛けはどうかと思ったが… 普段から結婚をすぐ迫るメロニィ、君が言うか?と言わんばかりの視線を俺だけでなくクリスとまゆもも送っていた



「今の見て分かりましたが確かにライオウは倒してるんでしょうね。そんな優良物件にツバ付けない方がおかしいでしょ?どうです、あ!パーティに加えてくれなくても大丈夫ですよ。懇意にして頂ければ。私の実家はそこそこな名家ですので将来も安泰ですわ」




「ねぇ、早く戻ろうよ!たけし様が!」



「うるさいわねぇ、もう無理よ。てかあなたも素質無いんだからこれを期に冒険者辞めることを勧めますよ。ってこのまま行かないと流石に鬼畜ですからね、とりあえず拠点に戻りましょう。ではみーさん、また!」



 なんていうか



「なぁ、白服って皆ああなのか?」


「私を一緒にしないで下さいね!でも大体あんなもんですよ」



 なんとなく、不謹慎な言い方だがあの白服さんは多分とっととたけし殿とやらを亡き者にしたかったのだろう、すぐに戻らなかったのにはそういう理由もあるとなんとなく分かった。

 確かに普通に見ればあの転生者は見てて不快だしやってられなかったのだろう、一緒にいた魔法使いの事は白服からも見込みが無いと言われていた、付いてくるやつも相応なやつだったという事だ。

 それにしたってもう少し導いてやれって気もするが俺が何か言ってもどうにもならないだろうしな。

 白服さんがメロニィに代わって本当に良かった。なんて思ってると突然




「みーさん、いえみー様!!私を弟子にして下さい!!」



 王子がこんな事言ってきました



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