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イベントは来訪者からで 12


「いやぁ、かなり良い家じゃないですか」


「すげぇっす!魔王軍の将軍を倒すともなったら住む家もデカイんすね」



 今日は例の店の新店オープンで駆り出される日という事で家にはガントさんとティッツ君が迎えに来た。

 今日明日は店に居る事になるが下手すると泊まりになるのと、たまに店に顔出す時の理由をせいらさんの仕事の手伝いで知り合った人とどうこうするというふうに話にしてる訳だが、決して嘘を言ってるわけではないけどまゆもとクリスは俺の人間関係をだいたい知ってる事になるので俺が単独で出掛ける時はどうも何してるのか気にする節があるのだ。

 それをせいらさんに相談したらその気持ちは何となく分かるがそれなりに大きい事業になって来てる手前、ここでやってる内容がバレてヤマト村の女子に知れ渡りどうこうなるのはあまり良くないという事をせいらさんも前より気にしてくれるようになり、俺が不意に出る事に対してあまり疑問を持たぬよう先手を打つ形で、せいらさんの仕事の手伝いをする時の仲間の顔を通しておく作戦のお迎えだ。

 もう少し落ち着いたら食事会でもしようなんて考えている



「紹介するよ、せいらさんの仕事の手伝いでよく一緒にやってる方々だよ。2人はガントさんとは多分一度会ってると思うぜ」


「ご無沙汰してます。こちらの方は初めてですね、私はガントと申します。いつもみーさんにはお世話になっております」


「俺はティッツっていいます。よろしくお願いします」



「こちらこそウチのみーがいつもお世話になってます。仕事の手伝いでしたよね、こき使ってやって下さい」



 クリスめ、こき使ってとはやめてほしいもんだぜ。今度皆連れて御飯食べるって話を今のうちに通しとくか



「今度せいらさんや他の人も率いてご飯でもって話をした気がするからその時は改めてよろしく。んじゃ行ってくるね」


「いってら!みーくん迷惑かけちゃ駄目だからね」



 なんていうか見た目は相変わらず若干ガラ悪い感じは消えてはいないが、2人とも客商売が板に付いたのか人当たりが良くなって礼儀も良い感じなのでウチの3人も快く対応してくれた感じがする。 

 まゆもはかなりな人見知りだしクリスも実は結構な人見知りでメロニィは繋がりが薄かったり不透明だとスイッチが切り替わって凄くキリってなるのに全然大丈夫だった。

 せいらさん繋がりだからという方がデカいとは思うがどうあれこの顔合わせは成功と言えよう




「みーさん随分と可愛らしい女に囲まれて暮らしてるんすね、羨ましいっすわ〜」



 確かに皆可愛らしいがそう単純な話でもない



「冒険者で同じパーティーってなるとそう単純にもいかないからね。悪い気はしないけど手を出すとかそういう話にはならないもんだぜ」


 何より実年齢的な点でも尚更そんな事にはなり辛いものがあるのだ






 せいらさんが用意した転身の魔法陣的な物が書いてある場所へ来て2号店へ。  

 初めて見るがかなり大きく立派な建物だ。よくこんな所確保出来たな



「お、来たな!みーよ、どうた?2号店は」



「ビックリですわ、こんなデカい所よく見つけましたね」



「ふふ、上手い事やったのさ。今日は顔合わせも兼ねて全員集めてる訳だが初めての奴も居るだろう、挨拶してやってくれ」



 結構な人数を集めたんすね。あっちの店で研修的に来てる人が居たけど新顔も結構居ますな。    

 因みに今日は1号店は休みにしてありそっちからも全員呼んでいるとの事。とりあえずそれっぽく挨拶をしておいた



「「よろしくお願いします」」



 皆良い声出しだ。この辺は最初から教育されてるのだろう



「オープンまでまだ時間がある、とりあえず飯にでもするか。今日は出前を取ってあるから遠慮無く食ってくれ」



 流石せいらさん、用意がいい。今日は常連中の常連とその人達が直接口利きしたフットワークの軽い人しか来ない予定なのでハッキリ行ってこんな人数も必要無いし終われば店終いの気楽なもんの予定だから実質顔合わせがメインと言えるだろう。 

 とはいえ初期メン以外の人達はそこそこに緊張してるのか口数は少なめだったがこればかりは最初なので仕方が無い



 いよいよオープンとなると最初に前回と同じ6人の貴族達がやって来た。そこそこな大物達だという話だがエロに忠実すぎるだろ。

 前回同様お楽しみをした後、各部屋の紹介なんかしつつ上の広い部屋に案内した時、せいらさんや他のメンバーと離れたので新たな話をしてみる



「皆様、実はせいらさんには秘密なのですが新たなサービスを」


「のった!是非とも頼みまするぞ」



 まだ何も言ってないが…話が早くて助かるとしとこう


「ありがとうございます。実はヤマト村にてある技術者がおりまして、簡単に言うと自在に写真を撮る事の出来る者が居ます。

 なので顔情報がより繊細に、全身写真なら体型もある程度寄せられるというものです。

 ただ、その人…いなさんというのですがせいらさんが非常に苦手なようで関わり合いにならないようにかつ、渡りをつけられるようにという話で落ち着いたのですが、ここに彼の名刺があります。どうですか?」


「流石ヤマト村の猛者ですな!是非とも、是非ともお願いしたいです!」



満場一致でいなさんと繋がりを持ちたいとなった



「では私の方からそのように伝えておきます。いなさんからお会いに伺うかと思いますがその際のタイミングは」


「いつでも大丈夫です!仮にタイミングが合わずに不在となってたとしても失礼のない報酬をお渡ししますのでいつでも遠慮無くいらして下さい!」



 各人、家名と訪問先の住所を渡して来た。後はいなさんにこの話を通せば一仕事完了だ



「後ろめたい話ではないのですがいなさんは本当にせいらさんが苦手なようですので何分この話は内密という事でかつ、いなさん次第にはなりますが広めて頂けたら色々夢が広がるやも知れません」



「流石みー殿ですな。新店オープンにこのような土産話が、大丈夫です。分かっておりますから、せいら様だけでなくみー殿以外には秘密にしておきますぞ」


「なんでも複数体で遊べる広い部屋をという進言をしたのもみー殿とか。流石にございます」



 せいらさんめ、その話まで貴族達に言っていたか。

 このアイデアを出した時のせいらさんの表情が何とも言えない感じだったが途中で妄想が追いついたのか満更でも無い感じになっていたがまさか貴族達にまで言うとは




「さらなる飛躍しか見えませんな!この事業は!」




 貴族達全員の笑い声と共に降りてきた俺達。貴族達相手に上手い事やってるように見えてるのか従業員一同感心した風に俺を見てるが話してた内容はしょーもないので何とも言えない気持ちになる



「なんか上手い事盛り上がってたようだがなんか悪巧みでもしたのか?」



 せいらさんの嗅覚は流石だがここは誤魔化さなくては



「広い部屋のアイデアの事言ったのせいらさんっすよね?やめて下さいよ、恥ずかしいわ」



「何言ってやがる。ちゃんとお前が想像を超える変態だってアピールしてやったんだ、ありがたく思え」



 やめて下さい、新顔の中には女性もそこそこに居るんですから



「せいらさんがお気に召すかと思ったんですぅ」


「な、なんで私がお気に召すんだよ!テキトーな事ばっか言いやがって」


「でも多方向に引っ張るには複数体必要でしょ?」


「くっ……貴様というやつは本当にどうしようもないな!ど、どうしてくれようか!」



この女本当にどうしようもないな



「紳士たる俺を貶めた罰です」


「変態鬼畜ロリコン男が何言ってるんすかー?」


「上等だこのアマ!こんな初めて会う人の前であらぬ事ばっか言いやがって、今日こそ決着つけてやる!」


「ふん、やれるもんならやってみるんだなぁ!私は引っ張られたって屈したりはしない!」



 だから何故引っ張られる事が前提になるんだよ



「あ、あの…そろそろ次の方が来られるかと」



 そうだった、まだ営業中だし仕事中だった。ついせいらさんともいつものノリで絡んでしまった



「そ、そうだったな。それじゃ切り替えるぞ、変態お兄さん」



 このアマ…後でほぺみょーんにしてくれよう。






 この日は客もそこそこに19時には全てを終えたので全員で飲み会をする事になった。

 せっかくの機会という事で王都の大きめかつ良さ気な店での飲み会だ



「明日からじわじわと増えて来て来週から本格的に店が回りだす予定だ、皆期待してるぜ」



 せいらさんの御声がけに気合の入った返事が返って来て飲み会が始まった。

 元々荒くれ者集団だったのもあり飲み会ともなれば皆相応な飲みっぷり



「リンゴー国から呼び出されたんだろ?お土産期待してるぜ」


「御当地的な物を買ってきますよ。せいらさんも来ちゃえば良いのに」



 気分的にはせいらさんはリリィさん同様半分くらいウチのパーティーって感覚です



「どうしよっかなぁ〜、行っちゃおうかなぁ〜」



「姐御、流石に来週も放浪されると仕事が大変な事になりますよ。私達でやれる事はもう済ませてますので、残念ですが来週は諦めて下さい」



 どうやらこの子は秘書的な役割のようだ



「面倒くせぇなぁ、みーが私を置いて旅行とかズリィじゃねーかよぉ〜」


 

 だいぶ酔ってるのか?あまり露骨にくっつかれるのを見られるのはなんか良くない気がするのです


「姐御とみーさんってそんな関係だったんすか?」


「仲良いとは思ってましたが」


「へへ、みーさんお似合いですぜ」


「馬鹿野郎!誰がこんな変態鬼畜ロリコン変態とそんな仲だ」



 変態が2つも入ってるぜ、それにしてもちょっと酔うの早過ぎないか?



「あーー!?姐御、そのお酒は…」



 どうやらかなりキツい酒を飲んでしまってたようだ



「なんか濃いなぁとは思ったんだよ。コラみー!せいら様がそんな間違いしないようにちゃんと見張っとけってんだよぉ〜」



 手加減無しのバシバシが痛いけど我慢。酔いが覚めた後にやり返してやる



「せいら様、このままじゃ潰れちゃうからとりあえず水でもね?」


「おう〜、んじゃみーがコレ飲め」



 うわっ!?これマジでキツいわ、よくこんなの平然と飲んでたな



「ちょっと待て、俺弱いからこの辺で止めないとゲロまみれになるぜ」



 かなり回ってきたのでちょっと避難しておいた。駄目だ、頭がぐるぐるする。

 酒でここまでになるのは生前込で15年ぶりくらいか?結果吐くだけになって辛いからここでちょっと休んどくか



「一応無理に酒は勧めてはならないという決まり事があるので遠慮無く休んでて下さい」



「ほらみー!私の酒が残ってるぞ!」



「じょ、冗談な筈なのでお気になさらず」



 早めに退避したので潰れるのは何とか回避出来たが戻るとせいらさんに捕まりせいらさんの世話係みたくなってしまった





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