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イベントは来訪者からで 8

 

「じゃあ私は今日は帰っておきますね、あんまり泊まっちゃうと甘えてしまいそうで」



 良いんですぞ、リリィさんなら大歓迎!むしろ住み着いて下さい。俺の部屋に



「私も帰っとくとするかな。あんまり泊まってると住み着いちゃいそうになるからな」


「お二人共住み着いちゃえば良いと思うの。俺の部屋で」



 皆から攻撃を喰らった。あくまで言っとかないとという事で言った訳であって決して本心では……いや本心です



「慈悲まゆもになるなのでぇす!ユメカイジョもぐら」


 まゆもが何やら魔法を放つと4人の中にもぐらさんが入って行った



「まゆも、これはなんだ?」


「ユメもぐらの解除ぴょ!確率は70%なのじゃよ」


 どうやらまゆも許しが出た様だ


「流石まゆもさん!優しさを見せてくれたんだね」


 皆喜んでるようだがまゆもが制止した


「あくまで70%にょ。これに漏れし者は悪夢を見るで、アロー」


 どうやら軽減ではなく解除の確率の様だ


「な、なるほどな。まあ私は運の良い方だから大丈夫な筈だぜ!」


「わ、私は心配ですけど…慈悲を頂きありがとうございます」


「私は…あまり運が良いタイプでは無い気がするので不安ですが実害が無いのであれば良しとしましょうか。やはり勝手に眠らせるという行為はよろしくないですからね」



 常識的に言ってるメロニィだがそれなら会話の録音もやめて欲しいものだ。

 元いた世界でも厳密には違法では無いがいい事とは言い難い行為だし


「私は運が良い筈だから大丈夫だと信じとくよ!」



 クリス様ごめん、それフラグ立ってきてますよ。だいたいクリスは運が良いって訳では無い気がするし





 2人を見送ってひと通り済ませてから今日は各々部屋に戻った。祭りの時とは違い今回はなんていうか余韻に浸ってる感じ。 

 それに俺もそうだが皆何処となく眠そうだったのは恐らく昨日の夜、俺とまゆもを眠らせた後も他の皆は夜更かししてたのたろう。

 俺とまゆもも無理矢理眠らされたせいなのかなんというか結構寝たはずなのに普通に眠いです。 

 なので大人しく寝るとします












 夜中、急に起こされました





「みーくん!?みーくんいる!?居た!良かった、良かったよぅ〜」



 いきなり起こしてきたのはクリスだ。いったいどうしたのか?まさか魔物が?



「んん~……どうしたクリス?何かあったのか?」



 夜中、ベットの上でかなり近い距離に居る男女って構図です。

 ただ、凄い必死な感じなので変な気は起きる感じではない



「はぁ~、ごめん。ちょっと一呼吸置かせて」



 慌ててる様子が無くなった事から見ると緊急事態とかではなさそうと見ていいか?



「水でも飲む?」


「そうだね、むしろ一杯付き合ってよ」



 こんな寝起きのタイミングで飲むの?そこまでアル中では無かったと思うが本当に何があったのか?さっき体が触れてた時にわかったが汗も凄い、これはちょっと付き合ってやるか





「それで、クリス様はこんな夜中にどうされたのかな?」



 皆はまだ寝静まってる所を見ると俺の所にだけ来たと思われる。

 時間は意外にもそんな経って無いので出来れば明るくなる前に寝たい所だ



「多分まゆもちゃんの魔法だったんだろうね。悪夢を見せられてたって事になるんだろうけどそれが凄く生々しくて」


「どんな内容だったのさ?」


「ある日みーくんが居なくなってて、それがどうやら国の者に捕らえられてて酷い拷問を受けてボロボロにされた状態で魔物退治に行かされるって夢だったんだよ。私じゃどうしようもなくて結局みーくん殺されて、って言うのを何回も繰り返す夢だったんだよ」



 なんでも最初は何処か夢なんだって自覚もあったらしいがあまりに生々しい事と何回繰り返しても最初に俺の部屋に来たときから俺は不在で以後接触する事も叶わず殺されるっていう形だったらしく、繰り返してく内に現実が何なのかすらもよく分からない状態になってたとかだそうだ。

 あの汗の感じとか必死な形相から察するに本当にヤバい悪夢を見せられてたって事は分かる



「その様子から何となくとんでもない悪夢を見せられてたってのは分かるから…そうだな、まゆも魔法の効果はもう切れたって仮定するとしてとりあえず付き合うから落ち着こうぜ」



 なんか震えてるから手をそれとなく握って落ち着かせようとしたら離さないんだもん。

 すぐセクハラ言ってくるクリスが何も言ってこないって事は余程なんだろう



「うん、ありがとう。ごめんね、こんな真夜中に。でも良かったよ、夢で。夢で…いいんだよね?」


 そこまで不安にさせられる程か


「気にしなさんな。それに夢だから大丈夫だよ。俺達は今日花火大会行って帰って来た。クリスも記憶あるだろ?」


「うん、花火大会行ったよ。でもあまりにも生々しかったからさ」


「まさか正夢とか言わないでね。やだよ、拷問なんてされたくないし殺されるのもごめんだね」



 正夢とか予知夢の類はやめて欲しい



「片目潰されてるわ、腕ボロボロにされてるわ、どうやったかは分からないけど魔法を使えなくさせられててみーくんボロボロの状態で強大な魔物に挑まされてたんだよ。多分私達が人質とかになってたんだと思う」



「やめて、怖い!もうこの話おしまい!……一応お互いそうならんよう気を付けるって事で。それより楽しい話でもして落ち着こうぜ」



 さて、自分で言っておいてなんだが楽しい話ってなんだろう?とりあえず今日の話でもしようか

 


「そういえばあの2人と立ち合いしたんだよね、どうだった?」


「かなり強かったよ、必殺技無しだと勝てる気がしなかったもん。でもみーくんの言いたい事はなんか分かったよ、確かにセンスも技術も高かったから参考になったね」


「それは良かった。参考になるなら定期的に見てもらうのもアリだと思うぜ。彼等もああいうの好きだろうから喜んで力を貸してくれるだろうよ」



 あの2人がクリスと立ち会う時ってどんななのか気になるな



「うーん、でも私はアレかな。他にもっと参考になるというか私にしっくり来る戦い方する人が居るから大丈夫な気もするよ。たまに立ち会ってみるのは悪くないけどね」



 他に参考になる人?ヨウさんはまだクリスに何も教えちゃいないからリリィさんか。

 確かに最近はちょくちょく一緒に修行してるし気持ちはよく分かる



「てことはアレかい?仕込み杖的な物を装備するのかな…悪くないね」


「仕込み杖はちょっと…カッコいいけど私杖使わないし長物は最早苦手だよ」



 そうなのか、いずれにせよ参考になったなら良かった。他に楽しい話っと…そうだ



「そういやクリスって獣人に知り合いとか居たりする?」


「獣人?居ないよ、見た事はある位なもんだね。それがどうしたのさ?」



 これ話して良いのかな?よく考えたらトウ君のおかしな所を話すみたいで駄目な気がして来た



「あ、いや、なんでもないんだ。気にしないで」


「気になるぅ!まさかみーくん獣人の女の子狙ってるんじゃないだろうね?」



 俺じゃないんだけど……って何故獣人って聞いただけで女に結び付けるんだよ



「違うわ!ちょっと獣人がどうこうって言ってる友人が居たってだけの話さ。それに俺の居た世界には獣人やエルフなんて創作でしか居なかったからちょっと興味深かったのよ」




「ふぅーん…キミってば本当アレだね。どーせ胸が大きいネコ耳のミニスカートの獣人さんとかご所望なんだろ?」



 コイツ、トウ君と似たような事を。それとも人の心が読めるのか?



「何処ぞのエロ丸出しの男と同じ事言ってるぜ、クリスもむっつりだったか」


「ば、バカ!何言ってるのさ!私は清らかな心の持ち主だからそんな事は考えないんですぅ。キミみたいな汚れたエロ丸出しのセクハラ男とは違うんだからね」



 酷い言いようだ



「誰が汚れたエロセクハラ男だ。んじゃ俺は部屋に戻る」


「ま、待ってよ〜、悪かったからもう少し付き合ってよぅ」



 どうやらまだ怖さは抜けてないようだ



「しょうがないなぁ、それじゃあクリスが今迄行った場所で良かった所教えてよ」



 結局明るくなる位までくっちゃべっていた俺達は睡魔の限界が来たのでクリスも勇気を出して寝てみると言って寝たが結果としては無事悪夢の魔法の効果は消えてくれたようだ。

 だが別の問題が朝起こった



「みーさん起きて下さい!ちょっと大変です」



 明け方迄起きてて辛いところではあるがちょっと大変というワードが気になるので頑張って起きる事にした



「うわっ!?デケェな」



 なんと、家を出ると屋根にデカイ鳥が止まっていた。ジーッとこちらを見てくるが何してくる訳でも無さそうな気配。

 デカいけどなんか可愛いと思う動物好きの俺



「多分ロックバードですね。魔物では無いのですが…確かおとなしい動物ではありますけど小動物も狩ったりするので、間近で見るこの大きさから察するに小さい子供には危険かも知れないですね。

 ただなんでこんな所に居るのでしょう?もっと山奥と言いますか岩山とか高度の高い所に居るとか図鑑には書いてあったと思いますが」



 メロニィは博識だな。本格的にメロニィ先生ってアダ名にするのもアリか



「ロックバード、かっこいいぼぅん!」



 まゆもさんはお気にめしたようだ。因みにクリスはまだ寝てるっぽい。なんて話していると飛んで行った。なんだったのだろう



「おはよ〜。朝まゆもちゃんに起こされたと思ったけど何かあったのかな?」


「リーダーさんよ、みーまかせでって言って眠り続けたとは聞き捨てならないぜ」


「うっ…仕方ないじゃんかよぉ〜ろくに寝れなかったんだから」



 ここで皆にも悪夢の話をしたらまゆも自身、そういう夢を見るものだとは知らなかったらしく万が一正夢の類だった場合に備えサミットに至った



「では具体的策は置いといてこのような自体が起きた場合、敵が国側の場合は私はあえて組織側の方に潜り込むという二重スパイ作戦という事でよろしいですね」



 メロニィがちょっと楽しそうに言っていた。メロニィそういうの好きそうだしな



「私達の味方って証明として本当はそんなの決めてないけどパーティー名はぬりぽっちゃんって事にすれば私達も分かりやすいよね」


「ぬりぽっちゃん、みーくんがその場限りで生んだ言葉が役立つぞい」



 その場限りって分かっちゃうんすね



「二重スパイをしてる時、私がなるべくぬりぽっちゃんという単語を使えば私と接触出来なくても裏切ったりはして無いというサインに出来そうですからね。

 最初の1回しか使えないとは思いますがそもそも私が裏切るなんてありえませんからご安心ください。仮に家族が人質にってなったとしても上手く立ち回りますよ、なんと言っても二重スパイですからね」



 メロニィがドヤ顔でそう言った。実は年齢10歳くらいサバ読んでるんじゃないのだろうか?


 そんなサミットをしつつ、特に予定も無い俺達はダラダラしながら過ごしました



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