イベントは来訪者からで 5
「ささ、まゆも様。荷物お持ちしますよぉ〜」
「まゆも様、アチラに美味しそうな出店がありますがいかがでしょうか?」
ヤマト村へやって来た俺達、花火を見る良い場所へ向かってる途中な訳だがクリスとメロニィはまゆものご機嫌取りをして何とか魔法の解除を願い出ている
「くっ、こうなったら仕方ない。おいまゆも、お前が気に入っていたあのツルふわしたぬいぐるみをくれてやるからここらで許してやってはくれないか?」
ピクっと反応したまゆも、もう一押しって所か?
「まゆもさん、よろしかったらその…私の家にある白くてもこもこしたなんだか分からない物でよろしければ差し上げますのでお許し頂けないでしょうかね?」
目をキラキラさせだしたまゆも。なんだか分からない物ってなんだよ
「うーにゅ……仕方ないぽんね。それにゃらもう一人の被害者たるみーくぅんの許可を得たら助かる可能性が70%ぞ」
なんだか分からない物で落とせたまゆも。この子は本当に読めんね、って俺の許可に変わったか
「みー様みー様、なんていうかお強くてなんとなく良い感じのみー様に今度特別に私と腕を組んで歩いてあげるよ、どうだい?」
クリスは……却下で
「みー様、今度のよろしければその…私の部屋限定ではありますがみー様の好きなコスプレをしますのでどうでしょう?あ、裸とかそういうのは止めてくださいね。えっと、嫌とかでは勿論無いのですが段階というものがあると思いますので」
うん、悪く無い!むしろ良い!でもなんていうかちょっと弱いというか…かと言って強く来られたらそれはそれで面倒事になりかねないし難しい所ですな
「ふっ、お前等まだみーさんの事分かってねーな。この変態お兄さんはそのくらいではなびかないんだよ。おいみーさんよ、こうなったら仕方ないとは言え…私が特別におふとぅんとやらになってやるからどうだ?」
せいらさんおふとぅんだとぅ!!?
せいらさんおふとぅんだとぅ!!?
だが落ち着け、それは実質一線を超えるのと同義であり簡単には決められない。というかこの程度の事でそれはリスクが高い気がするの
「み、みー様!よ、よよ、よろしかったら今度膝枕するのでどうでしょう!?」
「はいリリィさん1抜けぴ!リリィさんの膝枕最高だぜ!!うっきょーーーー!!」
「ちょっと待て!!確かにリリィ様の膝枕は最高だ、変わってくれ!!じゃなくて、誰がどう見ても明らかに私の提案が一番体張ってるし凄いだろうが!?」
「馬鹿、そんなの実際やった日には周りの目がヤバいし、後で俺が色々言われるのが目に見えてるじゃないか!お前の提案が一番ダメダメだね!」
「ぐぬぬ……」
「そんな駄目な提案した罰として、俺のおふとぅん兼テーブルになって貰うべく部屋に持って帰ろうかしら」
「な!?コチラの提案では駄目なくせにば、罰としてやら、やらされるの…か?」
あ、せいらさんがスイッチ入りそうですね
「みーくんも悪夢見るかえ?」
まゆもさんが怖いです
「じょ、冗談でぇ〜す」
「みーは会うたびにどうしょうもなくなってくのは気のせいかな?」
しまった、かえでさん達に見られてしまった
「ち、違うんだ!これには深い理由が…」
「ほら、どうするのゆっこ?このままだとみーが誰かと一線超えちゃうよ?」
「べ、別に私がどうこうする話じゃないでしょ!」
まゆもと一緒に寝て寝かされてなんて説明は出来ないのでどうするかと悩んでいたらせいらさんが上手い事話してくれた。
せいらさんおふとぅん…頼んだらやってくれるかな?
「もうこうなったらかえでさんの部屋で暮らすしかないと思うの」
「はぁ!!?い、いきなり何言い出すんだよぉ!?」
「だって、事あるごとにセクハラ魔王扱いされるならいっその事かえでさんの部屋で暮らして如何にボクが紳士かって分からせてやる必要があると思うの」
「何を馬鹿な事言って……ってアレ?みー?どうした?なんか停止してない?」
「かえでさん達の浴衣だぁぁぁ!!?」
「反応遅っ!?いや、ゆっこやかえでさんの浴衣で脳の回路がショートしちゃってたんだな。単純な脳してるなぁ〜」
かりんさんが何か失礼な事を言ってるのは置いといて、かえでさんの浴衣姿やべぇ!うなじがもう素敵すぎるし髪型変えたのがまた何とも似合いすぎておる、それにゆっこさんも良い感じ
「そ、そんなジロジロと舐め回すように見るなよぉ!」
かえでさん一行をぐるぐる回りながら見まくる俺、他の皆からゴミを見る目で見られてるけど気にしたら負けだ…って思ったらせいらさんに引っ張られてしまった。前から思ったけどこの人凄いパワーしてるよな
「さて、このゴミ何処に捨ててやろうか」
「川に投げればいいと思いますよ」
リリィさんまで酷い
「なんだみー?お仕置きされてんのか?」
トウ君達がやって来た。
「これは極めて高度な科学の実験中なのだよ」
「なら、川に落ちたら証明は完了だな」
なんか本気で投げ落とされそう
「すいません、ちょっとバグってました」
素直に謝っておいた
「全く、お前ってヤツは本当どうしょうもないな。常に盛ってる猿みたいなもんじゃねーか」
「失礼な!前も言いましたけど皆がセクハラ男扱いするからだんだん俺もそんなキャラになって来ちゃってるんだよ。それよりせいら様もはよう浴衣に着替えてく来るのでぇす」
せいらさんの浴衣は実家にあるのでまだ着替えていないのだ
「ちょうど良かった、てと達がみーを呼んでたから行ってやってくれないか?」
てと君達が?達が誰なのかは置いといてなんの用だろうか?
「その集まりならちょっと関係してるから私も行くよ」
「なにぃ!?遂にゆっこのほうからみーに歩み寄り出した!?」
「違うから!そういうんじゃないよ」
ゆっこさんも関係してるのか?いよいよもって分からん…けど俺もこの人達の詳しい人間関係を熟知してる訳じゃないからなぁ
「そういう事なら分かったよ。んじゃ行こうか…ってそうだ、ちょうど頼みたい事があったんだよ」
「なんだ?改まって」
「俺達パーティーの事なんだけど、たまに俺達って魔法無しの立ち会いの修業をするんだけどさ、良かったら今日とは言わないけど機会があったら1回やってみてくれないかと思ってさ、主にクリスに」
「えぇ!?私?いきなりどういうつもりさ?」
「いやぁ、かなり参考になるかと思ってね」
ドン君は言うまでも無くシン君はちょっと特殊だから置いとくとして、トウ君やレン君と立ち合うのは物凄い経験値になる気がするんだよね
「それは面白そうだな、いいぜ!リーダーさんのお手並み拝見と行こうか」
「ちょ、ちょっと、流石にヤマト村の戦士と戦うのは無理があるよぉ〜」
「何も勝てとかそういう話じゃないから気楽にでいいのよ。ハッキリ言って彼等は俺より才覚は上だからかなり勉強になると思うんだよね」
「うーん…みーくんがそう言うなら分かったよ。今からでもいいよ」
いや、流石に浴衣で戦うのは厳しいのではなかろうか
「浴衣だと厳しいと思うから今度暇な時でいいんじゃないかい?」
「「え?」」
え?俺何か変な事言った?
「みーさん、もしかしてこの紐の使い方知らないのですか?」
メロニィに言われて内側にある紐の事を初めて知った。引っ張ってみると確かに手足の部分が締まってかなり動きやすくなった。
そういう説明はしておいて欲しいもんだ
「みー知らなかったの?みーの居た世界にあったって言ってたから知ってると思ったよ」
流石ヤマト村とでも言っておくべきか、実践的なんすね。確かに太ももの部分に布が巻かれる形になるのは日本と違うなぁとは思ってたんだよ。
因みに下駄の方にも細工があって動きやすくなるのだ。これは流石に言われるまでもなく気付いてたけど
「それじゃさっそくやってみますか、あっちにちょうど良さ気な所があるので。リーダーさん、お手柔らかに頼みますよ」
「こちらこそよろしくお願いします」
「んじゃ俺達はちょっと行ってくるね」
「みーくん、オイタは駄目なんだからね!」
ふと思ったけどオイタって略されてる訳だが現地語だとどんな言葉なんだろう?死語かは分からないけどあまり使われる単語じゃない気がするからちょっと気になります




