イベントは来訪者からで 2
「まゆもくらーっしゅ!!」
まゆもさんは魔法が使えない間は基本距離を取るようにしてる訳だが近接の戦いが意外と好きだったりする。先が鉄製の杖で容赦無く叩いて来るのだ。
ヤマト村の者だけあり体術にも精通してるので実は下手な戦士より強いかも知れないまである。
ヤマト村の人は基本目が良い、なので隙をついたり相手の狙いを挫いたりなんかの戦闘センスが抜群なのだ。
とりあえず服を引っ張って体勢を崩させつつ地面に倒してあげた
「相変わらずまゆもは意外と強いな。魔法無しでどれくらいの魔物を倒せるのか気になる所だぜ」
「確かに気になるね。私も必殺技無しじゃまゆもちゃんには勝てないからなぁ」
「夜の騎士は片手で倒せるぼぅん」
夜の騎士って見た事無いけど逞しい限りです。俺、結果的にそれなりには強くなれたけどもし強くなれて無かったらまゆもは普通に相手してくれなくなってたのだろうか?それはなんか嫌だな
「お次は私ですね、行きますよ!」
メロニィはせいらさんに言われたので早速弓を装備してるが今回の修業はたまにやる近接での魔法無しの戦いなのでメロニィも杖による攻撃だ。
ロッドと言ってるが違いはなんだろう?メロニィは自分で言うだけあり本当に戦闘は向いてないというよりは、真っ向から近接戦をする気がない
「そんなものかなぁ?」
「これならどうです?」
隠し持ってたナイフ、刃は出してないがそちらで斬り掛かって来たので予め握ってた砂を投げつけて後ろを取る
「その何が飛び出して来るか分からない攻めは良いね」
「それを言うならみーさんですよ。みーさんって搦め手が上手いですね」
頭の良し悪しは別として俺は頭脳プレーが好きだったりするのだ
「ふっふっふ、真打ち登場!今日こそ決着をつけてやるんだからね」
そんな事言ってるがいつも悔しがってるクリスしか見ないからなぁ。果たして今回はどうか?
「リーダーの強い所見せてもらおうかねぇ」
「私が勝ったらここから先1ヶ月は私の晩御飯の当番交換ね」
「んじゃ俺がかったら」
「いくよ!」
コイツ、俺が条件を言う前にかかってきやがった。これでもかくらいの敗北を見せてやる
「人が条件を言う前に一方的に攻めて来るとは許せん、覚悟しろよ〜」
とは言うもののクリスはクリスで自身の弱点を補う為に頑張って来ただけあり必殺技無しの近接でもなんか強くなってる。
すばしっこさに重きを置くようになった感じが功を奏してるのかかなり厄介になってるな
「魔力無しならみーくんとて恐るるに足らずだよ」
だが俺も結構すばしっこいのだよ
「果たして俺の速さを撒けるのかなぁ」
前は簡単に捉えられたけど今回はクリスもよく躱す。そんでもって攻撃もして来るからかなり強くなってる証拠
「みーくん対策はバッチリさ、いくよ!」
なんと?ダガーを投げて来た。だが避けてしまえば
「隙あり!!」
もう一本あったか!?何とか躱すがどんどん攻めて来るので顔が近づく形になった時を見計らい
「わっ!!!」
大声を耳付近で出してあげた
「いっ!?」
怯んだ隙を逃さず後ろを取った
「さてと、俺が勝ったらどうしてくれようかねぇ〜」
目を瞑って両手を挙げてほぺを差し出すいつもの降参のポーズをしてきたのでほぺみにょーんでお仕置きしてやった所でお昼休憩
「今日も暑いねぇ、でも風があるからまだマシだね」
「俺の可愛い可愛いみーくん弁当箱さんの出番だぜ」
今では御馴染み俺の弁当箱さんだ
「みー箱活躍ぼぅぅん。サンドウィッチさんたぺるやでぇぇ」
「元は私の家にあったやつなんだけどね。こっちの弁当箱は私の選んだのだからクリス様弁当箱とも言えるね」
「こっちの方が先輩なんだからちゃんと敬うように」
「何言ってるのさ、リーダーの私が選んだ方が格式は上なんだい!それに見てご覧よ。このぬん具合、こっちの方が可愛いだろ」
「分かってねーな、クリスは。こっちの慎ましい感じのぬんの方が返って可愛いんだよ」
なんて不毛な言い争いをしているのを脇目にまゆもとメロニィが容赦無くハム入りを食べて行く。イカン、俺もハム入り食べたい
お弁当を食べ木陰で横になってたら気付くと眠ってまっていた訳だが、そんな気持ち良い昼寝を無理矢理起こされる事態が起きた
「みーさん起きてください!クリスも、緊急事態です!」
どうやらクリスも寝てたらしい。それにしても緊急事態とは…あら?まゆもさんが顔面蒼白になっとる
「ご、ごめぼん」
メロニィと川のところへ行きぐらびとぅーんをやったらなんか色々アカン事になったらしい。このままだと水害になるっぽいな
「ど、どうしましょう!?このままではどんどん川の水がこっちの方に来て思わぬ水害が引き起こされてしまうかもです」
うわぁ~……どうしてこうなった?下手すりゃ新しい川が出来ちまうぜ。
落ち着け、こういう時はまず冷静に
「ど、どど、どうしよう?と、とりあえず落ち着こうか!まゆもちゃんも落ち込まないでね。何か……あ!?みーくん、あの岩とか持って来てこれ埋めれないかな?」
なんか軽く無茶振りされてる気もするけど、確かに持ち上げられるなら悪くない
近くで見るとかなりデカい岩というか岩山か、アエテックスパワーマックスでやれば持ち上げられるものなのか?
「アエテックスパワー全開!!」
大自然をナメてました。岩山重すぎ、ビクともせん。持ち上がる気がしないです。なんというか大自然さん、ナメてごめんなさい。
だがお陰で新たな手を思いついた私が居るよ。
という事でこいつを砕いてあの凹んでしまった場所を埋めようと思います
「帝王破撃拳!」
ただのパンチです。何の捻りも加えてないです。ただ語呂が良いから今度何か特別製にしてみよう。
砕く事は出来たので何往復かして埋める事にしようと思うが問題は川を渡ってるのでコイツを向こうまで持ってかなくてはいけない。
持って飛べるか?と試したが無理だったのでまずは向こう岸に投げるか飛ばすかする事にした
「ちょっとこいつ等そっちにやるから離れててくれー」
投げるのも無理がありそうなので持ち上げつつ天帝波で飛ばす。地道に繰り返し一番の大物に挑戦、何とか飛ばしたが皆は大丈夫だろうか?
「そっちは大丈夫かー?」
「大丈夫だよー!何か手伝う事あるー?」
持ち上げてくれとも言えないのでここからは地道に持ち上げて埋めてやった。
ちょっと足りなかった気がするので追加で岩を持って来て何とか事なき得た、と思う
「リーダーの見事な作戦で上手くいったのだよ。みーくんからのご褒美に期待してるよ」
よーし、ご褒美はほぺみにょーん10分にしとこう
「ごめんなさいぽん」
イカン、まゆもが落ち込んでしまってる。今回は運が悪かっただけな気がするからここはちゃんと立ち直らせねば
「今回はたまたま運が悪かっただけだよ。それにまゆもが強くなったからだろ?まゆもはこれから前例のないすんごい魔法使いになる訳だからこういうリスクはついて回るもんさ。
だからこんな事になったとしてもまゆも魔法の研鑽を止めてはならぬのじゃ」
「ぴにゅぅ〜」
「そうだよ!今回のでまゆもの強さが上がってるから次回からもっと場所に気を付けるようにするって事が分かったんだからそれで良しとしようよ。川だってみーくんが何とかしたし何かあってもきっとみーくんが何とかしてくれるからね」
コイツ俺に丸投げしやがって
「そうですよ。これから我々は魔王を討伐するパーティーになる訳ですから、それを考えたらこの位の損害は安いものとしましょう」
「ぴぴょ?」
「でも岩動かすの疲れたから、お仕置きほぺまゆも開始」
お仕置きほぺをみにょーんをしてやった
「にゅぅぅぁ〜」
「さあ、無抵抗まゆもの内に君達はまゆもくすぐりをするのだ!」
「「了解!」」
「ご、ごめぼぉ〜〜ん!やめてなのでぇぇす!」
まゆもお仕置きは終了という事で
「んじゃまゆもくぅん、あの岩で埋めた箇所が本当に大丈夫そうか水龍さんで確認してみてよ」
「ぴぴょ?」
「思いっきりやっちゃってね」
ちょっと畏まっちゃってる感じの水龍さんが出て来てこちらに来てぐるっと回ってから埋めた所に体当たりしたがどうやら大丈夫そうだった。
それにしてもやっぱまゆもの魔法って自立してるのではなかろうか?




