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イベントは来訪者からで 1

 

 明後日はヤマト村の花火大会という事で明日せいらさんとリリィさんが泊まりに来る事になった。

 このまま住み着いてしまっても俺としては全然オッケーだなんて思っていると誰か来訪者だ、ドアを強めに叩いて来るが誰だろう?



「クリスぅぅぅ、私を養ってよぅぅ!」



 ルシアさんが来た



「ルシア!?さてはまた家で喧嘩したな」




 ルシアさんの家は色々作ってる自営業らしくルシアさんも手伝ってるようだが色々あるのだろう、クリスの対応からしていつもの事っぽいし。

 一通り自己紹介を終えつつお菓子とお茶を出すと



「私、ここの家の子になる!クリスママにみーパパで行く!」


「聞き捨てなりませんね、みーさんと婚約してる私を差し置いて」



 メロニィが食い付いてきた。スルーしてあげて下さい



「ええぇ!?みーさん婚約してたのぉ!?なんやかんやとクリスといい感じだと思ったのにぃ。それじゃあメロニィさんがママでみーさんパパで私を養ってね!」


「そ、それならその…まあ、最低限は働いてくれれば私としましては」


「何鵜呑みにしてんだ?ルシアさんも自分より年下の俺に養われてどうするんすか」


「ぷっ、年下だって」



 クリスめ、余計なチャチャ入れやがって



「でもメロニィさん凄く幼いですねぇ、私より子供っぽく見える人初めて会ったかも」



 確かにルシアさんもかなり幼く見える



「長い目で見れば我々のような見た目が幼い方が有利になる時代が来ますからむしろ良い事とは思いますが…ルシアさんから見てまゆもはどうですか?」



「物凄い美人ですね!立派なモノもお持ちで…これで14歳だなんて、しかも仮に30年経ったとしてもその美貌が失われる事はないだろうと思わせる力強さを感じますよ」



「そ、そんなに見ないでなのでぇぇぇす」



 変顔ばっかするしキャラが濃いので忘れそうになるが確かにまゆもは美人だ



「ねえ、みーさんってもう誰かとあんな事やこんな事したの?」



 何言い出すんだこの子?クリスが吹き出したではないか



「ちょ、ちょっとルシア!何聞いてるのさ?私達は冒険者パーティーなんだからそういうのじゃないんだよ」


「えぇ~?でもこんな美人に可愛い子に、クリスと一つ屋根の下で暮らしてて何にもないって…まさかみーさん男好き?」



「んなワケあるか!バッチリ女好きですぅ!ただ、俺くらいの紳士になるとちゃんとその辺の分別が出来るんですぅぅ!」



「よく言うよ、セクハラ大魔王のくせに。この男はグラマーなお姉さん達に平気でセクハラしたりそうでなくてもセクハラしたりこの前なんかエルフさんにまで」


「お前ちょっとこっち来い!ひん剥いてやる!いつ俺がそんなセクハラした!?言い掛かりもいいとこだぜ!」


「この前なんて人に布団になれとか家具になれとか言い出したんだよ」


「ちょっと待て!落ち着け、あれはあんまりにもお前等が人をセクハラ扱いするからであって」



 イカン、こうやってどんどんセクハラ扱いが広まっていくんだ。なんとしてでも止めなくては



「みーさんってエロ丸出しだったんすね〜。あ、私はちゃんと責任取ってくれてかつ養って楽させてくれるなら色々許容しますよ?こう見えて尽くすタイプかも知れないので」



「ルシアはそんな事ばっかり言って、それよりどーせまたグダグダになるんだから早い所帰ったほうがいいよ」



「今回は本気の本気で出て来たんだからね。明日から本気出すって言ってるのに今日を問いて来るなんて人の話聞いてないのが許せないんだよ」



 物凄いダメ人間の主張を堂々と言ってる所が凄い


「ルシアはちゃんとペースとか合えば普通に働けるしやれる子なんだから少しくらい大目に見ないとだよ」



「だって、私からやる分には全然時間とかも気にならないけど、言われてやると10分だって苦痛なんだよね〜。ノルマはこなしてるんだから文句言わないで欲しいのよ」



 どうやらやれば出来る子ではあるようだ



「よし、んじゃルシアさんは明日頑張るの会会長って事で行こうか、余程シャレにならないタイミングで出て来たとかじゃない限りにはなるが。

 なので今日はもう休暇って事で自由に過ごせばいいと思います。会長だからちゃんと明日から頑張る事によってこの会が決して悪い物ではないと証明してあげて下さい」



 どーせ戻って素直に働くなんてバツが悪い事はしないのだから今日はもう開き直ればいいと勝手に思いました



「ほえぇ〜、アレだね。みーさん話が分かるタイプの人だったんだね。流石クリスがツバつけるだけはあるよ」


「ちょ、ちょっと待ってよ!私は別にツバなんてつけてないからね」


「前にゲロは吐かれたけどな」


「キミって奴は!!どうやら決着つける時が来たようだね!!」




 結局泊まることになったルシアさん。人見知りしないと言うか無邪気と言うか、気付くとまゆもやメロニィとも仲良くなっていた



「ご飯は皆で食べるんだ。思った以上に皆一緒に暮らしてるんだね〜」



「ちゃんと明日には帰るんだよ。どーせ勢いで出て来たから一文無しだろうし」



 そんな勢い任せの子なのか?



「大丈夫ですぅ、私だって色々考えてるんですぅ」


「アレだろ?メイレン、マリ、私の家ってローテーションにしてるのはもうバレバレなんだからね」


「な、何故それを!?上手い事タイミングを見計らってたのに」



 うん、割と本当にどうしようもないなこの子は



「そんなしょっちゅう家出みたいな事して親は心配して無いのですか?」



 メロニィが年長者らしくまともな事を聞き出した


「その辺はもう大丈夫じゃないかな。かなり前からだし、それにルシアも夜の街に飛び込むなんて度胸は無いからね〜、皆の家でも恒例になっちゃってるし最早気にしてないよ」


「言ったな!私に度胸が無いなんて、夜の街なんかに興味無いだけなんだからね。クリスなんて男と付き合」


「わわ、悪かったよ。それは言い過ぎたよ!ルシアは度胸たっぷりさ」



「分かればいいんですぅ」



 分かってた事ではあるが気になる事を言いかけた。それなりに付き合いも長いからもう分かっちゃいるので俺はいちいちその辺を弄ろうとは思わないが


「ルシアさん、その話詳しく」


 メロニィはそうはいかないようだ


「ちょ、メロニィやめてよ!人のプライバシーに触れるのは良くないんだからね。ま、まゆもちゃんまで聞き耳たてないの」



 意外でもないがお酒はそんなに強くないというルシアさんはクリスのペースで飲んでたら割とすぐダウンして思ったより静かなお泊り会になった






「んじゃ会長は会の名誉のため頑張って来るよ。みーさんも会員だからちゃんと皆に私の偉大さを広めとくんだよ」



「分かりましたよ会長、頑張って下さい」




 こんな会が広まらないように祈るばかりだ。


 今日の夕方位にはせいらさんとリリィさんが来る予定なので買い物をしつつ、空いた時間に軽く修業でもしとくか










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