表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
109/181

制裁はキチックで 7

 

「出来たのでぇす!!果たしてどうなのか!?」



 ウキウキしつつもやや緊張の面持ちまゆもだ。

 まゆもが作った料理は肉じゃが的な物と汁物、サラダ的な物とオーソドックスだった。お味はというと



「美味しい!流石まゆも。まゆもが料理下手なわけないもんね。これは私より全然美味しいよ」



「素晴らしいです。私のテキトー料理と比べ…悲しくなってきました」



 いや、メロニィのサクッと料理はそれはそれで美味しいから一概に悪いとは言えない



「メロニィのやつも美味しいから侮れないぜ、それにしても流石まゆもだ、良いお嫁さんになれそうだなって…まゆもを貰い受ける男か。おいそれとみー許可証は出せないな」



 マッさんの気持ちがよく分かるがそもそもこの手の話題は危険だからやめておこう



「私だって出せないかなぁ〜、クリス許可証は厳しい事で有名なんだからね」



「皆さん許可証発行権をお持ちなのですね。では私もおいそれとは出さないようにしますかね」



「うにゅぅぅ」



 まゆもが何か照れてるのか歯切れの悪い感じだ。思えばまゆもはこの手のネタは自分が該当してると照れちゃうんだった。

 手持無沙汰なのか俺のお皿にオカズ移しまくってくる



「まゆもから沢山オカズ渡されてるねぇ〜って事で私にもちょっと分けてよ」



 コイツ、デカい肉取りやがった



「お前ふざけんなよ!俺がとっといた肉取りやがって」


「良いじゃんかよ〜、まゆもから沢山渡されてるんだから」


 仕返しにクリスが取っといてるであろう肉を奪ってやった。

 たまたまお互い気付いたのだが俺とクリスは食べる順番というか流れがこれでもかくらい被るのだ。なのでおかずの位置とか見た目で何をとっといてるのかはすぐに分かる



「ああ!?それは私の秘蔵っ子じゃないか!返せよぉ」


「へへん、誰が返すか!先に取ったのはクリスだろ」


「まだおかわりはあるから仲良くたぺるなのじゃよ」



 一番歳下、14歳の子にそんな事言われる19歳のお姉さんと実は42歳のおっさん。気を付けなければ



「全く、今日は作り手に回っただけありまゆもも大人らしい対応ですが3人共少しは私のように食事時位はもっと大人の振る舞いをするべきですよ」



 そんなこと言ってるがこの中である意味一番大人気ないのはメロニィだったりする。

 特定のお気に入りの食べ物になると有無を言わさず最初から気に入ったのを自分で取るのだ。

 それを妨害しようものならそれはもう徹底抗戦される



「よく言うよ、メロニィが一番食べ物の執着凄いくせに」


「それは大好物だから仕方ないのです」


 何となくメロニィの肉を奪ってみた


「ああ!?それは私の子です!返して下さい」



 この子は俺達ほど肉に固執しないのでこんなもんで済む。逆に申し訳無いからちゃんと返しとくか。

 まゆもの初めての1から1人で晩ごはんは見事大成功に終わった








 そしてついに制裁実行の日がやって来た。まずは夜、仕事が終わる頃合いを見計らって結界を施す。

 今日はこれだけでいい…遮音機能搭載の結界なので他所にもまずバレない筈。

 念の為他の店の連中が問題無く帰ってくのを見ておく、因みに今日のシフトは見事に狙いの4人だ。

 てか最早シフトはだいたいがこの4人になってるようだ





「大丈夫そうだね、今日はこのまま特にやる事は無いんでしょ?私達も帰ろっか」





 一度帰宅して今日はおしまい。そして次の日、ちょっと早めに起きて店へ向かった。

 その前に俺はこれでもかくらい上空に上がって結界を作り魔符にマーキングを施す。メロニィにやってもらうのが手っ取り早い気がしたけどいつかメロニィにも秘密の旅ごっこをやってみたいので一緒に空を散歩するのはやめておいた。

 マーキングも完了したので戻りますか



「ただいまっと、ではいよいよ突入だな。一旦結界を解きますぞ」



 店に入ってみるとターゲットの4人は眠っていた。トイレは使えるようにしてあげたのでだいぶ優しいと思うです。

 んじゃこのまま空に行きますか



「問題無ければ行くけどOK?」



「大丈夫だよ!」



 という事で着きました。天空の基地とでも名付けようか



「うわぁ〜凄い良い眺め。コイツ等に見せるのは勿体無い気がするよ」


「す、凄いですけど下を見るのが怖いです。でも素敵です、確かにこの人達に見せるのは勿体ないですね」


「任せたまへ、色はつけられるのです。堪能し終わったら言ってね」


「すごーぼん、すごーぼぅぅん!!海が大きいぽぅぅん!!」



 まゆもさんも大興奮



「んん、なんだぁ〜?」



 おっと目覚めたようです



「みーくん、もういいよ」



 了解。という事で横の景色は全て黒く塗り潰した。結構魔力を使うけどまだ大丈夫



「て、てめぇは!?ってなんだ?ここはどこだ?昨日店から出れなかったのもてめぇ等の仕業か!?」



「天空に城、っていう物が創作物の物語の中で結構あったりしたのだよ。俺の居た世界では」


「そうなんだ、なんだか面白そうだねぇ。クリス様のお城も天空に作って貰いたいもんだよ」


「アチキも一緒つくーるぼぅん」


「良いですね、私も協力しますよ」



「おいてめぇ等聞いてんのか!?」



 立ち上がってそう言ってきた所にみーくんパンチをボディに喰らわせてやった



「ぐはっ……」



 何となく加減しつつボコってあげました



「んん…なんだここ?」



「きゃぁぁぁ!?し、しし、し、下…何これ!?」



 この中での紅一点、名前忘れたけどクソ女さんが最初に下に言及しましたので、すでにロープのように作ってあるねばのーるくんを発動からの



「え?きゃぁぁぁぁぁぁぁ…………」



 バンジーだ!ねばのーるくん切れたらごめんね




「ちょ、ちょっと待て!落ち着け、落ち着こう、話せばわか」


 とりあえずこの二人も殴っといた。この女引き上げるの面倒くさいなぁ…でも居なきゃ意味ないか



「おい君たち、さっき落ちた女、引き揚げて」



 そう言ってねばのーるロープを渡す



「は?」



 返答がイマイチなので鼻を潰してやった



「2度言わせないで欲しいんだけど、揚げてね?」


「わ、わかった」


 何とか引き上げてくれた



 からの



「あんたらこんなことしきゃぁぁぁぁぁぁ………」



 バンジー



「ぷっ…ぷくく、ぴきゃきゃきゃ、面白いぼぅぅん!みー様流石ぞよ!」



「ちょ、みーくんあんまり笑わせないでよ!キミってば鬼過ぎるだろ」



「あは、あはは、あはははは、みーさんやるとは思ってましたが本当に2連投とは流石です」



 うん、ウチのパーティーは段々と皆キチックになってってるね

 3回目は流石にくどいのでやめとこう



「ではこれよりキチック制裁サミットを開催するのでぇす。議長を務めますみー教授です、皆さんよろしくお願いします」



 困惑気味ではあるがちょっと痛めつけたりバンジーしたせいか何も言って来なくなった



「やはり海か空かが焦点なのですじゃ」


「他のもやってみたい気はしますがそれが自然の摂理、にござりましょうな。陸はもうアウトという事で見解は一致してるし」


「いつ一致したのさ?」



「な、何の話をしてるんだ?」



「みーさん…みー教授の方針全てをやるという手もありますよ?」



 流石メロニィ先生、メロニィって割と容赦無いんですね



「そうなると順序が大事になりまするなぁ、しかし流石先生!アイデアの宝石箱や」


「メロニィ先生も鬼畜だなぁ、みー教授に影響されちゃったみたいだね」



 自分だけ一般的良識を持ってるかのような振る舞い、クリス氏もこっちに引き込まねば。

 だがツッコミ役も必要と考えるとクリス氏にはそちらに専念して貰うべきか



「お、おい!何の話してるんだよ!テメェ…アンタ等冒険者だろ?一般人にこんな事してタダで済むと思ってんのか?」



 コイツ等と話さなきゃダメかな?このままスルーして話を進めたい気もするが



「ぴきょきょ、ぴきょきょ、みー教授!この生き物達がおかしな事言っておられるですぞい、まるで帰れるかのような言いっぷりなのでぇぇす!良いのです、良いのですぞぉぉぉ!希望や夢は大事!夢希望を持つなのでぇぇぇすっ!!」



 うわぁ~、一番鬼畜な人がここに居ました。クリス氏とメロニィ先生もドン引きしてますぞ



「ま、待ってくれ!いや、待って下さい!お、俺達が一体何をしたって言うんだ?」



 店長がまゆも博士に縋り付いたので



「てめぇ!!!何俺のまゆも博士に触れてんだよ!!!」



 死なない程度に思いっきりボコってやった。まゆも博士も心無しかご満悦のご様子



「ひ、ひぃぃ!か、かか、勘弁して下さい」



 今度は別のゴミがクリス氏に触れやがった



「テメェェェェ!!!何俺のクリス氏に触れてんだよ!!!」



 両手両足へし折りつつボコってやった。何やら訝し気な顔をしてる気がするクリス氏、何故だろう?でも満更でもないご様子



「はわ、はわわ」



 もう一人の誰だか分からん奴が後ろの方に這って逃げようとするとメロニィ先生がそちらに向かった。

 逃さない的なノリなのか?でも結界があるからどの道逃げれないよって思ってたらそいつの腕がメロニィ先生の足に触れそうに



「きゃっ!」



 わざとらしい気がする声を出すメロニィ先生。 

 うむ、気のせいだろう。どうやら、触れちゃいましたね



「ま、まま、待って…違う、ワザとじゃ」



「てんめぇぇぇぇ!!!!俺のメロニィ先生に何触れてんだよ!!」



 一瞬メロニィ先生かニヤリとした気がするが気のせいだろう。思いっきり握って皮膚を剥がしてやった



 仲間ハズレは可哀想なので



「わ、わわ、私は何も関係無いんでキャァァァァァァ」



 バンジーしてあげた



「はい!はい!」



 クリス氏から挙手だ。疑問を持つことは良い事です



「はいクリス氏」


「いつから私達はみー先生の物になったのですか?」


「良い質問です。私の居た世界ではこんな格言がありました。お前の物は俺の物、俺の物は俺の物。つまり、そういう事です」



 心無しか呆れ顔な気がするクリス氏だが気のせいだろう



「みー教授、私にもう一回言ってくださいよ」



 仕方ないのう



「メロニィ先生は、俺のもの」


「これはプロポーズと捉えてもよろしいですね」



 何を言ってるのか?



「そういう次元の話では、無いのです」



「た、頼む…もうやめてくれ、死んじまうよ!だいたい俺達が何したって言うんだよ」



 虫が何かさえずって、おりますねぇ



「少し痛めつけてあげたので君達には選択肢を与えてあげるの。空と海どっちがよい?」


「は?な、なんの話?」


「みー教授、この虫が話聞いてないように見えるぽぅん」



 それはいけない



「おぉぉぉい!いや、そうだな。分かる、分かるよ。痛みでそれどころでは無いのだね?私はちゃんと話が分かるんだよ。だからちゃんと話をしようではないか、どれどれ回復してやろう」



「それならば私にお任せ下さい」



 メロニィ先生の計らいで回復した虫達。という事で



「それ引き上げろ」



 女の方も救助してあげた



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ