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制裁はキチックで 6

 

 久しぶりにギルドへ来た、今回は皆で行ってみることに。念の為今回のイタズラの件で冒険者が関わってないかみーサーチで確認をするという任務で一番人が居そうな時間に行く事にした



「確認取れました。では今回の報酬は新たな魔物だった事、退治するには特別な手段を用いての事というのが判明しましたので特別手当も出されます。ありがとうございました」



 アレで300万は美味しすぎるが確かに何も知らなかったら詰んでたからな。

 これはまゆもに大サービスか、それとゆっこさんにも何か渡すか、それに至る迄の貢献度の高いメロニィにも色を付けてろなんて考えてると、ここで案の定冒険者が絡んで来た



「ヤマト村の魔導師様、よろしければ我々パーティーに来ませんか?我々はB級です、魔王軍にだって立ち向かいますし報酬なんかも優遇しますので」


「ヤマト村の方、お言葉ですが冒険者である以上冒険者の立ち振舞いなんかも気にするべきです。このままでは勘違いする未熟な冒険者が出て来ますよ、なので然るべきパーティーに所属するべきかと」



 まゆもさんはというとだんまりです。こいつ等頭どうなってんだろうか?別にスカウトするのはいいがまゆもだけで魔王軍の将軍とその一派を滅ぼせたと本気で思ってるのかね



「おいレベル3…じゃなくてみーさんとやら。へへ、俺はアンタは嫌いじゃねぇぜ。話があるからちょっと来てくれよ」



 あら初めてのパターン、これは気になる



「ちょっと面白そうだから話聞いてくるわ」


「え!?ちょっとみーくん?大丈夫かなぁ」



 クリスがそう言うと周りに居た女冒険者達が侮蔑の目で見てきた。と言うより聞こえるように文句垂れてきやがった



「女に心配されて、っていうか女の影に隠れて平然としてて引くわ〜」


「アレは無いね。キモいし受け付けない」


「多分勘違いしきっちゃってるんだよ、何も分かってないんじゃない」



 いやぁ相変わらず酷い言われようですね~ってキモいはやめてくんねぇかな。

 なんて思いつつギルドの外へ



「へへ、みーさんとやらよ、どうやってあの女共を手懐けたんだよ?俺達にも教えてくれよ」


「そうだぜ、同じ冒険者仲間だろ?俺達はどうあれ結果を残してるお前を評価するぜ。なんなら良い女の居る店も教えてやるからよ」


「悪くねーだろ?なあ、何か魔道具だったりするのか?もしアンタそのものに女を手懐ける技術があるってんなら俺達も一枚噛ませてくれよ、役に立つぜ」



 そういう事か。確かにそんなふうに見てくるヤツだって出て来るか。さて、面倒くさいのでとっととお掃除をって所だが相手にするのも嫌だな、って事で結界で閉じ込めて放置しておく事にしよう。

 という事で遮音機能付き結界で閉じ込めてやった。何か言ってるが明日には解けると良いね






「みーくん、話は終わったのかな? 」


「平和的に終わりましたよ、途中から話声が聞こえなくなっちゃったけど」


「な、何をしたのさ?それよりもう出ようよ。やっぱり私ここ駄目だよ」


 何か言われたのかクリスは参ってる感じだ。我がリーダーのクリスにそんな顔させるなんてちょっとムカつく



「そうだな、相変わらずしょーもない感じだしクエスト以外本気で価値無いわ」



「ぷっ、レベル3が何か言ってるよ。価値が無いのはテメーだろ?女のケツ追っかけて隠れてるだけのカスが、いや寄生虫か?」



 うん、ちょっとこの場にいる全員殺しちゃおうかなぁ。なんて思うがまゆもの無っぷりが凄いので俺も無になっておこう



「では行きますか、ただその前に少々受付に寄って行きますかね」

 


 メロニィがそう言うと受付さんが呼んで来た職員さん?と何か話している



「も、申し訳ありません。何分どう伝えたら良いかこちらもわからず」



「いつこの場が更地になるかわかりませんからね?それから命の保証も出来ませんよ、私は。何せ本気で止められる人なんてそれこそヤマト村の人や狂魔戦士のリリィさん位しか居ないですからね、知り合いではありませんが王都の指南役のゼストさんでも止めるくらいは出来るかもですが」



「どうしたメロニィ、何やら聞き覚えのある名前を言ってるけど」



「いえ、本来なら英雄と見られてもおかしくない我々パーティーのリーダーや特に主戦力たるみーさんに対する対応があまりにも酷いので釘を刺してるのです。ライオウを倒した時もせいらさんが居たのでそういう話はこの方にしてたと思いますが」


 そんな事話してたのか、別に気にしないのに



「も、もも、申し訳ありませんでした。早急に対応致しますので」



「いやいいよ、このままで。あ、クリスの事はちゃんと誤解解いてあげるようにね、我等がリーダーは凄いんだから。それより思い出したんだけど前にいた感じ悪い受付…名前知らないけどそいつはどうしたのかな?」



「あ、あの人はライオウ討伐後のメロニィさんとせいら様の話を聞いた後辞めましたよ。正規の職員という訳では無かったので」



 アレか、俺の脅しの意味に気付いちゃったか



「みーさんもナメられっぱなしは良くないですよ。ここは一つビシッと」



「いや、割とマジでどうでもいい。っていうかこれはあくまで独り言でこんな考えもあるって程度で聞いてもらえたらいいけど、あんなふうに言ってくる奴等がこっちが実は超強かったと分かったとして、素直にその後態度を改めるかって言うと現実は微妙だよ。

 そりゃナメては来なくなるだろうし一時は見直した位の態度はするとしても根っこは多分敵のままさ。

 だからどうせまたなんか別の形で陰口でも叩いて来るのが関の山だし、いちいち絡む必要無いのよ、それにここで職員さんに何かしてもらっちゃったら後でなんか酷い事された時にここ潰すのが最適解だったとしたら、やり辛くなるだろ?なので変に気を使わなくて良いですよ」



「サラッと恐ろしい事混ぜて来ましたね。でもみーさんがそう言うのなら分かりました。私もスルーしておきます」



「あ、あの、少なくとも我々ギルド職員はあなたに、…いえ、あなた様に牙を剥くような事はしませんのでその、いきなり更地とか潰すとかは勘弁して下さい。せ、せめて職員の逃げる猶予を下さい。お願いします」



 笑顔で会釈しそのままキルドをあとにした。でもそうだな、クリスに対する対応は改善しといて貰いたいもんだ






「みーさんはよく耐えられますね。あそこまで侮辱されて」



「あんなのは慣れたもんさ、それに耐えてはいないよ、本気で相手にして無いだけ。

 でもなんか悪かったね、不愉快な思いさせちゃったようで。それとありがとう、抗議しようとしてくれた時点で充分よ。

 レベルをチラッと見たけどクリスも28とかになってたから多分あの痛い視線はいよいよもって俺に集中してたと思うし」



「えぇ!?私28になってたの?ちょっと確認…本当だ、最近全然気にしてなかったからというかこれの存在忘れてたよ」



「アチキもみーる…にゃんと!?34になっとる」



「凄いですね皆さん、私はまだ26ですがこれでも結構上の方なんですよ」



 皆凄い上がってる気がする。メロニィの元は知らないけど。ただ普段一緒に修行する時もそうだが我々パーティーは誰一人としてこの個人カードだったか?それを深く見たりはしなくなっていた。

 見るとしたら討伐欄位なもんだ



「えっと、確かメロニィって聖職者…僧侶とかだよね?むしろ一番高レベルじゃないかな?うろ覚えだけどそういう職業の人ってレベルが上がりにくいって習った気がするよ。単純にプラス10する見方と倍で見るって見方があるとか無いとか聞いた気がする」



 そうなの?確かにメロニィってかなり凄いから倍と言われても無くはないか



「倍は言い過ぎですが確かに私は王宮でも上の方ではありますからね。あくまで回復やサポートだけですけど」



「そうなると俺もレベルがちょっと気になるけど…でもここまで隠しておいて今更お披露目っていうのも勿体ない気がするから3のままで良いかな」


「惜しい気もしますがそうですね、色々自分で独自の技を会得してくみーさんには最早スキルポイントという概念も不要ですしそのままの方が良い気がします」



 そう、スキルポイントというのがあるのは知ってるのだがメロニィ以外のウチのパーティーはほぼ使ってない。

 クリスは最初にスピードやパワーのアップを会得してからはろくに貯まらないのもあり見向きすらしなくなり、まゆもは最初からあのまんま。なのでそんな会話すら稀だ



 そんな話をしつつ買い物して帰宅した。今日は遂にまゆもが1から全て1人で料理をするのだ



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