#23 「( *¯ ꒳¯*)ドヤァ …………………………。。゜(゜⊃ω⊂゜)゜。」「(っ'ヮ'c)わっわっわっ」「(╬ಠ益ಠ)ゴルァ!!」の図
くっそ中途半端な時間だが更新じゃあ!!
そういえばNEOって不定期更新名乗ってるけど、ほぼ全部定時なんだよね。
つまり伏線回収……ってコト?!(閃き)
最近忙しかったので、昨日今日は1話が短いです。
そういえば昨日、NEO初の矛盾点が見つかったので修正しました。報告あざざます。
あ、気づいたら日間1位にランクインしておりました。
趣味で描き始めて、ランキングに乗れたらいいな程度で考えてたので非常に嬉しいです。これからも拙作をよろしくお願いします。
すぐ落ちましたけど((((((
ま、まぁ?NEOはまだ連載期間が短いですし!?話数も少ないからPV数が他様の作品よりずっと少ないですし!??
と、言い訳してみる。
これからも応援お願いします(涙)
静寂。
胸を張り、自信ありげにそのなんちゃら機関の名を言い放ち、先輩を名乗りながら自己紹介をした小動物を見つめながら俺は無言を貫く。
別に大した意味は無い。少しの考え事だ。
思ったことがある。
長いんだよ機関の名前が。3文字でまとめろ3文字で。てかそもそもなんでファンタジー世界にそんな機関あるの?街の発展具合は中世程度の、Theファンタジーなのに、超現代的な機関名出すなよ。
……変だな。
そう、なんか現代的な名前だよな。ファンタジー的世界なのに、現代的とはなんというミスマッチだろうか。
やはりこの世界、色々とおかしい。
うーん、なんというか、世界観が掴みきれないんだよな。大体のゲームはブレない芯が世界観にある筈なのだが……このゲームは違う。ホラー的な黒い何かが出てきたり、時間軸の合わない機関が出てきたり。冒険者ギルド内にはしがらみやどす黒い何かがあったり。
それらの要素は通常のファンタジーとは逸脱している。なのに、逸脱したもの同士の関連性が全くもって見えない。
感覚としては、全ての事象に裏がある感じとでも言うのだろうか?ゲームにしてはあまりに内包しているものが複雑すぎる。初めてこの短時間でこの情報量を獲得した。しかもそのどれもが上手く結びつかないと来た。
想像以上にずっと深いんだよな、このゲーム。退屈しなさそうだ。
分からないことが多すぎるNEOの世界について、考察の余地は無限にある。
そうして悠は考え事に夢中になり、意図せずとも空白の時間が長く続く。
結果として、ドヤ顔を継続させ続けているミモザを放置することとなり────
「────ぐすっ」
唐突に耳に入ってきた少女のすすり泣く声が思考の波を塞き止める。
「え?ちょ、ミモザちゃんどうしたの!?」
え、俺なんかした!?何もしてないよね!??と急に泣き出したミモザに対して思考停止する。
何もしなかったことが、自信不足のミモザに決定打を与えたのだが。
「ぅぇうぅ……ちょーしのってぇぇ…ごめんなしゃいぃぃぃぃ」
「え、え?」
「無視しないでぇぇ、ぇぐっ、うっ、ぅうぅ」
え、ちょっと反応しなかっただけで泣いちゃうのか……泣き虫過ぎるだろ……可愛いけどッ!
「あー、よしよし」
えぐえぐ泣き出してしまったミモザの頭をなでなでしながら何とか泣き止ませようと考える。
「そうだ!、その何とか機関は何をするとこなんだ!?」
「うぅぅぅ……」
「あー、気になるな〜ミーちゃん先輩が教えてくれたらいいんだけどな〜」
「ぅ……。」
お、泣きやみそう。褒めれば調子乗るけどすぐ元気出るタイプだな。
「どこかに頼れる先輩は居ないかな〜」
「────れ─すよ……」
「え?」
「どうせ所長が説明してくれますよ……」
所長?誰だそれ?
新たな登場人物に疑問が浮かぶ。ここまで出会った人物の中にそれらしき人はいない。
誰のことだろうか?と少し思案する。
が、それも束の間。
ドォォォンという衝撃音と共に床が揺れ、バァァンという音と共に凶暴な威圧感が襲いかかってくる。
音のした方向を見ると、先まで空席だったデカい椅子に座り、その前の大きな机にその拳を叩きつけている人が1人。
叩きつけられた
「………キサマ、私のミーちゃんを泣かせたな?」
「あー、それは誤か「問答無用ッ!!」ひえっ」
椅子から立ち上がり、怒りを迸らせ拳を強く握りながら近づいてくるその女性の威圧感に身構える。
十中八九、この人が「所長」なのだろう。ミモザちゃんを泣かせてしまったのは俺のせいかもしれないが、殴らないで欲しいな〜と。
あ、無理そうだ。ガチギレしてやがる。
反抗しても良いのだが、ミモザちゃんが更に情緒不安定になってしまうだろう。リス地更新すら終わってないのに死にたくは無いし、適度に避けるか。
よし、死ぬ気で避けよう。と気合を入れ避けようとするが、それも杞憂に終わる。
「……ミーちゃん?なぜソイツを庇う?悪いやつだから、1発殴っておかなければ……」
ずんずんと近づいてきた所長らしき人の間にミモザが割って入り、悠を庇うように手を大きく広げる。
「めっ!」
「え?でも……」
「こ、後輩を守るのは、センパイの仕事っ……!」
所長?の動きがピタリととまり、意外なようにミモザを見つめる。
静止すること数秒、再び動き出す。直ぐに先程までの怒気が消え去り、吸い込まれるようにミモザを抱擁した。
「ああ、こんなに成長してっ……!私は感動したよミーちゃん!!」
「あぅぅ」
「よしよしよしよしぃ偉いにぇぇぇ」
…………………。
なんだこれ。
変な茶番劇の渦中にいるユウの渾身の嘆きである。
「あのー」
ある種の気まずさを感じ、声を上げる。それに反応しミモザを高速なでなでしながらもキッと睨んでくる所長に思わず目を背けるが、このままという訳にも行かないので話を進める。
「それで俺が連れてこられたここは何処なんでしょうか?」
「その前に、ミーちゃんを泣かせた件はどういうこと……」
「っ所長!!」
ミモザに咎められ、少しふてながらも睨むのと撫でるのを辞めこちらへ向き直る。
「ごほん。私は対外調停機関【QuietusSanctionEngine】の16代目統率者、『アリア・ジークフリート』。通称「所長」だ。私がミーちゃんに君の勧誘を依頼していたので今君はここに居る。」
先程のはっちゃけ具合からは想像ができないような、威厳のある姿に少し気圧される。
色々と気になることはあるが、まず気になったことがひとつ。
「なんで統率者なのに通称が「所長」なんですか?」
ちょっと違和感があるので聞いてしまおう。きっと何か重大な理由が……
「響きが好きだからだ。」
しょうもない理由だった。
「あっそうですか。じゃあその対外なんとか機関……QSE?がなんなのかって言うのと、なんで勧誘されたのかも教えてください。」
「ふむ。いいだろう。だがその前に椅子に座りたまえ。長くなるぞ。」
所長に促され、ミモザと共に設置された椅子につく。
所長も、恐らく定位置なのであろう椅子───落ちた時の衝撃を完全に吸収したようで壊れていない───に座った。
「まず、我々の機関についてだが──────
所長を登場させる回及び伏線を張る回のための布石を敷く回です。
日々感想などなどを楽しみに生きております。ぜひぜひお願いします!
質問なども感想へどうぞ。情報量の暴力でお答えします。




