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初体験、おじさんの温もり

 ??

 「あんた名字持ちか?さぞ身分が良い方なんだな、公家か何かか?後、わしはもう少し行ったとこにある、小さな村の村長しとる八兵衛だ」


 「村長さんの八兵衛さんですね。この度は本当にありがとうございます」


 「そんなに、畏まらんでもいい。それに恐らくあんたが記憶が戻っても手打ちとかにしねーで下さい。服こそ、大小も持ってませんが、貴方は間違いなく公家や武士だったのでしょう」


 ただの現代日本の所謂Fラン大学卒業したオレだったが、普通より少し気を遣ってはいたが、敬語で話してるのが身分が高いように見られたみたいだな。


 「本当に記憶が無いので分からないですが、もし記憶が戻り仮に自分が身分のある人間でも、貴方に無礼を働くつもりは勿論ありません。むしろ感謝しますしお礼をします」


 「その言葉忘れんで下さい。それで何とお呼びすれば?」


 「剣城つるぎで大丈夫です」


 そう言うと八兵衛は一人考えてる。


 「名前も中々聞かん名だな。そしてしばた……しばた…織田の殿様の柴田殿の血縁者様か!?ワシは見たこと無いけんど」


 八兵衛村長が何故か一人興奮してる件について。


 多分、八兵衛村長が思ってる柴田さんとは違う芝田です。どうもありがとうございました。オレは偽物の芝田です。そしてもしオレが柴田ならオレを渡したら褒美が貰えると思ったのかな?イヤ、すまね〜。八兵衛村長。


 「いや、こっちこそすまん。ワシは村長こそすれど字は読めん。勘違いだったようだ」


 それから八兵衛は自分の村に歩きながら自分の褌を剣城に渡す。


 「一昨日川で洗ったばかりだ。何も無いよりはましだろう?」


 オレは一瞬何の事か分からなかった。がすぐに分かった。イヤ、この八兵衛おじさん。推定40歳くらいの前だけに忘れていた。


 オレはスッポンポンなのだと。


 そして、決意した目で八兵衛おじさんがなんと、真っ白い?くない、褌を渡してきた。ホントそのままで。オレは正に今、清水きよみずの舞台から飛び降りるくらいの勢いの如くその褌を半泣き、いや、確実に違う意味の涙を流してたと思うと同時に、その白いナニを受け取った。そして、オレは褌の締め方が分からず悪戦苦闘する。


 「はははっ、八兵衛さん!これどうやって履くんですか?」


 「あんた・・・本当に男子おのこかっっ!?!?いくら御身分のあるお方でもそれは・・・」


 八兵衛、あまりのことに現代風にいうドン引きとゆうやつである。

仕方なく八兵衛村長はオレに渡してくれた褌を締めてくれた。


 「おぅふっ!」思わずオレは変な声が出た。


 「情けなや声出すなや!わしゃ男色の気は無いぞ」


 「すいません。自分もそんなつもりじゃなく、褌が初めてでして。ただ八兵衛さん、ありがとうございます」


 オレはおじさんの温もりを感じながら違う涙を流しながら礼を言った。

そして歩くこと15分くらい?道と言えるか分からない獣道みたいなとこを真っ暗な中歩くと、あばら屋が数えきれるくらいの村?に到着した。

ファンタジー要素まだ出なくすいませんもう少しででます

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