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2話 第2の殺人(完壁なアリバイ)

「検死の結果、一郎と二郎が死亡したのは午後2時と2時半でした。

誤差30秒です。間違いありません」


部屋から帰ってきた江戸川刑事が言った。

一郎だけでなく二郎も死んでいた。


「また死体のバラバラ具合からして犯人は一人につき最低一時間その作業をしていたと考えられます」


そしてアリバイ検証が行われた。

全員のアリバイは下のとおりだ。


__1234567(時)

金口○○○○○○○

七原○○○○○○○

江戸○○○○○○○


高田○■■○○○○

渡辺○▲▲○○○○


三郎○■■○○○○

四郎○○○○■■○


※1 ○はその時間帯にずっとロビーにいた

※2 ▲は10分だけロビーにいなかった

※3 ■はまるまる一時間ロビーにいなかった


「わかったぞ!真犯人の正体が!」

「はあ」


金口が言った。七原はそれに反応した。

金口はびしい!と右手を左手で二人を指さした。


「犯人は2時にアリバイがなくてその後に1時間以上いなかった奴。

つまり高田か三郎、どっちかが真犯人だああ!

一郎を29分解体して走って二郎を殺して解体して戻って残りを解体したんだああ!」


おお!とどよめきがおきた。さすが金口。天才だ。

金口は「ふ、別に大したことないんだけどな」と言った。


「わ、私は犯人じゃありませんー!スケジュール帳がー!」

ピエロの仮面をした高田がボストンバッグをぱかぱかさせた。


+  +  +  +  +


四郎は馬鹿みたいに驚くやからを見てほくそ笑んだ。

ふ、馬鹿なやつらだ。俺の天才的トリックも知らずに。


次もすごいトリックを用意している。

こいつらはバラバラ死体が増えるのを指くわえてみてるだけだ。


次は包丁の出番だぜ。

うけけけけ!

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