なろうの闇を見た
別稿の技術検証ネタのエッセイを書いたあと、なろうAPIとブラウザで遊んでいた時のこと。
ふと、一つだけレビュー書いてる人ってどんな人かな? と気になって覗いてみました。
普段レビューを書かない読者が、思わずレビュー書いて人に勧めちゃうほど、その人にとっての名作に出会ったんでしょうか?
それとも、なろう会員になったばかりの読者が、感想とレビューの入力欄を間違えちゃったんでしょうか?
ワクワクしながら見てみました。
お、対象作品には3つもレビューがついてるぞ。これは名作に出会ったほうか?
期待が高まります。
が、そこでおかしなことに気づきます。2つのレビューがほぼ同じ書き込み時刻。しかも投稿ともほぼ同時。一つだけならそういう偶然もありえるかもしれませんが、2つもそんな偶然が続くなんてことがあり得るでしょうか?
作品投稿とほぼ同時に2つ、さらに間をあけて1つ、3つも付いているレビュー。その全員が、そのレビューを書いた以外、ブクマやら感想やら、他の行動をした一切の形跡がありません。
貴重と言われるレビューが3つも付くほど、そんなに人気があるのに、何事もなかったようにその作品を中断したまま、別の作品を書き始める作者。
やべーわコレ。これが噂の複垢か。
でも評価までは入れてないのは、少しは心がとがめたんでしょうか? それとも、相互や複垢の評価によるBANの噂は聞くけど、レビューは直接評価ではないという、抜け道のつもりでしょうか?
残念ながら、ざーんねーんながら、レビューにはたいして集客効果はありません。
彼(女?)もそういう噂に踊らされた被害者でしょうか?
というか、効果があるほど魅力的なレビューが書けるなら、先に作品のあらすじの方を魅力的にしろよって話です。よしんばレビュー経由で一見さんが来たとしても、作品そのものがつまんなければ、あらすじでブラバ、一話でブラバ、二話でさらにブラバしていき、ブラバしたPVが増えるだけで、継続読者になってはくれません。それはもう残酷なまでに(詳しくは別稿検証エッセイ)。
いずれにせよ、将来、彼(女?)の黒歴史になるんじゃないですかねェ。
結局、その作品はアクセス解析を見ただけで、作品自体は読まずに去りました。おっさんには縁遠い恋愛系でしたし。
もちろんそんなレビューだけでなく、祖父の死後、残された遺品から、祖父の戦時中の立派な行為を知ったお孫さまが、思わずそのことを書いた、一つだけ作品を登録している作者の方。それを投稿した、たまたまその時間、たまたまそれを見た、お歳を召された方っぽい読者(老後の趣味として? 淡々と作品を書いておられるっぽい方)が、思わず同意して、初めてレビューを書いちゃったようなものもありました。
そんな素敵な偶然の、作品と読者の出会いもあったんです。あったんですが・・・
それ以外、そんな偶然がほぼ同時に何回も起こるわけねーだろが。どんな天文学的確率だ。
一つだけレビュー書いた奴はやべー奴が多すぎるわ。
だんだん心の中にドス黒いものが溜まっていくのを感じた私は、次に普通のレビューが出てくる前に根をあげ、ブラウザを閉じました。
なろうの闇は深い。
もちろんptつけてるレビュアー(垢)もいますが、思い出すだけでうんざりするので略。
コレ対処するならAIとかで機械的にやらないと、人間だったら人間不信になって鬱になるな。