表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/141

ケダモノから神聖なる太腿と下着をお守りする必需品

「何これ?」


「スパッツですよ。


 ケダモノから神聖なる

 太腿と下着をお守りする必需品です。


 ダブルパンツというのもありますが、

 それでは露出が高いので

 こちらの三分丈スパッツを用意しておきましたよ」


 俺はきょとんとしたまま神からそれを受け取った。


 男子側ならさぞ怒っていたことだろう……

 しかし今は我が身だ。


 初めて神へ感謝を抱いたかもしれない瞬間だった。


「さあ、着替えは

 そのくらいにして朝食を済ませましょう。


 早くしないと新学期早々遅刻してしまいますよぉ~」


 俺は言われるままに神の後に続き、

 一階のリビングへと降りていった。



 それから三十分となく

 身支度を済ませた俺と神は一緒に登校することとなった。


 俺の家から自転車を漕いで

 十分弱に学校は位置する。


 最寄り駅は快速も止まるため、

 通学は比較的しやすい方だ。


 駅からは徒歩十分ほどの時間を要し、

 その道中には大型ショッピングモールの

 AONやパチンコ屋などがある。


 しかし比較的治安は良い方で

 昼間から酔っ払いが出歩いていることもない。



 学校に着くと、

 周囲の生徒は俺を奇異の目で見てきた。


 何かしら不自然なのかと思っておどおどしていると、


「見覚えのない顔がいるから見ているだけですよ」


 と神が励ましてくれた。


 珍しいこともあるもんだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ