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****「――願いを叶えるまで男に戻れない」****(4)


 俺は今、健志の暴走から

 神を救ってやる代わりに三つの約束をしろ

 という脅しを持っている。


 そのためには情報が必要だろうと

 条件について問い糾してみることにした。


 ちなみに神は自主的に宙で正座している。


「な、何からお話ししましょうか……?」


 神は健志の方をちらちら見てはビクビク怯えている。


「まずは、

 さっき言ってた条件についてからかな。


 話はそれからだよ」


 神はそれを聞いて深い溜息を吐いた。


 さらに肩まで落として大層勿体振っている。


「分かりましたよ、

 お話しするとしましょうねぇ……

 条件というのも、

 誰かの願いを叶えんとして起きた結果なので

 そう簡単に君を男に戻してはいけません。


 とすれば、

 それに代わる行為を君が行うなら

 願いの解約が赦されると考えたのです。


 しかし、願いというのは秘匿に尽きるもの。


 神は決して第三者に口外してはいけないのですから、

 これこれこういう願い成就を代行せよとは言えません。


 ですからボクが願いの詳細を

 お教えするわけにはいかないということであり……」


「長いわっ!!」


 あまりに回りくどい口振りに

 痺れを切らしてツッコミを入れると、

 神はトラウマを発病するがごとく

 「ひっぃぃいいい!!」と震え上がっていた。


「も、もう結末はすぐなので何卒、

 健志放牧はお許しを……!!」


「分かったから早く言えって」


 神はしゅんとすると

 深呼吸をして冷静さを取り戻そうとしていたが、

 一度健志と目が合うと

 すっかり怯えきってしまうのだった。


「こほん。


 んん……えと、

 つまりボクから提示する条件はこれになります。


 〝女子三人の願いを叶えろ〟


 これ以上は今説明できませんが、

 その都度必要次第説明することになるでしょう」


 一段落ついたらしい神は

 ほぅっと淡い息を吐いて胸を落ち着かせる。


「つまりなんだ、

 俺は三人の願いを叶えるまで男に戻れないってことか?」


「その通りです」




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