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奇人たちのカオスな日常  作者: 杏子
第1章 奇妙な彼女たちの事情
5/6

第3話 みんなの憧れのヒーロー

副部長ゥ〜!

〜生徒手帳〜

羅亜(らあ)

・3-B

・イラスト科

・放課後部(副部長)


「ふぁあ〜ねむ…」

大きな欠伸をしながら歩く。オレはネットなんかで絵師活動をやっていたりする。昨日はなかなか作業が落ち着かず、夜中まで起きていたのだ。おかげで今日は死ぬほど眠い。授業の途中で意識を手放しそうになったのが何度あったことか…!朝倉がコッソリ起こしてくれなかったらヤバかったよなぁ、アレ。いやいや、朝倉には感謝感謝。それより…

「ハァ…部活かぁ………」

そう、オレは謎の部、「放課後部」でなぜか副部長をしている。あの部はおかしい、本気でだ!とりあえず一言で言うと奇人しかいない。オレも普通とは言えないかもしれないけど、アレはオレでも引くレベルでヤバい。1年生の時のオレは一体何を思ってこの部に入部したんた……?まぁ、そんなこんなでで毎日困惑し、程々疲れている訳だ。チラリと時計を見る。……そろそろ部活が始まる時間だ。部室へ行こうと椅子から立ち上がる。

すると、バタバタと慌ただしそうな音を立ててこの謎過ぎる部の部長…杏子が横切っていった。なぜか「うわあぁぁ!!」と叫んでいる。

「ちょっと…どうしたの……」

「あっ!羅亜ッ!!助けてよー!」

半泣きである。

「何…どうしたの?」

「アイツら!!BB弾発砲してくるんだよ!羅亜がいないとあいつらやりたい放題だよっ!」

はてさて部長とは…?しかし流石にかわいそうだ。

「もう…分かった、今行くよ。」

「えっ!?」とでも言いたげな顔をする杏子。しばらく黙った後ただでさえニヤけている顔を更に緩ませた。

「やっぱり、羅亜はボクのヒーローだね。カッコイイなぁ。」

「はぁ?ヒーロー??」

こいつは何をいい出すんだ

「そう!いつもみんなを助けてくれる。みんなの憧れなんだよー…って速く!助けて!行こ!!」

ヒーロー、ねぇ…いや、オレ女だし?そんなこと考えたことも無かったけど……でも、まぁ悪い気はしないかな。なんだかんだ言ってオレもあいつらのこと、結構好きなのかも。……じゃあ、今日は少しだけ。みんなの憧れのヒーローにでもなってやろうじゃないか!

何かすごい長くなった…読むの大変だね、ごめんなさい!

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