第2話 その少女、奇人につき取り扱い注意
どうも、部長です
〜生徒手帳〜
杏子
・3-A
・声優科
・放課後部(部長)
「んーっ……ふい〜っ…ねむ…」
軽く伸びをして大きな欠伸をする。1日の授業は終わり、これから部活である。ボクは授業が大嫌いだ。勉強に着いていけないわけではない。だけど、人の話を長々と聞くことが、とても苦手なんだよね。家にこもって1人で自主学習したいくらい!!
……でも、部活があるから学校に来てるんだよね。ほら、部活はしたいから!ボクは「放課後部」っていうところに所属してるんだけど…まぁ、名前から怪しいよね。何してるか全く分かんない部だよね…。ボクも正直、この部活の意味分かってない。多分、他のみんなもそうだと思う。でもね、それでもいいと思うんだ!だって、みんなと好きなことしたり、楽しいことするのって、すごくいい事じゃない?運動とかなーんにも出来ないボクでも、この部活では輝けると思うんだ!変な人達しかいないけどねww
「ちょっと杏子さん…何1人でブツブツ言ってるの…キモいよ」
「あれぇ?羅亜さんいたの?キモいとは失礼な」
「さっきからいたけど!?気づいて無かったのかよ…」
「ちょっと考え事をねー…」
いやいやー今までの流れが口に出てたみたいだねぇ。これじゃあ本当に奇人になり兼ねない。
「もう十分奇人だからそれ以上酷くなるなよ」
ツッコまれました。というかまた口に出てたか。
「大丈夫!セーフ!まだセーフセーフ!!」
「アウトだよ!」
ボクは何時もこんな調子だから、人を疲れさせちゃうんだよね。まぁ、特技(?)ってことで!!
〜後日、羅亜談〜
「アイツのペースが未だに掴めない(困惑)」
つぎは副部長様です!話が見えないぞ!!