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願い叶う時  作者: ナツイロ
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あの日の事件

ミンミン蝉がうるさく鳴いたあの日―

2010年7月24日

私は好きな人の大切な人を殺してしまった。


じりじりとしたアスファルトの上を私と航太と陽夏ちゃんは走っていた。


「なぁ秘密基地に着いたら何しようか?」

「私、川遊びしたい!!」

「ひなも!ひなもー!!」


私達3人は本当に仲が良くて夏休みに入ってからは川の近くの秘密基地で毎日遊んでいた。


「ねぇもうちょっと深い所まで行ってみない?」

「お姉ちゃん待ってー!」

「早く早く!!航太は来ないの?」

「俺はいいよ」

「ちぇっつまんないの!陽夏ちゃん行こっ!」

「バイバイお兄ちゃん!」

「ちょっと待てよ彩葉、陽夏!!そっちは岩が多くて足場が悪いんだぞ!」


そうこの時、私が深いところへ行こうと提案しなければ。


「えっ?航太何か言っ―うわっっ!!」

あの時バランスを崩した私は陽夏ちゃんにぶつかり陽夏ちゃんは川に落ちて行ってしまった。

私達は慌てて陽夏ちゃんを助けたけどもうその時には…。


「私があの時誘わなければ…!!ごめんね陽夏ちゃん!!」

「お前が陽夏を奪ったんだ!」

「ごめんなさい…ごめんなさい航太…!!」

そこからの記憶はない。気づいたら家でお母さんにだっこされてた。

お母さんは泣いていて私は見ちゃいけないものを見た気がして寝た振りをしたんだ…。

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