登場人物紹介(随時更新)
朝日誠
主人公。高校一年生。間宮夏穂のことが好きな普通の高校生。
夏穂のことを小学生のころからずっと好きでいたものの、告白できずにいる。ちなみに誠は彼女と同じ高校に行くために偏差値を10ほど上げたことがあり、彼女に対するモチベーションは相当なものである。
起きてしまったことはそうなのだろうと呑み込める現実主義者であるが、その理由を理解しようとするためなら努力は惜しまない。
成績は下の中くらいであり、よく補習を受けている。
悪友兼親友に相原真悟、友人に片桐さつきがいる。
間宮夏穂
高校一年生。この物語のヒロイン。
この物語の都合上、彼女自身に焦点が当たることはまだ多くはないが、間違いなくこの物語のカギを握っている人物の一人。
相原真悟いわく、「容姿端麗で成績優秀、おまけにスポーツ万能」。
非の打ちどころはないが、その点クラスメイトからは距離を置かれているところがある。そのためか、友人と呼べるのは片桐さつきとイギリスに旅行に行ったときに知り合った霧原奈津美の二人だけである。
イギリスである機械の実験をしたとき、とある事情によってくしゃみをするとあることが起こる体になってしまった。
相原真悟
高校一年生。誠の悪友兼親友である。
誠のモチベーションを間宮夏穂とするなら、彼は春野雨を人生のすべてとして生きている。彼女のためならどんな浪費も惜しまない、いわゆる春野雨フリークというやつである。彼には持論があり、「競うからファンじゃない、自分が満足できるまでそれについて知ろうとする、だから初めてファンを名乗れる。ただの知識だけ詰め込んだオタクとはそこが違う」とのこと。
ちなみに作中で片桐さつきをあしらうのが一番うまいのは彼である。
学力は中の上で、誠に勉強を教えたりすることも多い。春野雨以外のことでは割と常識人である。
間宮夏穂とは小学校の遠足の時に同じグループになった程度で面識はあまりない。
片桐さつき
誠以外で真悟と夏穂の二人と接点のある作中唯一の人物。通称ゴシップキラー。彼女の前ではどんな噂も立ちどころに広まってしまうため、高校では彼女にだけは知られてはならない、という秘密を持つ者がいるとかいないとか。
誠のことをマコ、真悟のことをシンちゃんと呼ぶ。本人いわくあだ名をつけるのは噂話の次くらいに好きらしい。だが、夏穂の名前にあだ名をつけないのは「彼女は大切にしたい友人だから」とのこと。
彼女が夏穂をこれほどまでに信頼しているのは、小学校の遠足で一人だけグループから離れて観覧車に乗ることになった時に、彼女と仲良くなったことが理由である。
気分屋であり、その日の気分で行動することも多い。
学力は中の下。誠ほどではないが、彼女もあまり頭のいいほうではない。
深山詩乃
イメージ世界の姿において、誠たちと同年代くらいであることが判明する。間宮夏穂がくしゃみをすることで入れ替わる交代人格である。
つい最近忍者になったばかりだが、その強さとスタミナは作中屈指を誇る(ただしバトル系の小説ではないので役に立つことはあまりない)。
好物は忍者食。合理主義者であり、自分に必要のないものはすぐにでも切り捨てる反面、必要だと判断した場合には手厚い対応をしてくれる。
クナイ作りは趣味のようなものらしく、夏穂の気付かないところに常にクナイは1~2本は忍ばせてあるらしい。
夏穂と分離後は誠達と同じ学校に通い始めることとなった。
間宮沙世
夏穂の母親であり、システムエンジニア。趣味程度ではあるものの、機械の開発を自身で行えるほどの技術を持つ。
この親にしてこの子あり、といった表現がしっくりくる大人の女性である。
だが、見た目が若く見えるためか、初対面で夏穂の母親だと見破る人は多くはないらしい。
霧原奈津美
名前のみ登場。夏穂にイギリスでできた友人であり、夏穂曰く、「真面目で努力家でいい子」らしい。父親の手伝いをする傍ら、夏穂を元に戻すことに尽力している。