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わらしべ長者の行き先。  作者: 松山リカ
山本の一人旅。
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山本、久しぶりの外。


 カラッと晴れた青い空が、久しぶりに外に出た僕にはとても眩しく感じられる。であろう、と想像していたことに反し、空はどんよりとしていて、久しぶりに外に出た僕だが全然眩しくもなんともなく、ただ冷たい風が体を撫でるばかり。

 本当に現実とは非情なものである。こういうときは空は快晴で、12月末にしては少し暖かくて、旅に出るには打って付けな天気ではないのか?

「まじで寒い…旅…行きたくねぇな…部屋帰りてぇ…これ雪降るんじゃねぇの…辛い…」

 部屋に戻ってPCの電源を入れて、起動させている間にエアコンのスイッチを入れて、ぬくぬくしながら動画が見たい。ぬくぬくしながらゲームがしたい。一度考えてしまったが最後、とっても部屋に帰りたい願望にかられてくる。


 だが!そういうわけにもいかない。僕は旅に出ると決めたのだ。死ぬ場所を探して。確かに寒いが、整えてきた装備のおかげで幾分か体は暖かいのだから、このくらいの寒さなら大丈夫だ。


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