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プロローグ5 逃避と自己完結とハードボイルド(偽)

書くのは、たのしいけど………………携帯で編集はマジで疲れます。


 《2015年2月26日8:05 NALボーイング265便機内》



 機内放送が流れて…あれから約5分ほどの時が経った。


 あの放送があって以来、自分的には悪い予感がバリバリ当たっているような気がしまくりで…冷や汗が先程からオカンに変化しっぱなし


《キイつけなアカンでぇ~~》


 「ハッ!!Σ(°□°;)」



 …げっ…幻聴が聴こえ……降り………いやいやいや………まさか………ないないない………ハ…ハハハハハハ…ハハ…ハ………無い…よ…ね?


 「イヤイヤナイカラネイヤホントウニハハハハハ…………」


 「なにがないの?」


 隣でお母さんとお話していたマイちゃんにまたしても自分の声が聞こえたらしく可愛いく小首を傾げながらそう聞いてきた。


 小動物みたいな可愛いさだと思って少し萌え…て…ハッ(゜□°;)! あ、危ない危ない!自分は“なんとか”という成ってはいけない紳士ではない。…そう!これは、しょっ…小動物的な可愛いさに感じる…こう…なんと言うか……そう!愛でる(可愛がる)と言うものに違いない!!間違いない!そう言う事に……して…!……ファッ!ファイナルアンサーでッ!!


 もち……お、落ち着け自分……冷静になるんだ。


出来る!


絶対に!!


不可能ではない!!!


自分を信じろ!!!!


後は無いんだ!!!!!


開けちゃいけない扉もあるんだ!!!!!!


それを開けずに活路を開け!!!!!!! 


 「アハハッなんでも……ないよ?」


 マイちゃんはちょっとだけ怪訝な表情をしていたがお母さんに呼ばれて意識を反らした。


 「お母さん?何か楽しいの?そのおとうさん指なに?わかった!指ずもう!マイとしてくれるの?!わーい!!」


 マイちゃんの放った声に反射的に顔をマイちゃんのお母さんに向けると……目を合わせた瞬間その表情と目から全てを悟る。 見る限り確かに表情は笑っているが、…如何せん目がぜんぜん笑っていない!? 自分には、お母さんの発する心の声がハッキリと命の危険を感じる程の威圧感を伴ってこう聴こえた。



 ―――私の娘は、可愛いでしょう?……だけど何かあれば?…情け容赦など一切せず……殺スッ!!!―――


 自分には…ものすっごい重圧感の中…乾いた笑みを浮かべる事しか出来なかった……………………………………………ブルブル……ボ…ボクハワルイオトナジャナイヨ?……ホントダヨ?……………。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 ……さて。こんな時でも残念な事ができてしまう自分に呆れるが……現実逃避はこれくらいにしていっちょ頑張りますかね。



 現実問題、機内放送後のスチュワーデスさん達の動きがやはりおかしい。


 まず表情が硬い。次に目が泳いでいる。さらに落ち着きがなく。最後にまったくもって余裕が無い。 …どう考えても不審過ぎる。 自分の脳内刑事裁判所でも【有罪ギルティ】の判決が降されました。

どう見ても緊急事態です。本当にありがとうございました。こんちくしょうッ!!


 スチュワーデスさん達の動きを観察していたら妙に視線をむける人物が居る事に気が付いた。


 予想が正しければ、多分まず間違いなく警察官だろう。


 自分の見立てでは30代男性。身長は座高の高さからして180㎝前後。背広を着ていて首が太く肩幅が広いうえ耳が変形している………なんて……なんて…解りやすい…。


 少なくとも柔道の有段者だろう。しかも寝技をかなりの錬度で修得した。あんな耳の潰れ方は他に考えられない。


 視線を感じたのか、向こうもこちらに意識が向くと共に目が合った。


 試しに手荷物鞄から帽子を取り出して被りつつ目立たない様に、自衛隊式敬礼をしてみる。


 男性は、表情を変えずに目だけで驚きそれをも瞬時に隠すとさりげなく席を立ち何気ない動作で此方の方へと歩いてきた。


 近くまでやって来た男性は、こっちをさりげなく見ると急に驚いた様な顔をして、


 「防人(さきもり)!?防人じゃないか!!」


と声を掛けてきたので、


 「犬飼(いぬかい)?犬飼か?!」


なんて感じに相手に合わせて相づちを打った。


 ちなみに名前自体は軽い隠語で、お互いの所属を確認するためのものだ。 …まあ、此方は元が前に付くが…。 


 「久しぶりだな、元気にしていたか?」


 「ああ、そっちも元気そうでなによりだ」


 そんな予定調和どうりの会話をした後に犬飼(仮)は、右手の人差し指でマイちゃん達とは逆隣りにある通路側の空席を指差し「隣空いてるか?」と聞いてきたので、


 「ああ、元から空席だ。短時間なら問題ないだろ」と答えた。


 名前が犬飼(仮)になった男性は、空席だった隣の席に付くと当たり障りのない話をしつつ座席シートのサイドの上に乗せていた自分の手の甲の表面をボード代わりにに指先での筆談をし始めた。


 その行為に若干自分的に思う所もあったが、此方からもそれに応じる事にした。


 【貴方は、自衛官か?】


 【元…が付くがそうだ。貴官は、警察官か?】


 【そうだ】


 【単刀直入に聞く…テロか?】


 【!?】


 【……何故そう思う?】


 犬飼(仮)は、驚きを表情には出さなかったがその目には隠しようも無い驚愕が見て取れた。


 【第一に先ほどの機内放送】


 (違和感)


 【第二に着陸までの残り時間】


 (疑惑)


 【第三に貴官の接触】


 (可能性)


 【第四に自分の当たって欲しく無い時ほど、よく当る悪い予感】


 (予測)


 【そして最後はそちらの反応で確信した】


 (確定)


 犬飼(仮)は、少しのあいだ悩む様な顔をしていた。

だが、その後少し躊躇いがちながら苦虫を噛み潰した様な表情をしてこう言って(執筆して)きた。


 【…すまないが手を借りたい】


 【了解した】


 一秒とかからず即答した自分に疑問の表情を浮かべたので、こう答えることに。


 【初めてでは……ないので…な】


 自分のついてない一日は、とっくの昔に始まっていて気が付けば既にクライマックスだったらしい。

例えるなら……クリスマスの度に何か事件に巻き込まれ、まったくもってついて無かった男の如くかねぇ?…洒落にもならんな。


 ハードボイルドにキメたのは(自己主観的に)…………ジェット音を響かせたF22戦闘機が旅客機の窓の外から轟音を伴って見えた瞬間なので許して欲しいと心で愚痴をこぼした自分は…悪く無いと思う…………………………いや本当マジで…。




彼は、一応テロ経験は、自衛官時代に有りデス。

海外援助の後方支援でしたがハハハ。

まだプロローグです……簡潔に書けない。

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