袋のひとびと
ずっと怖い、明日も明後日も。過ぎ去った昨日も。
あの時こうしていれば、僕はこうも怖い思いをしなくて済んだんじゃないかな。過ぎ去った過去にすがるというよりも、後悔によってどんどん焼けていく。
明日はなにがある。
明日はこれがある。
明後日はなにがある。
明後日はこれがある。
時間割を見て、あの人と同じ、あの人も同じって名簿を見ていく。苦手な人の名前にばかり目がいき、敏感になった視界の中には必ずその人たちの名がひっぱりついてくる。
こんなことで、って人に相談すれば思われることかもしれない。
でも僕は本当に辛い。
こんなことで、そんなことで悩んでるんだったらこれからどうするの?そう言われたって、どう答えたらいいのだろう。
どうもしたくないが答え。でもどうもしたくないと言ったら、また同じことの繰り返しだよね。
都合のいいごめんなさい。都合のいいありがとう。
なんの励ましにもならない言葉たちが、僕の右脳か左脳か、どっかをかすめて通る。
僕はどうしたらいいのだ。