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58話 過去編16

告白から数日後


「おい、あの2人何処に行ったか分かるか?」


今久留主が教室に来て星宮に聞く


「2人?誰と誰だ?」


「海野と甲だよ。あいつらここにも居ないのか」


何処にいるんだよとため息する今久留主


「居ないはいないがどうした?何か問題でもあったのか?」


「特に問題ってわけじゃないがあいつらにプレゼント渡そうかと思ってな。ほら、数日前に付き合っただろ」


「ああ、そう言うことか。なら教えておくよ。確か2人で教室に出ていたぞ。数分前くらいに」


「ちょっと遅かったか。あの2人何処に行ったか分かるか?」


「さあ?多分階段とか屋上じゃないか?」


「何故階段にいるとか言っているのかよく分からんが分かった。俺は行くわ、一七夜月!ここじゃねえみたいだ」


「そう?なら2人で何かしているかもね」


黒髪の女性、一七夜月に言って2人は探しに行った


「何あったのか?」


本を読んでいて2人の会話を聞いていなかった数谷


「2人が付き合った海野達にプレゼントだってさ」


「へえ〜あいつららしくねえな。まあ、別に悪いって話じゃないし放っておけ」


「分かっている」


2人は雑談を話し合った



ーーーーー


「2人何処にいるんだ?屋上にも居なかったな」


「校内ではなく、外にいるかも」


「ああ〜どうだろ?」


と歩いて探している一七夜月と今久留主


「あの2人が何処にいようと私達が怒る理由にはならないわ」


「怒ってないぞ俺。まあ、そう見えるなら仕方ないけど。あっ!」


今久留主はなにか思いついたのか笑う


「?どうしたの?」


「仮面の爺さんに聞けば良くね?あの仮面なら何か知っているだろ」


「ん?ああ・・・あの爺さんが?そうね〜確かに私達より知っているかな?」


「私達だと?俺達よりあの爺さんの方が知っているのか?」


「多分」


「多分っておいおい、それは大丈夫かよ」


「言って思ったけど、あの仮面の方が私たちーいや、私よりお兄ちゃんのことを知っているとかない!私の方が知っているもん!昔風呂入ったし!」


何か自慢する一七夜月


「それは兄弟だからじゃないのか?別に兄弟なら悪くないだろ。それにお前前から思ったんだがブラコンだろ」


そして、向かっていると生徒会室に来た


「ここにいると思うか?」


「う〜ん、それはどうだろ?」


「入ってみるか」


2人は入ると探していた海野達がいた


しかし、何かあったのか部屋の空気が悪い


「・・・おい、どうした?」


「大変だ2人とも」


海野が言うと2人は首を傾げる


「何かあったの?」


「ーーー今、大阪校に危険度SSSの化け物達から襲撃されている」


二人は驚く

恐ろしいことが起きたと言うことを


ーーーーー



大阪校


「あら?貴方達が私と戦ってくれるの?」


と白髪の女性の前に立っているのは大阪校の生徒会長 佐野晴人と生徒会メンバーの1人 江野テル


「ああ、私達が相手だ」


「2人だけね。まあ、それぞれ1人か2人なら多い方か」


戦闘態勢になる3人


「どうする生徒会長。こいつおかしいぞ」


江野は能力を使う

江野の能力 『鑑定眼』

対象を目で見ることで鑑定できる

強さまでは判断できないが相手の能力など見れる

だが・・・


「ーーーこいつを見たが能力なし結果出された、こんなことがあり得るのか?」


「・・・・・・は?」


佐野は驚く

元能力学園の生徒なら確実に能力を持っているはずだ

まず、非能力者は入学できないと言うのが話

なのに江野からの鑑定結果に対して信じられなかった


(いや、昔が能力者だけ入ることができるとかまだそこまで確定してなかったのだろうか)


すぐさま考えて結論を言う


「貴様は能力者ではないな?」


「ええ、そうよ。それが?」


認めたので2人は困惑する


「能力なしで私達を相手するのか?いや、まだ隠しているだろう。能力者達を次々と殺せるほどの何かを」


「・・・まあ、いいか。戦う前にばらすのは面白くないけど」


ピアスから何か力が働く


「武器の能力よ。刀坂公流が能力者を使って作った武器。」 


『!?』


「人間を使った武器!?」


「やはり貴方達も知っているのね。ならば早い刀坂公流ー1年前の東京校の首謀者も使っていた武器の一つよ。だがそれで私達が引き下がる理由にはならない。なんせ、武器の能力を使えるからね」


女性は笑って


「逃がさないわよ。久しぶりの殺し合い今はただただ殺しに集中したいわ」


「怖くないこの人?」


「犯罪者に人格を求めるな」


「ーーーでは始めましょうか」


女性は宣言すると一瞬で2人の間合いに来た


(早い!?)


(能力なしでこのスピードか!)


2人はすぐに距離をとる


「スピードはいいわね。殺しがいがあるわ。名乗っておくか。私は浅坂弥生よ」


「名乗るほど自信があるってことかいいだろう。やってやる!」


「舐められているな」


2人は行動を移す


江野は走って蹴りを入れると浅坂に結界が現れる


「!」


「結界か」


すぐさま離れた江野


「ええ、正解よ。私のピアスは自動に結界が張られるの、だから攻撃は通じないわ」


「攻撃が通じない?」


「必ず能力で防げないものがあるはずだ!攻撃するぞ」


2人は攻撃する


(片方は鑑定能力なのは分かったから近接戦特化。あともう1人はどうでしょうね)


あと1人ー佐野をリーダーだと分かっている浅坂は能力判明をするために佐野から攻撃する

結界を佐野の周りに張って少しずつ小さくさせる


「!?」


「これで終わりね」


1人仕留めたかと江野に向けて集中すると結界が破壊された


「!?(結界が破壊された!)」


江野の攻撃から避けて佐野を見ると


「お前の結界は他者にも出来るんだな。さらに結界を小さくさせることで私を殺そうとしたーーーそれで殺せた者達がいるからの自身だっただろう。しかし、私には効かないぞ?結界程度で自慢気になっているが所詮その程度だ」


再び現れた結界を手で触るだけで破壊


(結界を易々と破壊なんて出来るのか!?なるほどね。これが大阪校現生徒会長の力ってわけか)


「60年前と比べると面白いやつがいるわね」


加減をやめて江野に強烈な一撃を与える


「!?ぐっはっ」


江野は吹っ飛んで気絶する


「・・・江野を一撃で戦闘不能か」


「今ので殺したつもりだったけど意外に硬いわね。まあ、次は貴方よ」


笑って佐野を見る


「気色の悪いことをするな」


両者は睨んで能力を発動させた


     

ーーーーー


「抜刀!」


紫色の女性は黒髪の女性に攻撃する


「!受け止められた・・・!」


「速度はいいけどその刀じゃ私に傷を付けられないわよ」


黒髪の女性はハンマーを持って攻撃する

刀で受け流して切る

しかし、大きなハンマーを持っていながら避けて普通に避けるように見せ、攻撃する


(あんなハンマーを持って避けれるの!?能力による身体能力強化なの?)


紫色の女性は心の中で思った


「さて、まだまだ続けてーーー」


頭に銃弾が着弾して倒れる


「!ナイス!」


銃弾が飛んできた方向を見て言った

ここから10キロ以上先で空を飛ぶ機械に乗って打っていたのは白銀の女性


「頭に命中。次の敵をターゲットにする」


白銀の女性ー遠藤花は別のターゲットへ向けようとしたが先程打った女性が立ち上がって驚く


「頭では死なないのか。化け物・・・」


と立ち上がった女性を見る


「はあ、今のは危なかったよ。感知以上から離れた射撃か。数キロどころの話じゃないけど厄介ね。援護射撃は嫌いだからささっと仕留めたい」


「させませんよ。私が止めます」


「分かっているわ。私、闇月綾香が貴方達を殺す」


両者は武器同士ぶつける

互いはどちらも有利ではなく、膠着


「私に勝つなんて100年早いわよ」


「私だって負けませんよ!」


2人は刀とハンマーで高速攻撃を繰り出す

腕や足などに傷ができるなどのダメージを負うも互いは有利にさせないように攻撃する


「チィ!邪魔な射撃ね!」


遠藤のタイミングが読めない射撃で邪魔されるもハンマーで銃弾を潰す

しかし、一瞬でも油断したら紫色の髪を持つ女性ー東優華による刀を受けてたら腕が切られるので油断できない


「確実に仕留めます!」


「舐めんなよ。小娘共!」


3人の戦いはまだ続く



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