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57話 過去編15

能力学園東京校


「はむ、ここのサンドイッチうまいな。卵うまい!」


昼食でパンを食べる海野は現在仮面の爺さんと一緒に食べる


「うむ!うまいな。ハムがうまい」


「あいからずお前謎だよな・・・その仮面ってどう言う仕組みなのか分からない」


食べたら外に出るのではなく、しっかりと食べている

仮面の中はどうなっているのかと前から思ったこと


「しかし、今日は眠いな。8時間寝ているはずなんだが・・・この仮面の睡眠時間が足りていないのか?」


眠気があるのかあくび?する仮面の爺さん


なんであくびができるんだよその体で


「あんた休眠するんだな」


「元人間だからな」


「元人間とか関係ないだろ。仮面になったら休眠とか要らなくない?」


「それは言わない約束だ」


「あっ・・・そう言う事ですか」


俺は仮面の話に頷く


「話を言うがお前は甲お嬢とは付き合わないのか?好きなんじゃろ?」


「ぶっ!」


サンドイッチが喉に詰まった


「ゲホッゲホッ!突然なんだよ!喉詰まったじゃないかよ。智か・・・なんで智?」


首を傾げると


「甲お嬢と話している時お前が甲お嬢に目を追っているからな。もしかしたらだと思っていたが・・・」


ニヤニヤと笑う仮面

破壊するかとすぐに考えた


「告白はしないのか?」


「告白!?告白って・・・あいつとそんな仲じゃないぞ・・・」


「本当か?甲お嬢もお前のことを目で追っていたぞ」


「!本当か!ならチャンスある・・・・・・あっ・・・お前!」


俺はすぐにこいつの罠に気づく

こいつを掴んで破壊しようとした


「待て待て!破壊するな!破壊するな!揶揄ったのは悪かったから仮面の破壊だけはするな!!」


「オメガ・ボイドで今度こそ破壊してやるよ」


「まだ死にたくない!」


「安心しろ。仮面を破壊するだけだ」


「安心できるか!!!!」


仮面を破壊しようとしたら


「何しているの?爺さん凄いことになっているけど」


と聞こえた

声の人物は智である


「智!?どうした?俺は今すぐでもこいつを破壊しないといけないんだ。邪魔しないでくれ」


「お前!儂を殺す気か!」


「一度死んでいるだろ爺さん!」


「やだ!死にたくない!また死にたくない!」


あんた他の物に魂移ればいいだろ!


「ねえ、話があるからさ。とりあえずやめない?喧嘩をさ」


真剣な顔で俺たちを見た


「おっおう・・・分かりました」


「(察し)」


ニヤニヤと笑う仮面


お前次破壊するからな

今回は智に免じて許してやる

とそう思って2人で少し出掛けた

何か俺に用事でもあるのか?

心当たりがないな



ーーーーー


学園の外


「それで俺に用ってなんだ?」


と声をかけたら


「ねえ、初めて会ったこと覚えている?」


突然初めて会ったことを聞かれた


驚いたが答えた


「初めて会ったこと?ああ、入学の時の話か?」


「あの時の海野は怖かったよね〜」


背伸びする智


「怖かったってな・・・俺からしたらアレはビックリしたぞ。いきなり武器使ってきた時は一瞬死ぬんじゃないかと思ったし」


俺はそう言って笑った


入学時は少し荒れていた・・・・・・少しで済むのか?


ーーーーー



1年前 


能力学園入学式の日


「ここが能力学園か〜大きいな〜」


私、甲智です。

現在、体育館に集まって水晶に触って最上位であるSランクに表示されてSクラスに来ました

教室の扉を開けると誰かいた


「はっそんな程度で俺に勝つと言ってんのかよお前」


黒髪の男が銀髪の男が倒しています

何があったの?


「この俺が負けるだと・・・!」


「お前また能力に依存して俺に挑むのはいいけどよ。もう少し考えて攻撃してくれ、一撃一撃の隙が大きいんだよ」


何かアドバイスをして降りた男


「やれやれ、海野に勝つなんて無理でしょ?数谷」


黒髪の女性が笑うと



「クソ〜いけると思っただが思い違いかよ!今の実力ならいけると思ったのにさ」


起き上がった


「何をしているの?教室で喧嘩は駄目だよ」


「あ?誰だお前・・・一七夜月。誰か知っているか?」


「なんで私に聞くのよ・・・私達と同じSクラスになったでしょう?自己紹介からしなさい」


「いや、やらない。どうせ、ホームルームでやるんだからよ」


「いや、言いなさいよ」


「そうだぜ。海野。お前らしいがこの人に自己紹介くらいしとけ」


赤髪の男が教室に入ってきて笑う


「今久留主。だから俺はさ。言わないって」


「なら、先に俺達が自己紹介しておくか。よっお嬢さん」


「辞めてそれ。同い年でしょ?」


「お嬢さんって言うのは別に年とか関係ないと思うが・・・まあ、いいか。俺は今久留主赤司。よろしく!そこで海野にボコされた奴は数谷紅楼。中学卒業式に好きな人に告って失敗した奴だ」


「お前喧嘩でも売っているのか?あ?お前校舎裏に来いや!」


「くくっ好きな人が既に恋人がいて失敗とかウケるだろうよ!ワハハ!」


「人の黒歴史に傷を抉るとはあいからずだな。今久留主。」


「あの2人は放っておいて私は一七夜月白。同性同士仲良くしよう!」


「うん!私は甲智!よろしくね!一七夜月ちゃん」


私は一七夜月ちゃんと仲良くなった!

話していると


「はあ〜お前ら・・・吹っ飛べや!」


口喧嘩している2人に拳骨を喰らわせる男に驚いた


2人は頭に当たって倒れた


「これが普通の日常なのよ」


「へえ〜そうなんだね。ん?日常ってことは4人は知り合いなの?友達?」


「腐れ縁的なものなのよ」


「正確に言うとこの2人とは中学同じなんだよ」


男が答えた

そうなんだ・・・なら、2人は?


「彼、自分の名前を言わないから私が言うね。海野玲、私の兄なの」


「え?兄??」


私は驚いた兄なの??どう言う事?


「俺達は双子だ。苗字が違うのはこいつが親父の友人のところで養子として預けられているんだよ。なんでなのか分からないが」


「いいじゃない。ね、兄さん」


「こんな時に兄さん呼びはやめろよ・・・」


ため息する海野

双子なんだね〜初めて知った


「うっ・・・今のは痛かったぞ!海野!」


数谷が起きた


「いつもより早いじゃないか。成長していて何よりだ」


「成長しているのか分からないが。こいつは誰だ?」


私に指を刺した

え?私のこと気づいてなかったの?


「お前・・・なんかやばい女の気配がするな」


「何の気配感じているんだよお前」


「やばい女って酷いよ。私これでも女の子だよ」


「そうよ。貴方そんな性格だから好きな人に振られたんでしょう?」


「ぐっはっうるせえ!女はクソだ!!!!」


「もう一回拳骨喰らわれせようか?数谷」


「いやだね。もう一回喰らったら今度こそ気絶するよ」 


「そうかよ。なら昔、今久留主から聞いた。女性の好きなところは?」


「ふん、そんなもん。胸」


『最低』


私と一七夜月は息ぴったりである

胸とかないよそれ


「だから・・・女性に嫌われるんだ・・・」


海野に賛成です


「うるせえ!お前はどうなんや!海野!」


「?背が高いと尻のでかい子」


「理由は!」


「一七夜月からこんな女の子の方がいいからって言っていたから」


「私が言っていたこと覚えていたの!?」


「なんだと・・・」


これどう言う状況??


「お前は自分から求めないのか!欲望を・・・!」


「お前悪役かなんかか?」


「やはり女性は胸だろ!」


「お前、男だけいるならいいけど女性がここにあるって分かっているか?拳骨して頭おかしくなったのか、悪い悪い」


「仕方ない・・・数谷」


「あ?なんだよ」


「これに勝てる?」


私はミニガンを出すと固まる3人


『は?ミニガン??』


「そう来たか・・・!武器使い!ならば俺も行こう!能力『魔帝』」


能力 魔帝


自身の魔力、出力の制限をなくして増幅してさらに魔法の発動スピードを早くする

普通の魔法より必ず威力や効果が強くなると言う力もある


「閻魔!」


刀ー閻魔を出す数谷


「行くぞ!閻魔一閃!」


「発射!」


こうして教室は破壊されて先生ー八尾先生に怒られたのが入学式の時の話だよ


ーーーーー


「あの時は逃げれるのか少し不安だったな・・・」


「うんうん、私もミニガンに対抗できるなんて思わなかったよ!」


「閻魔を使った技に対して武器で対抗した智がすごいぞ」


苦笑した俺

あの時はびっくりしたな。

1番被害喰らった今久留主は怪我したし

あいつを守れなかった俺の責任であったし、仕方ないよな

なんでそんな余裕はない

ミニガンが出てきている時点で異常だからな

ん?なら、いつ購入したんだあのロケラン

入学時点で持っていたよな?

・・・・・・分からなくなってきたな


「まあ、何を言いたいか分かる?あれから1年過ごして思ったんだ。私は誰かを求めているんだってね」


うん、全然分からない


「・・・・・・求めているか。まあ、誰かに求めているところは俺もだよ」


「?」


「俺は昔から能力が原因で家から甘やかされたことが多かった。まあ、両親はしっかりと悪いことをしたら怒ってくれたけどな。でもよ、能力で判断しているのか俺に近づいている者達は俺ではなく、俺の才能で近づいてきた人ばかりだ。あいつらは除いてだが入学時にお前らが俺の能力ではなく、俺を見て判断してくれた時は嬉しかったよ。ありがとう、俺を見てくれてな・・・」


「・・・ふふっそんな過去があるなら話してくれてもよかったんだよ?私は責めないし」


笑った智


「知っているよ。1年も一緒に過ごしてきたんだ」


全て知っているとは言わないが限りなく近くいたから知っている。


「ねえ・・・海野ーいや、海野玲。貴方ことがーーー」


「!?」


智が言いたいことを気づいて俺は


「待ってくれ。智」


「?玲?私今ーーー」


「それを言うのは俺だ」


「!?」


俺が言いたいことを気づいたのか智は驚く


「甲智さん。貴方のことが好きです。付き合ってくれませんか?」


俺は智に告白する

智は涙を出してーーー


「はい!」


と返事を貰った


俺も涙を出して抱きしめる


嬉しすぎて泣いた


まさかこうなるとは思ってなかったが成功した・・・!


俺は智を抱きしめた







ーーーーー




「成功したか。ったく、俺達がお前達の恋に気づいていないわけがないだろ。苦労したぜ」


数谷は2人を遠くから見守っていた


「どう?成功した?お兄ちゃん達の告白」


一七夜月は数谷に聞くと


「ばっちりだ。甲からの告白をしようとしたが海野が見事自分から告白したよ。仮面のおっちゃん。あんたの考えは成功したぞ」


仮面は浮いて数谷と一緒に見ていた


「良かった。それにやれやれじゃ。あの2人が両思いなのは気づいていたが長かったな」


「ふっそうだな。一七夜月!3人を呼んでパーティするぞ!」


「賛成。あの2人の好物は知っているから今から作ってくるわ。仮面の爺さんは何か食べたいものある?」


「儂はあの2人の好物でいいぞ」


「了解。今久留主と星宮を呼んで来いよ、数谷」


「ふっ誰に聞いているのやら。分かっている。爺さんは俺と一緒に呼びにいくか?」


「そうじゃな。儂もそうしようか」


3人はその場から離れた


「海野、甲おめでとう」


と数谷が呟く

風は優しく舞うのだった

その日の夜は皆んなでパーティをした

数谷と黒田に見られていた2人は顔を真っ赤にしたのは言うまでもない

告白成功!変な告白だったのか自分だけでは判断できませんがようやく二人がくっつきました

それから結婚して芽衣奈と主人公が生まれるってわけです!

それと一七夜月と海野が双子と言う設定は後から加えました

2人を双子にした方が面白いからと思ったので

次回は敵との戦いですかね?

まだ時間がかかると思います

ではまた〜


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また、感想をいただけると嬉しいです

応援よろしくお願いします

次回もお楽しみに〜

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