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264話 強欲の過去4

『強欲』の過去を終わらせるにしても長過ぎた・・・まだ終わらないか

転生してから数年、彼は第二の人生を送っていた

友を守って死んだら別の世界に転生すると言う起きた状況に生まれたばかりの赤ん坊の中に入ってしまった彼は最初理解できなかったが数年経てば理解できる範囲まで異世界に適応していた


「他人の肉体に映ってもう一度人として生きるのか・・・」


彼が転生した世界は魔物や亜人がいる世界

前の世界とは全然違う環境に驚きをするもそこは慣れていった

この世界の魔法は彼の前世とそこまで大差はないがそれなりに違う部分はある

能力はこの世界にもあるので適応するのは意外にも彼が予想していたよりも早く、適応できたのだ


しかし、彼は転生物を知らない学生

1970年代の学生のため海野流星達が生きている時代よりも異世界物が流行していない

なので異世界に来た時は驚愕しかなかった


「はあぁぁ〜早数年過ぎたがこれならどうなるやら」


と窓から青空を見ていた


「これからどうなるやら」


と未来に対して少し心配な八崎であった


_____


それから24年


アラシアル王国の王立学園に通い、卒業、今世の親から許嫁を得て、結婚と彼の人生は王道・・・・・・とはならないが学生として活躍して王国で有名人になったほど有名になった

が、彼は家族との生活をするだけでいいと自分が生まれた屋敷ににて家族と過ごしている


「パパ〜何をしているの?」


と小さな子供が八崎に声をかける


「ん?これかい?今は仕事をしているんだ、書類仕事をした後に遊ぼうか」


貴族ーアルシアル王国現国王の弟の息子であり、王族の人間として働いていた

屋敷は大きく、使用人は何十人も数百人もいる権力の高い人間として生きている

愛娘であるエリカを抱き上げる


「母さんのところに行ってきなさい。俺は後で向かうから」


「!分かった!!」


とエリカは走って部屋に出た


「ふっ可愛いな・・・」


愛娘を見て笑う八崎

1人で書類仕事をするもかなりの書類の量を捌くのは大変であり、日々書類仕事をしている・・・わけではないが王族としてやらなければならないというプレッシャーから日々耐えている

最初は辛かったが子供が2人生まれてから慣れていっていた


「やっ・・・と!おわっ・・・たぁ!」


書類仕事から2時間後に終わって全体重を椅子にかける

今日の仕事が終わったことに喜びを隠せない

執務室から出て歩く、向かっている場所は子供達がいる場所

歩いてとある部屋に開ける


「仕事終わったから父さんが来たぞ〜」


と八崎は部屋に入って行く

すると抱きついてきたのは子供達ではなく、妻のノエルだ


「お疲れ様、貴方。ほら、2人も抱きつくのよ」


『はぁい!!』


息子と娘も八崎に抱きつく


「あはは、あいからずだな、3人は」


苦笑する八崎


「ねえ、シエル。今日も皆で遊ばない?」


ノエルは提案すると頷くシエル


「ああ、いいよ。俺も皆と一緒にいたいからさ」


こうして4人は庭で遊ぶのであった


_____


それから数日後のある日


「はぁ?俺に竜討伐しろって?」


と部下から言われたことに納得できないシエル

突然、何か用事に現れたと思ったら竜討伐をしろと言われたのだ

どうして自分がやらないといけないんだと思ったシエルは部下に文句を言う


「俺じゃなくても他の奴らがいるだろ?俺以外にも動ける者はいるはずだ。エリックなんて先程暇だと言って昼寝しているんだぞ?あいつに言えばいいじゃないか、俺なんてこれから仕事だ。断るようにしてくれ」


仕事をこれ以上増やしたくないと思ったシエル

面倒くさい任務はやりたくないと思いながら部下に対して仕事を断ると


「私も最初は断っていましたよ。ですが国王の命令でして・・・簡単に断られるようなことではないので・・・」


国王からの命令で断れないと伝えると舌打ちするシエル


「チッあのボンクラ国王からか・・・あの野郎が何を考えているのか分からん」


何を考えているのか分からないと言うより理解したくないと思いながらため息するシエル


「ささっと隠居して息子に王の座を渡せよ本当に・・・・・・俺からしたら現王よりも王子のようがこの国の平和に繋がると思うが・・・はあ〜あのボンクラの命令なら仕方ない、俺がやってやる。ってか、王子ならこの任務くらいできるんじゃないか?まあ、文句を言っても意味がないか」


「王子は現在、池の怪物クラーケンの討伐に動いているので・・・ですが、シエル様の言うとおり、現在の国民は王の政治に苦しんでいます。シエル様と王子様のおかげで20年前と比べ、犯罪率も低くなってますが・・・平和に近づいているとは言え、まだまだ犯罪は多いです」


部下も同じくため息をする

現王による圧政は国民を苦しめている

さらに貴族が犯罪を染めたり、国民が犯罪組織を作ったりとやりたい放題している

それを取り締まるのが騎士達の仕事であり、シエルはその最高責任者みたいな立場をしている

本人はこのような仕事をしたくないと断っているが肩書きというか世間から英雄と言われているので仕方ない


中にはシエルが国王になればいいんじゃないかとシエル派が存在しているもののシエルが国王になりたいと言う人物を知っているのでそこまで過激なことをしていない

現在の国王の息子である王子デュークは国王の息子なのかと言われるほど国のために大きな活躍をしている王子で国民からの人気は高い


王子デュークか現国王の弟の息子シエルか

どちらが王になるのかと国民達は2人のどちらが国王になるのか考えているくらいには2人の人気は高い

どちらが国王になったとしても今の王国の政治はまともになるだろうと言う信頼感はあるのだ


「そうだな、とりあえず、俺はドラゴン退治をしてくるからお前は信頼できる部下を連れて俺の家族の護衛を頼む、悪いね、こんな仕事をしてもらうことになって」


「いえ、私達はシエル様のおかげで今があるので問題ありません。私が信頼できる部下は貴方様に慕っている人達ばかりです。問題はありませんが国王について警戒をします。このタイミングでドラゴン退治なんて何を考えているのか不明なので」


国王を信じないと言う部下の宣言に少し引くシエル

国王に対する騎士達の信頼がなさすぎるだろと思いながらドラゴンをすぐに倒しに行こうと動くシエル



この時のシエルは知らない

帰ってきた時・・・


あんなことになるなんてことを・・・


_____


とある山で


「伝説上として語られている竜もそのくらいか」


倒れている魔獣ードラゴンを倒したシエル

伝説上の怪物として一部の地域では信仰の対象になっているドラゴンを相手に余裕な戦闘で勝利したシエル

シエルの能力『自動回避』と『死神』は強く、ドラゴンの攻撃は当たらなく、『死神』による即死攻撃はドラゴンでも抗うことなく、一方的に倒すと言う恐ろしい強さを持っている


これがシエルが英雄と呼ばれる力

無傷で伝説の怪物を倒せるその力は人々を魅了する

それこそが彼を英雄と呼ばれる理由だ

それでも本人は家族と暮らせばいいと思うくらいにしか思っていない


ここまで人々にあまり興味ないのは犯罪組織とか作ったり、犯罪が当たり前のような国の常識にドン引きしているからだ


彼の前世は犯罪が多い国ではなかったのでこの国の常識がかなり異常すぎると感じ、人々に興味を持てばやばいのでは?と思って興味がないようにしているだけ

恐ろしいことをする国にドン引きする平和主義者

それがシエル・フォン・アラシアルである


「さてと帰りますか・・・」


竜を回収する

証拠品として回収する必要があるので空間倉庫に入れる

転移魔法を発動して屋敷へ戻った


______


「・・・・・・は?」


屋敷の中に戻ったシエルは驚愕する

それは何故か

屋敷が燃えているのだ


「!?どうなっているんだ!!!!」


すぐに家族を探す

すると何十人の兵士の死体があった

無視して走る

走り出して全力で魔力感知を発動して見つける

どうしてこんなことになっているかは今はいいと考えーいや、家族を優先に探す

走って探すと娘のエリカが兄であるアレンと妻ノエルを必死に揺らしていた


「ママ!にいちゃん!!起きて!起きて!!」


倒れている2人・・・だけではなく、シエルの両親までもがいた


「!エリカ!!」


シエルはすぐに娘のそばに来て転移魔法で転移する

6人転移して炎上している屋敷から脱出した


「!パパ!?」


突然場所が変わって何が起きたのか分からなかったエリカは近くにいる父親であるシエルがいることに気づく


「何が起きた!いや、それより・・・」


4人を必死に起こす

しかし、息をしていない


「チッやるしかないな」


『死神』による魂と肉体の分離を発動して魂を保護しようとした


_____


がすでに遅かった

4人の魂は肉体に宿っていないからだ


「・・・・・・は・・・」


肉体に魂が宿っていない

これは本当の死だった

魂のない肉体から蘇らせることはシエルにはできなかった


「・・・・・・んなわけ・・・ねぇだろ・・・」


目の前の現実を受け入れなかった

すでに魂は天に行ったという事実を受け入れることが彼にはできなかった


「なんでぇ・・・なんでぇ・・・」


泣きそうになるも横には娘がいる

娘の前には泣かなかったシエル

すでにエリカは泣いていた

母親、祖父母、兄と大事な家族を亡くしたからだ


「・・・!」


誰か来たと気づいたシエルは警戒をする

走って現れたのは部下達とアラシアル王国の王子デュークだった


「!シエル様!?・・・!」


4人の死体があることに気づく部下


「ここで何があった・・・!オルファ!」


信頼できる部下に護衛を任せたはずなのにどうしてこうなったのか聞く必要があった

裏切りがあったなんて聞いたら殺しを行うほど今のシエルには心の余裕なんてなかった


「国王陛下が犯罪組織を動かして屋敷を襲撃しました。我々はノエル様達を護衛して地下に逃してして襲撃者達を倒しているところ、国王陛下の命令で現れた王室護衛ー王宮騎士と戦闘が起き、数の差がありましたがデューク王子の軍のおかげでなんとか助かりましたが・・・!すみません!私が国王をもっと警戒しないといけなかったのに・・・!」


国王が起こしたと言う話に驚くシエル

だが、部下であるオルファから嘘をついているようには見えなかった


「王宮騎士が動いているだと?クソが・・・!」


今回の討伐ドラゴン退治は国王が仕向けた罠だったと今気づく

あの任務に行かなければ4人は助かっていた

シエルを討伐しなかった理由は勝てないから

ならば家族を手を出せばいいと考えに至ったんだろう

それを起こしたのが愚王であることに怒りを覚える


「・・・デューク・・・お前はどうしてここに?話ではクラーケン討伐をしていると聞いたが?」


「・・・・・・国王が何か企んでいると部下から報告があってすぐに戻ってきたら戦闘が始まっていた。正直に言うともっと早くいけばよかった・・・!全て僕のせいだ、部下からの報告からすぐに行けば・・・!」


部下からの報告を聞いて早く準備をしていたものの結果はシエルの娘であるエリカ以外が死亡すると言う最悪な結末になってしまった


だが、責めるのはデュークではない

彼がそのような行動をしなかったらエリカまでも死んでいただろう

屋敷内にいた自分の部下と敵対していた兵士の遺体を思い出すと命をかけて守ってくれたのは王子の軍隊だったからだ


「お前は悪くない。全ては俺の責任だ・・・」


デュークが早く動いていたからこそ、家族全員殺されると言うことはなかったのだ

むしろ、褒めるべきこと


「奴の目的はなんなんだ?俺を嫌っているから始末するのか次期国王の座を息子であるデュークにするために暗躍していたのか・・・」


「・・・・・・おそらくですが、それも入っては・・・いや、ないでしょう。それならば王子までも動かす理由になるとしてもあの国王がバレバレの大胆な行動をするとは思えません。王子の妻までも狙われたと言うのが部下からの報告にありました」


「・・・・・・は?あいつ、自分の後継者の奥さんまで手を出したのか!?」


オルファからの報告に驚愕するシエル

オルファが違うと答える理由には納得できる

ならばどうしてこのようなことをしたのかが分からない

何が目的で自身の息子の家族と甥の家族を手を出したのか


「目的はおそらく・・・いや、違いますね。私が聞いた情報ですがあの王は禁呪に手を出していました。その禁呪が対象の肉体に移り、肉体の主導権を奪う、肉体の所有者の魂を破壊すると言う最悪な術。その術を行うとしてもそれには家族が邪魔・・・なのでしょう」


そんな禁呪があるのかと思ったシエル

それならば家族を手を出す理由になるだろう


「犠牲者はシエルさんの家族だけではありません。私の母・・・王妃と側室、王族の血縁者計63名が殺されています。国王がここまで大胆に動く理由は次期国王として確立ーいや、自身が永遠にこの国の王になるために動いているかと・・・」


王族皆殺しを行う自身の父親の行動がイカれていると吐くデューク王子

自身の兄弟4人が始末されたことと妻を殺そうとしたことに怒りが膨れ上がる

家族を殺して何を考えているんだと直々に問い詰めたいところだ


_____


「クソ王がぁ・・・!ついに禁呪を手を出したのかどころか血縁者皆殺しだぁ・・・!?あの野郎は何を考えいる!!!国王として生き続けるために王族皆殺しを・・・!・・・奴が肉体を奪おうとしているのは誰だ?俺とデューク以外か?」


怒りのままにオルファに聞く


「いえ、おそらく、移ろうとしているのはクローム王子です」


「!?私の息子が!?」


オルファの発言に驚愕するデューク王子

自分の子供を乗っ取ろうとしていることに驚きを隠せない


「クロームは?どこにいるんだ?」


「クロームは私の軍隊にいます。あいつにはヨルを守っているようにしていますが狙う対象がクロームなら・・・サルア!今すぐこのことを私の軍隊に言え、そして、クロームを命にかけて守れ!!!」


「は!」


近くにいたデューク軍隊の副兵長に言い、副兵長は転移してその場から離れた


「犠牲者は?今の犠牲者は王族関係者だけではないだろ?兵士含めて被害はどうなんだ?」


「死者は約6000人以上、王族の使用人のほとんどが皆殺しされています。王宮兵士は我々とデューク王子の軍隊で全滅させていることから残っている者は王の護衛と王の幹部くらいでしょう。ほぼ国の上層部が壊滅していることから王の計画が成功しれば我々が始末対象になります」


予想以上の被害に顔を顰めるシエル

このままでは反乱者として世間の敵になるだろう

ここで王を殺さぬ限りこの場にいる者達は始末される

そんな最悪な状況にシエルはある決断をする

それは後戻りのできない最悪な決断だ


「分かった。オルファ、お前は命をかけてでもエリカを守れ、守れる保証がなければデュークの軍隊と協力して王宮から脱出しろ」


『!?』


2人は驚愕する

その言葉の続きは何を言うのか予想してしまったからだ


「まさか・・・!!1人で親父を殺すと言うのか!シエルさん!!あんただけじゃなく、俺も参加する!」


一人称が私から俺に変わるほど焦るデュークに無表情ハイライトのない目でデュークを見るシエル


「ああ、そうだ。お前は必要ない、俺の能力かの餌食なってしまう。俺はお前を殺したくないから俺に従え。そして、俺が国王殺した後はお前に託す。オルファ、お前には娘のことを頼むぞ」


泣いているエリカを気絶させてオルファに預ける


「・・・!そんなことを・・・!俺が「分かりました」!?いいのか!オルファ殿!!」


オルファが即答に応えることに異議を唱えるデューク


「私はシエル様の部下です。貴方に命令される権利はありません。シエル様、私の身を賭けてエリカ様を守ります」


素直に従うオルファに対してシエルは言う


「ああ、頼む。悪いな・・・お前に託すことになってしまって・・・」


「・・・私のせいで貴方様のご家族を守れなかった無能な部下です、最後くらいはあなた様の近くにいたいとは思いましたが・・・いえ、すみません。私の事情を挟んでしまいました。どうか・・・お元気で」


「・・・・・・ああ、今までありがとな」


転移を発動してその場から去った

彼が転移してその場から消える前に見たのは寝ているエリカだった・・・

どうもルセイです

ようやく、強欲の過去が終わりました

長過ぎたな・・・1話3000文字くらいのこの小説の計算で・・・22803÷3000で・・・7話分?長いなおい

強欲の過去3と強欲の過去4だけで5話分くらいはあるのか・・・マジかよ

って感じに長くなりましたがようやく本編に入れます

長くなりましたがこれからも応援よろしくお願いします!!!

面白かったと感じた方は広告下にある☆☆☆☆☆とある評価を★★★★★にしていただけると幸いです。面白かったと感じた方はブックマークをいただけると嬉しいです

また、感想をいただけると嬉しいです

応援よろしくお願いします

次回もお楽しみに〜


注意、文字が多いので5つ変更しています

次回で終わります

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