225話 2人だけの勉強会 勉強に集中できない娘 怒る魔王と怒られる血姫と死女王の3本で送る
新章開幕?
大妖怪達との戦闘が終わって数日
大事件が起きていない平和に学生生活を送っている海野流星は授業を終えて暇をしています
放課後ってことさ
「ふ〜う、終わった。今日も授業はいつものと変わらないな」
現在、5月中旬
中間テストまであともう少しのところである
そう、テスト週間、中間テストで高得点を取るために勉強をしないといけないのだ
これは大変でずっと勉強するのはマジで面倒くさい
マジで面倒、テストというのはクソだ
この学園のテストの難易度はそこまで高くないと思うがそれは去年の話
去年と同じ先生だから安心できるわけではなく、今年の教科担当の先生が去年の教科担当の先生と変わっているため、去年と同じようなテストが来るとは思えない
その第一回が1学期中間テストである
内容は簡単な方だけど先生によってテストの難易度が変わるんだよな・・・面倒
テスト勉強はクソ面倒である本当
なんでテストは存在しているんだ
「勉強したくない〜」
女性が声が聞こえる。
俺の横にいるのはしーちゃんだ
しーちゃんはテスト勉強がしたくないと文句を言っている
気持ちは分からなくないが高得点を取れば次のテストのモチベーションに繋がる
それにしーちゃんはそこまで勉強が好きな人ではないからこうして2人だけの勉強会をしている
勉強が好きな人っているのだろうか・・・俺?俺は嫌いだぞ勉強、うん
「勉強はした方がいいぞ。彗蓮に何か文句を言われても俺は知らないぞ」
現在いる場所は俺の家で勉強をしていた
俺の部屋で勉強をしているのだ、女性を部屋に入れるのは親を除いて始め・・・
いや、彗蓮達にもあるな
家族除い・・・同世代の女性を自分の部屋に入れたことがある人はしーちゃんで初ではないな
ん?しーちゃん同世ーいや、なんでもない
親族除いての話なら綾達が初めてか
しーちゃんは今回で初めてなんだよな〜俺の部屋に入ったこと・・・うん、今気づいたわ
「流星は勉強できるよね〜私なんて勉強できないよ・・・どうして高得点取れるの?」
テストの点数が高い理由を知りたいみたいだ
特に理由はない・・・とはならないな
「ん?姉さんに教えてもらったからだよ。まあ、高校受験の時とかの話だけどね〜勉強方法を教えてもらったからその方法で点数を取っているだけだ。まあ、勉強が嫌いというのには同じだよ」
昔は勉強嫌いだったからな〜英語なんてしたくないってレベルに拒絶していたら姉さんに怒られたし
説教まで喰らったからな
それでも、やらなかったら強制的にやらされた
あの時は姉さんを恨むように勉強をしていたからな
懐かしい過去だよ本当・・・
「姉さんに教えてもらったんだ〜ねえ、流星。私にも教えて」
抱きついてきたしーちゃんに驚く
突然抱きつくとは・・・俺の彼女可愛いすぎる
「教えるから離れてくれ。それでは勉強できないだろ?」
「・・・分かった」
頬を膨らませているしーちゃん
まだ俺に抱きつきたかったんだな
「よしよし、今日やるべきことをしたら抱きついていいからな」
「!うん!」
勉強を再開
ーーーーー
隣の部屋では
「・・・イチャイチャしている声が聞こえる・・・」
中学2年の1学期中間テスト勉強をしている彗蓮は隣の部屋から聞こえてくる2人の声に少しイラつく
勉強するのはいいが娘の勉強を邪魔しないで欲しいものだ
(パパとママがこうして元気にやっているのは嬉しいな〜でも、私が隣の部屋で勉強している邪魔なしないでほしい。勉強するなってわけではないけどね)
能力を使用して瞬間記憶でもしようかなと考えている彗蓮
能力『皇帝』による『成長』で教科書の内容を丸暗記できる
『成長』は自身の記憶力の成長もすることができる。だが、変に成長させると脳の出力が高すぎてエネルギー消費がとんでもないことになるため、あんまりやりたくないと言うのはある。
そんなことをしたら先生達に怒られるなと思ってその手段はやめた
が今の進行状況からして少しやばいので使用しようかなと思っていた
「どうしようかな〜」
と隣からイチャイチャと2人の会話を無視しながら勉強をしていくのであった
本人曰く、今日の勉強は大変だったとか
ーーーーー
その頃、別の場所では
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
2人は無言になっている
「何も言わないのか?紅谷と松本」
2人の前に立つのは魔王ー公明院である
彼が2人の前に立つ理由は
「お前ら
なんで俺のアルバムを持っていたんだ?」
隠していたアルバムが消えていたことに探していた公明院に教室で堂々と公明院のアルバムの写真を見ていた2人
2人が何故、寮の部屋の中にあるはずのアルバムを持ち出したのか分からなかった公明院
男子寮と女子寮に分けられている・・・そう言っていたら荒野も2人みたいに女子寮に入っていったことがあるので2人だけ異常ってわけではない
荒野がやばいやつなのは昔からの話であるから仕方ない
ここ最近はイタズラの範囲が狭くなっているのである程度いい・・・いや、それ以上に酷くなっているかもしれない
彼女もそれなりの自由人だから
(そんなことよりもこいつらが俺の部屋に入ってきたことを追求するべきだ。俺の部屋は鍵をかけているし、結界も張っている。だから、侵入されない対策をしているのに入れ・・・)
何かに気づいた
(松本の力で侵入したな)
と公明院はどうやって自分の部屋に侵入したのか気づいた
松本の能力は魂に関係する力であり、実体がなくても生きていけるような幽霊が人間の体に乗っ取るようなこともできる
能力を使用して誰かの体に乗っ取って部屋の中に入ったなら?
それか、魂達にアルバムを回収するようにしたら?
松本ならばできるだろう
(魂がどうやってアルバムを持ってくるんだ?まあ、始原の死女王ならできてもおかしくないか。とりあえず、しばくのは松本だな)
人の部屋に侵入して誰かに見せたらいけない自分の過去の写真を取ってきた泥棒だ、慈悲をかける必要はないだろう
「とりあえず、その写真を持ってきたのは松本だな?お前の能力で持ってきただろ」
パクッと反応して無言になる松本
その反応からして犯人は松本であると分かる
「私じゃないよ〜」
「言い訳は不要、お前じゃなかったら誰が俺の部屋に侵入できるんだ?魔王呼ばれているくらいには魔法を使える俺の結界を張っている。普通なら侵入はできないんだよ。
まあ、例外はいるが・・・紅谷が俺の部屋に侵入すると思うか?寮の管理人の監視から逃れて侵入できるやつなんて数えるくらいしかいない?
荒野の野郎の場合はあいつだからと理由で片付けるが紅谷が侵入したら流石にバレる」
荒野は変人なので侵入成功しても驚くことはない
理由は荒野だから
その理由だけで頷く人がいる
そんなことよりも2人をどうするのかの話をしないといけない
「っで俺のアルバムを寮の部屋から盗んだ理由を教えてもらおうか。荒野はまだしもお前がやるとは思わなかったな。心底残念だよ。お前が荒野すらやらなかったことをしたのだからな」
いくら周りの人を巻き込んで怒られている変人荒野ですら人の思い出を盗んで堂々と教室で開くようなことをしない
アルバムを持ち出したら面倒なことになるのは荒野でも知っているからだ
ただ、あいつがやりそうかと言われたらやりそうな側の人間であるがアルバムを教室で開くことはしない
ということは松本がやっていることは変人荒野すらしなかったことをやったのだ
その意味が分かるかな
「変人すらしなかったことをした・・・お前も変人の「そんなのは聞きたくない!」黙れよ・・・」
変人の仲間入りになると予測した松本は叫ぶ
それほど変人になりたくなかったんだろう
残念ながら始原の大半が変人なので今更の話
覇王
有名になりたいからという自分勝手の行動によって世界を巻き込むほどの大事件を何度も犯しているやべえ変人
覇王(流星の娘)
不明。だが、他の2人と同じような人ならばファザコンの人だと予想
創造神
海野姉弟大好きなやべえやつ。海野姉弟至上主義なのの下手なファンよりもやばい人、他の者達と比べたら常識側の人間
滅王
ここ最近、本来の姿になっているやべえやつ。何度も国が滅びそうなことをしていた時代だと比べると丸くなっているがそれでもやべえ奴なのは変わらない人
剣姫
ヤンデレ気質になっている危険な女性、海野流星に何かすると彼女の地雷を踏んでしまう。その後、何をされるのかは不明であり、行方不明になるかもしれないやばいやつ。流星至上主義みたいな変人
天姫
不明。こいつが今何をしているのか何を目的を持って動いているのか不明すぎて変人なのか分からない
雷神
旦那と息子主義の始原。この中では人類に被害出していない側の人間であるが逆鱗に触れたらこの世から消えるかもしれない人。
旦那がいた時代はヤンデレ気質があったという証言があったので変人なのか不明であるがやばい人には変わらないだろう
という感じに2人以外の始原はやべえ奴らしかいない
「それで?お前はどうして俺の部屋に侵入してアルバムだけ盗んだんだ?」
「・・・・・・」
無言で黙る松本
「・・・紅谷、お前はどうして松本を止めなかったんだ?」
無言で何も言わない松本と一緒にいる紅谷に聞くと紅谷は言う
「魔王の黒歴史知りたいからって言っていたよ・・・」
「姫!?」
裏切ったなお前!みたいな顔をする松本
紅谷の話が本当ならば許すことはできない
「そうか・・・お前はそんなことをしたかったんだな・・・」
ため息して松本を睨む
「何か言い残すことはあるか」
「・・・・・・ねえよ・・・」
『・・・・・・』
「そうか・・・それじゃ
とりあえず、お前の部屋にあるアルバム読むわ」
公明院はそう言って教室に出た
「巫山戯るな!!!!」
と学園内に響いたのであった
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