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15話ー1 合宿3ー1

ワンダーと風間は紅谷と海野がいる場所より遠い場所にいる

ボス達がいた建物に近いほど走ってきて遠いほど少し速度を落としている


しばらくして戦闘を開始をしていた


「ふん!」


ワンダーは打撃を繰り出すが全て避ける風間

簡単に避けやすい攻撃は彼にとってつまらないと評価するほどの単純な打撃であった


喰らえば骨くらいはいくだろうが当たらなければ問題はない


そんな程度の攻撃で避けやすいからつまらないのだ

戦闘に面白さを求めてどうするんだとなるが強者としての余裕

それが風間鹿都なのだ


「力任せの攻撃では当たらないぞ」


つまらないから殴りに特化した攻撃をしても意味がないと伝えると


「うるせえな!」


隙だらけで簡単に避ける

風間から言われて変えらと言われて変えるなんてしない


こんな者が皆が警戒していた組織のボスなのかと残念だと思った風間

強いとか危険とか先生達から指摘されたから面白そうかもと思っていたのに弱すぎた


遊び感覚でやろうとしたらすぐに殺してしまう

それほど実力の差があった

北坂よりも強いが能力の性能や力などを考えて北坂よりも弱い

一言言えば雑魚


それくらいしかワンダーに対する評価がない

弱すぎるのだ自分じゃ無くても簡単に制圧できる

Sランクの実力者なら普通に勝てるだろう


Aランクの実力者でも勝てるという判断ができる

しかし、風間が考えているのはAランクの中でも最上位

である荒野と星宮に対してである


荒野はSランク最上位クラスの強さを持っているので論外


星宮に関しては修行前の時点でSランクと戦闘して勝利するくらいの強さを持っている

なのでこの2人を基準にするのは間違っている


Aランク上位なら単独でワンダーを倒せるだろう

そんな程度ってことだ


「はあ〜本当につまらん、その程度では俺に当たることもできないぞ」


「若い癖に生意気だな」


「年は関係ないぞ」


年で判断するなんて馬鹿なやつだと風間は思った

短剣をワンダーに向けて振る

長生きしているからと強いと思っているような奴は弱い


長生きしようがどれほど強くなるために努力しているのかどうかのことだ


「!」


すぐに気づいて避けるワンダー。

しかし、気付くのが遅く、風間の攻撃速度はワンダーの反射速度を上回り右腕を切断


「!?面白いじゃねえか!」


右腕を切られてもハイテンションで楽しそうに笑うワンダー

腕を切られても元気に動く


普通ならば痛みを訴えるが痛覚がバグっているのか人間らしさが見えない


「腕を切断したのにな。気色悪い体だ」


だがワンダーの様子を見て少し疑問を感じた風間


(痛みを感じてない?まさか能力か?痛覚がない能力の可能性がある)


いくら痛みに耐性があろうと腕を切られたら流石に大きく反応するだろう

それなのに余計に興奮している

それに気色悪いと感じる


少し焦ってもおかしくないが余計に興奮させてしまうのは予想外であった

風間は考えていると


「痛みこそ俺の真髄!」


ワンダーは自分の腕を生やした

ニョキっとすぐに腕を生やす

それは魔法ではできない該当


なぜ、痛いと発狂しないのか分かった

腕を簡単に生やすほど痛覚がバグっているのだ


「能力による再生か」


冷静に言うと


「正解だ!俺能力は『生死』生命に危険なダメージを負えば負うほど強くなる!また死ぬ攻撃はダメージを受けない!」


自分の能力を言うワンダー

ダメージを喰らえば喰らうほど強くなる怪我を知れば怪我をするほど強くなるという使用者の痛み耐性に依存した能力


生存特化のように見えてデメリットの大きい能力

ワンダーだからこそ、使いこなせるだけで他の所有者ならば簡単に強くならないだろう


ドMのような能力であると言うこと

ならば簡単に倒れない


「即死攻撃からの再生とダメージがゼロ?面白い」


ワンダーの能力に興味を持つ風間

興味が失うまで戦う長期戦

興味を無くせば殺す


ただそれだけ

ある意味生殺与奪の権を握っているものだ

能力によるワンダーの実力の上昇は誤差程度

切断を繰り返しても上昇しすぎた力は扱えないならばーーー


ーーーーー


「切り裂くのみ」


短剣でワンダーの体全体を切断する

痛みを感じさせる如く・・・容赦なく、切り刻む


「そんなのでは俺は死なない!」


何度も再生するワンダー

何度も何度も再生する

些細に依存している馬鹿だ


(実力はゴミだな。荒野と星宮と比べるのが・・・いや、あの2人に失礼だ。もうこいつに対する興味はあとは能力だけだ)


それ以外に興味はない


「どこまでやれるか楽しみだ」


ニヤリと笑って何度も再生を繰り返すワンダーを切り刻む


再生しても切られる恐怖をワンダーは時間が経つにつれて顔をしかめる


(こいつ、俺の体が何度も再生するからって切りすぎるだろ!?いくら再生するとはいえ、痛みはあるんだぞ)


こいつは異常だとだんだん思ってきたワンダー

ダメージによって強くなっている力を使って攻撃するが1回も当たらない


攻撃が当たらず、避けても当たる攻撃

痛みはあるとは言え、まだまだ余裕はある


しかし、どんどん追い詰められていたのだ

攻撃が当たらないどころか攻撃をする機会を与えない

ようやくできる腕振りは当たらず、腕が切られる

魔法を使用して攻撃をしても無力化されて当たらない


(忍者かこいつ!馬鹿みたいに足が速い)


不利なのはワンダーだ

風間は自分の探究心を満たすために相手をしているだけ

興味がなくなったらーーー


殺されるだけである


それを知らないワンダーは奥の手を使う


「ならばこれはどうだ!!」


ワンダーは叫ぶとワンダーの体が巨大化する


「?巨大化までできるのか」


「踏んでやる」


踏みつけようと足を上げて風間をーーー



ーーーーーー


「む?居ない?」


踏んだと思った足を上げると風間はいなかった


「俺の能力の発動させただけだ。これ以上のことはつまらないから使う。光栄に思えよ、俺が能力を使うのだからなぁ」


木の上に風間がいた


「いつの間に」


「視界に依存しすぎだ。それに巨大化したことで俺を見ることも難しくなっているだろ」


「・・・ならばこれはどうだ?」


図星のようだ

手で木をたくさん破壊する


軽く振るだけで木を破壊することができるほどの怪力

折れて飛んできた木が風間に当たーーー


「?またか」


風間が消えたところを見たワンダー

また風間が消えた


(動いたような行動はしていない。奴が能力を使っていると言ったことから奴の能力はーーー)


「転移系能力!」


(ならば転移先を予測して攻撃する!)


転移して移動した風間に攻撃する

風間は転移すると脚で蹴る


「!(転移をした場所を把握した?ゴミかと思っていたが案外頭がいいな)」


能力だけ興味しかワンダーに抱いてなかった風間はワンダー自身にも少し認める


また攻撃が来たので転移するとすぐにまた攻撃が来た

転移能力の力を理解して攻撃してくる

ダメージは無いが面倒である


ならばどうするのかささっとやるしかない

それにもうーーー


「まあ、こんなものか・・・お前の能力には飽きた」


「!?」


彼はもう、ワンダーに興味がなくなったのだ


ワンダーは風間の言葉に反応してーーー

主人公の出番がないだと・・・

2話後は主人公VSボスの1人!


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