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175話 霊峰山10終 6つ目の能力はーーー

新たな力を手に入れるために俺は闇と契約をする

契約方法は意外にスムーズに終わった。


「契約って意外に簡単なんだ・・・」


「契約に進むためには時間がかかるからね。どうだい?新たな能力を獲得できたかな?」


新たな能力を見る。解析系の能力は持っていないが『混沌』による能力把握はできる。えっと中々・・・は?


「固まっているがどうした?」


「・・・・・・『支配王』?」


『?』


首を傾げる。新たな能力が支配王になっている。『テイマー』じゃないのか?別の能力を獲得したみたいだがどうなっている?


「なんで『支配王』?」


これ、北坂の能力『支配』の上位互換じゃないか?でも、支配じゃなくて、使役だよな?なんでこうなった?


「何か手順でも間違ったのか?」


「いや、俺が聞いた手順と同じなはず・・・いや、もしかしたら」


何か気づいた相澤さん。何か原因があるみたいだ


「『テイマー』ではなく、別の能力を獲得したのは闇が『テイマー』の領域を超えるような化け物であるからじゃないか?」


「人のことを化け物呼ばわりしないでくれません?」


『テイマー』の能力の基準を超えていたから別の能力になったと?確かに、闇と契約したにしては普通の能力では無理であると言われたら納得する。というより・・・


「異世界の者と契約したからも理由に入るのではないか?他にも人とか」


異世界の者と契約したからという理由もありそうだと思った俺


「それもあるかもね」


どうやら、条件はまだあったみたいだ。異世界人?と言うか人との契約は対象外で支配の対象になっているってことだ


「あとは君達だよ。どうする?契約しないという選択は今しかない。闇だけでも大丈夫だと俺は思う。君たちの選択は自由だが一つの選択に君たちの自由が奪われる。まあ、基本的に召喚されなかったら従者が住む世界へと住むくらいになるだけだが」


「なんだよその情報」


突っ込んだ俺は悪くない、なんだよその情報とは思ったのは俺だけじゃないだろ。従者が住む世界って何?

その後、4人は俺との契約をして5人になった。『支配王』の能力は主従関係になった者達の能力を使える力だけみたいだ。


『支配』みたいな感じではなく、力を使えるだけってことは使役みたいなモノじゃないか?


わざわざ、『支配王』になる必要はないと思ったが先ほどのように契約したと人達が基準を超えているような実力者ばかりだから仕方ないところがあるかもしれないので世界のシステムに反論はできないのだ。反論しても俺の声が聞こえているわけではないしな


「これで君達はこの世界に出ることになるね」


俺と和音は相澤さんによって再現してくれた肉体に移る


「・・・・・・元の肉体のように動ける」


閉じていた目を開けると前の肉体とは変わっているようなところはない。『混沌』による解析でもDNAが前の肉体と同じなどなど完全再現しているような感じだ。


うん、これ普通は再現できないはずだよな?この人すごくないか?元の肉体に戻ったような感じで嬉しいが再現した相澤さんがやばい人だと改めて感じた。俺と同じ反応を出している和音もきっと同じ気持ちだろう


「俺の能力はやはり最強か」


「能力じゃなくて貴方自体異常なだけでしょ」


「能力でできる領域ではないね」


「俺達でも異常と感じるからな。やれやれ、元の世界では始原や原初を相手したことがある俺でも常識とは何かと疑問を抱くとはな」


始原と原初と戦ったことがあるってマジ?


「彼らは君の能力の中にいる。いつだって召喚できるだろう。我々とはここでお別れだ、少しの時間だけだったが君たちとの話は楽しかったよ」


相澤さんが言うと3人は頷く


「同じく、私は・・・そうだね・・・2人がまたこの世界に戻らないように祈るかな。私達が君達に何かできるかと言われたらできないから・・・私ができることはこれだけだよ」


俺と和音に何か渡す花宮さん


「これは?」


お守りを渡された


「それは秘密、君達が持っているか誰か大事な人に渡してあげなさい。幸運のお守りみたいな物だからね」


『ありがとうございます』


俺と和音は受け取ってポケットにしまう


「なあ、アレって・・・」


「し!黙ったほうがいいのよ」


「やれやれ」


何か話しているがどうしたんだ?


「ゴホン、次は私だね。君達には私達がいた世界を頼むよ。私ではできなかったけど君達なら大事な人を守れる。私が保証しよう。


元最高権力者である私から言えるのは君達はまだ子供だ、過ちや後悔はたくさんあるだろう。これからも・・・それでも自分を大事にしてくれる人達はいる。逃げたい現実は皆不平等に来るのはある。


誰も来ないわけではないのはそうかもしれないが自分の意思で選択していくことを考えることは大事だ。逃げたい現実名前を向けろとは言わないよ、とにかく・・・どうしようか。


言いたいことがあんまりないね。やっぱり大事なのは・・・過去を変えれて・・・いや、流星君はできるから言えないね流星君、和音君。後のことは君達に任せる」


その任せるとはどういう事なのかは俺は分からなかったがなんとなく、分かったような感じだ


「流星」


祖父は俺を見る


「君に会えたことは俺は嬉しいよ。君のおかげで家族が元気にしていると分かったからね。結局、祖父らしいことをできなかったけど・・・そうだ、これを渡そう」


祖父から渡されたのは


「鍵?」


なんで鍵?と疑問を抱く。鍵は真新しく、新品のようだ


「俺が残した物がある家があるんだ。今はあるのか分からないがとある山にある場所に家がある。それを探してくれ、家の中にある物は君の所有物でいいからね」


なにやら、気になる話がある


「その家の場所は?」


「・・・忘れてしまった」


何か濁した後に忘れたと発言、何かあると思った俺はそれ以上追求しなかった


「それと智と秀に伝えてくれ」


「?」


「お前らは俺を忘れてもいい。元気に生きてくれってね」


自分を忘れてもいいから元気に生きてくれって・・・


「忘れるわけがないでしょう?父親を忘れるなんて母さん達ができるわけ・・・」


「俺はあの子達に出来たことが少ないから・・・忘れてもいいんだ。いつまでも俺のことを思ってくれるのは嬉しいが過去に縋るのは前に進めない。2人のためなんだよ」


なんだよそれ・・・


「反論したい気持ちはあるけど早く元の世界に戻りたいだろう?それともう一つ」


俺に何か呟く


「彼女に伝えてくれる?」


「はい」


俺は祖父からの伝言を預かった


「良かった。彼女には伝えられなかったから」


笑う祖父


「それじゃ、さようなら。次ここに来るなら数十年・・・いや、数百年後に来てくれ」


「数百年生きれるような人間と思えますかね?」


数百年は無理だろと文句を言う俺。数百年生きれるような人間じゃないぞ俺は・・・

こうして、俺と和音は皆に別れを言った


「言っておくが戻る時は死んだ時から1年以内のランダムになる。運が良かったらそこまで時間が経っていない場合があるが最悪は終わっている未来かもしれない。君達なら運良くタイミングのいい時に戻れるかもね」


それはそれでどうかと思うが・・・


「分かりました」


「それじゃ、みなさん」


『行ってきます』


相澤さんの力で元の世界は戻るーーー


_____


「ーーーってことが起きた出来事かな。和音が戻ってきていないことからあいつがこの世界に来るのはもう少し後の未来みたいだけど必ず戻ってくる」


皆に告げた話。母さんと叔父さんは泣いている。祖父の話に泣いているのは皆分かる


「そうか・・・大変だったな。しかし、まさか智のお父さんと会っていたのは驚いたな」


最初に言ったのは父さんだ。父さんの話から母さんの両親に結婚の報告はしていないとどんな父親なのか知らないから初めてしまったのだろう


「俺の先祖がその世界にいるとは・・・やれやれ、その世界はどうやら、平和に過ごしているようで良かった」


「俺、死んだら雪に会うのか・・・」


「儂もそうじゃろ」


数谷さんは先祖が元気よく生きていることに安心している。2人は星夜池の水を触っているのでいつかあの世界に飛ばされる未来があることに少し驚いている。何か恐怖を感じて震えている縁さんがいるけど大丈夫か?


「私からしたらそんな世界が存在している時点で驚きなんだよね・・・」


「まず、言いたいのだが・・・魂の状態で神霊武装って出来るのか?」


『・・・・・・』


突然爆弾発言をする公明院に皆が固まる。ん?どうした?


「魂だけの状態で神霊武装出来ないんじゃないの?」


「誰も試したことがないから分からないな。魂に関係する能力者は使えたみたいだがあれは専門的な力を持っているからが理由で対象外だ」


なんか深刻な内容に走っているけど?え?出来ないの?できるのどっち?


「できるぞ」


そう言ったのは縁さんだ


「親父との戦闘で紅楼と合体して神霊武装を使用したからな。出来ないわけではない」


出来るんだな。出来たけど常識対象外で皆に何か言われないか心配だったわ(嘘です。何も思ってません)


「驚きなのは俺がいない間にかなり大変・・・とは済ませないほどのことが起きていた。滅王の裏切りどころか原初が協力関係って話が驚きだよ。あと、滅王を相手に勝利した有賀にびっくりだ」


腹に穴が空いても戦闘を続けた時点で凄いのにその状態で勝利とか何者だよお前


「あれくらいで死ぬような男ではないんだ」


「死にそうなことが起きていたけど?」


「・・・・・・」


「何?それは聞きたいな」


涙をハンカチで拭いた叔父さんは有賀の頭を掴む


「ちょっと!?あれ死ななかったからいいだろ!」


「腹に穴が空くくらいの重傷を負って問題ないと?説教だよ」


「嘘だ!!!!!」


どこかへ連れられた有賀、これはお前が悪い


「貴方も同罪だから」


「ええ!?」


「そうね。しっかりと話し合いをしましょう」


「私も同じく」


「巫山戯るな!!!!!」


俺も説教を受ける羽目になった。今回については反論できないから仕方ないけど3人怖いって


ここまで説教をされるとは思わなかったと文句を言ったらさらに説教されそうだな〜いや、それはないか。俺は家に帰ると未来から来た娘2人に遭遇、母が連絡したのか俺は2人にも説教を喰らった。また、説教かよ


「何か文句を言いたそうな顔をしているよ。パパ」


「なんのことやら・・・気のせいじゃないか?」


「目が泳いでいるよ。本当に反省しているわけ?ママを庇ったのはいいかもしれないけど運が悪かったら死んでいたんだよ?未来じゃ生き残っているからって理由で慢心したら駄目!ママが病むかもしれないし」


「・・・それはないんじゃ・・・」


「殴っていい?」


「殴る!?」


彗蓮から殴られる!?そんなことをお父さんは教えてませんが!?(会ってからまだ数ヶ月だろ)


「ママってパパに依存するような感じだから怖いよ」


千宙からの忠告。そうなのか?と思ったが和音から家族の記憶を覚えていないって言っていたな。家族とはどんなものなのかは公明院のところで知っているか?いや、だろうな?う〜ん


「パパは自分を大事にしてね。ママにあの世からの説教を喰らいたくないなら」


「説教喰らうことをしなければいいんだろ?問題ないさ」


そんな簡単に死なないさ


「私達の目の前で亡くなったくせに」


涙目になる2人


「すいませんでした!!」


土下座する俺。未来については彼女達の話から聞いている。娘の代わりに死んだ俺が調子を乗っていたら怒るよな


「どうやら、君達の孫はしっかりしているようだな」


「おい、誰がしっかりしていない人だって?」


「玲ではなく、智じゃ」


「その仮面破壊していいかしら?」


「待てい!儂を殺す気か!!」


何やら騒がしいと思って横を見ると爺さんが母さんに破壊されそうになっている


「説教中だけど?余所見している暇はないよね?」


「はい、すみません」


こうして、俺達は事件を終えた

次回もお楽しみに〜

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