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120話 生きていた3人

星宮の妹の誘拐


最悪の事態になったのは言うまでもない

何故俺達がやらなければならないのか分からないが俺達がやらないといけないことなんだろうと俺は勝手に思っている


面識のない星宮の妹であるが友人の妹だ

助けないといけないという使命感はある


元会長の話が正しいなら誘拐した組織は危険度SSSを常に保っている最悪の組織だ

ボスは星宮勝蔵


実の娘を誘拐するのだからどういうことなのか分かる

世間からしたら親子の再会するためとかそういうのは言われるだろう


だが、それが最悪すぎる

相手は世界犯罪組織の一つ

そんな相手が何をする気なのか想像できる

嫌な予感しかない

それは確実に当たるだろうという信用のない直感


信用されない悲しい直感であるもののいつもよりも危険であろうとというのは確信できる

今回に関しては信用できる

それは相手が危険すぎるからだ


誘拐した組織・・・相手が誘拐された人の祖であること

これを知っているのは少ないが星宮がいないことから事実だろう


何を目的にやっているのかは不明だが問題なのはそれじゃない

下手に関与すると日本が終わるほどの組織

関わったらやべえがなんとかなるという謎の信頼があるのだが今回はそれが低いけど


「星宮が動いている時点でヤバい事態であることは理解している。しかし、SSS級の組織となれば学園創立以来の最悪の事件を超える死者数を出す。100人ではすまない。下手したら国が滅ぶ組織だからな」


「『ifの世界』」


星宮勝蔵の能力『ifの世界』

もしもの世界を現実になせるチート級の能力


警察ー国が下手に手を出せなかったのは世界を書き換えられると危険視していたからだ

世界が1人の人間によって命運を握られたに等しい

勝てるのはごく僅かの能力者のみ


勝てるとしてもどう奴をて勝つのか

それは簡単な話ではないし、手を出さないほうがいいという答えを出すほうが平和であるほどに


「学生の派遣は危険すぎるとして干渉を禁じられかけている。しかし、日本にいる能力者と魔法使いの死者を出している。犯罪組織に派遣したが全て失敗。問題なのはその勢力だ。確認されている敵の強さは最低SS級。SSS級の者も確認しているため我々が関与は難しいだろう」


危険すぎる組織ってわけか

まあ、周知の事実であるし、間違ってはいない

敵の強さはSSS級がいる

それどころの話じゃねえかもしれないけど


勢力が表向きに危険度SSSとしているが実際には測定不能

危険すぎる組織の組員達


俺達が行けるような状況ではないな

問題ばかりだ。

星宮が現在何をしているか不明なこの状況で何もできない。


助けることすら難しい

現状最悪な状況であるのは確定

今何しているんだ?星宮

お前がどこにいるのかは分かるが何故1人で行ったのやら・・・


_____


組織では


「始まったか。俺は別に日本が滅んでほしいとかないが奴が決断したことを断るのはできないのが残念なところだ」


次々な侵入してくる能力者と魔法使い

しかし、ある男によって倒される


「何者だ!貴様!」


侵入者達は男に聞く

侵入者に容赦しない

殺すのみ


「ふっ君達に名乗るほどの者ではない」


全員殺害して血の湖ができる

虫のように始末する

蚊を始末するように飛び散る血

それを見てもなんとも思わない

刺されるよりはマシという考えもすらない

蚊以下の認識をしている


「俺が何者かなんて知らないだろう。すでに死んでいると思われている人物なんだから」


男の正体はーーー


「弱く散れ、俺に勝つ者なんてこの時代には少ないから」


散った者達を見て呟く

今の彼に相手できる者は少ない

それほどに危険な人物であるから

そんな危険な男


男の横に老人が歩いてきた

70・・・くらいの外見の男であるが実際年齢は不明

外見で予想できる年齢よりは上だ


「なんじゃ、皆殺しなのか。儂の分まで取ってほしかったの」 


老人は笑う

血の池と屍の肉や骨を見ても気持ち悪くなりそうな顔色の悪さすら見せない

昂揚しているというサイコパスのような表情する悪魔のような老人


老人を見て顔を顰める

老人が現れたことに不機嫌になる


「そっちは終わったのか。公流」


180年前に処刑されたはずの最悪の武器職人ー刀坂公流がいた

死んでいるはずの人物が生きていた

そう、老人の正体は刀坂公流

処刑された最悪の人物の1人だ


歴史の闇の中で死んだはずの男が・・・表に出してはいけない存在である男が存命していた

最悪な形で国家に対して敵対する最悪な存在に彼はなっていた


「終わったぞ。じゃがここに来る者達が弱すぎてつまらん。儂を殺せる者なんて居ないのは分かっているがこの程度の者達ではつまらんの〜もっといい実力者はいないのか」


悲しい顔をして男を見る

自分に匹敵する能力者がいなかったことに残念がるような表情を見せる

彼は人間を自身の作品に必要な素材としてしか思っていない

そんなこともなく、最悪な武器を作ることは彼はない

単なる邪魔者

昔とは違う価値観を持っていた


男は先ほどから顔を顰めている

会話したくない男が隣にいるからだ

同じ空間にいることが嫌っていた


いや、見たくない存在であるため嫌っていた

それほどに表の世界でやらしたのだ

家族ですら手を出すクズ人間に関わりたいとは思っていない


家族を自分の作品にする親失格どころのレベルじゃない邪悪な存在を前に気色悪いと思いながらも会話を続ける


「この時代は200年前と比べて実力の質が落ちているから仕方ない。戦後から80年は経っているのだ。戦闘なんて他の国しか見ない者達が多い。実力を使う場面も少なくなって質が落ちるのは俺達が文句言えることではない。社会がそう望んでいるに過ぎない」


嫌っている理由をバレないために適当に言う


「ふん、今更社会に興味を持たぬわ。儂は侵入者どもを蹴散らす役割から外れる」


「・・・俺の負担が大きくなるな。何をする気だ?」


「おかきを食う」


自身の好きな食べ物を言うと呆れた顔をする男


「お前な・・・こんな状況で飯を食うのではないぞ。そのために俺の負担が大きくなるのか」


ため息する男に刀坂は笑う


「別にいいじゃろ。お主だけでも十分じゃ。そうじゃろ?物部邪天」


物部邪天

かつて、竜脳会を立ち上げた犯罪組織のボス


しかし、彼は海野流星達に倒された存在とは違う存在だ

同一人物ではない"人間"なのだ


「それは(ニセモノ)が名乗った名前だ。俺は蘆屋紅(あしや・くれない)。物部邪天ではない。200年以上生きているお前なら分かっているだろ?舐めんなよクソガキ」


数百年生きる怪物をクソガキ扱いする

蘆屋紅

かつて竜殺しと呼ばれていた英雄

今は最悪な組織の一員に過ぎない


「ふん、儂が貴様より年下だからと儂を舐めるのは違うぞ。まあ、いい。儂の作品(最悪の武器)が全て国に奪われた。儂はやりたいようにするだけじゃ。別に国家を敵にするわけではないが」


国家を敵にしたいわけではないと言う刀坂

なんとも思っていなさそうな口ぶりに吐き気をする


「生きている者達を使って武器を作る時点でやばいぞお前」


禁忌どころの話ではない

生きた者を武器に変える呪いのような・・・いや、道徳の授業を習っているのかと聞きたいくらい今の価値観とは描き離れている日本の恥のような闇の功績

それは日本人としてやってはいけないことを彼はやったのだ


「ふん、言ったけ。儂がやばい人間なんぞ言っているだけでは意味がない。儂は好きにやるだけじゃよ。お主は?」


「俺も同じだ。俺は行くぞ」


2人は別れる



異界の竜を倒して英雄と呼ばれていた者

蘆屋紅



最悪の武器を20本作って最悪の事件をいつくも起きた元凶として最悪の武器職人

刀坂公流



危険度SSS級以上の2人が星宮勝蔵の下にいる

2人と同じような者達が何人もいる組織に海野達ははたして勝てるのか

それはこの後に分かることだ


_____


別の場所では


「ふう・・・なんとか勝てた」


星宮は組織の組合員達を倒して侵入に成功している

1人で勝手にやっていることであるが後悔というか罪悪感はない

家族である妹を誘拐されたのだ

黙って待つことなんて彼女にはできないことなのだ


「敵の強さが最低B級なのはきついよ本当・・・夢はどこなの」


歩いて次々と来る敵を倒す

探しても見つからないので全員を倒すしかないと考えていると誰かが歩いてこちらに来ている


「まさかお嬢さんに皆やられているのか?マジか。やはり強くなったのは本当だったのか」


隻眼の女性が来た

星宮に似ている

いや、誰かに似ている

今、生きているはずじゃない

死んだはずの人物が彼女の前に現れた


「誰貴方?」


「私かい?そうだね。名乗る者ではないが教えてやろう。



八尾哀

君の祖母さ」


かつて殺された女性

海野玲達の恩師でもあり、星宮叶の祖母が生きている


これから地獄は始まる

いや、すでに始まっている

物部邪天(本物)

刀坂公流

八尾哀

の3人が登場しました!

すでに死亡されたと言われている3人が何故、生きているのかは後に語られます

次回から戦闘になる予定です

「面白かった!」

「良かった!」

「次が楽しみ!」

と思った方は

ブックマークと評価をいただけると本当に嬉しいです

次回もお楽しみに〜

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