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106話 暗躍している覇王の正体

今回は長いです

学生寮から出ることになった海野流星です


学園長に許可をもらって学生寮から出ることに成功したが俺の部屋はそのまま残って俺の部屋として卒業式まであることになった

理由と言うより、歴代生徒会長が学生寮から出る生徒の部屋を残すと言う校則を作ったことで残ることになっているらしい

それは必要あるのか?と思ってしまう俺に答える叔父さん


「家庭によってそう言うことがあるみたいだよ。一時的に学生寮の部屋に住んでいた人とかね。また戻ってきた時に部屋がないといけないから残すようにしているのだよ。いつの時代にこの校則が出来たのか分からないけどね」


「それは一番駄目だろ」


学園長なら高速が作られた年くらい覚えてくださいよ


え?たくさんから難しいって?

そう言われると反論出来ないな

和音としーちゃんと現在話している


「流星の子供か・・・誰が奥さんなのか分かるのか?」


「答えてくれなかったな。未来変えてしまう可能性があるらしいから答えてくれなかったんだよ。誰が嫁なんですかね〜少なくとも学園にいるみたいだけど」


「ふ〜ん・・・流星の子供か〜」


不機嫌な顔をしているしーちゃん

どうした?もしかして未来の話を聞いて不機嫌になったのか


「和音。なんでしーちゃんが不機嫌なんだ?未来の話対して不機嫌なのか?」


「いや、違うと思うぞ・・・」


違うのか?


「(この前にしーちゃんが流星のことが好きだと聞いたからもしかしたらその子供が別の女性との間に生まれた子供じゃないかと考えているだろうな。写真を見ないと分からないが)やれやれ・・・」


「?」


呆れている和音に疑問を抱く

なんで俺に冷たい目をするんだよ


「流星は自分に対して鈍感だな。それでは子供が生まれるのか怪しいぞ。まあ、まだ時間があるとはいえ、もう少し女性から自分に向けられている感情を理解するんだな」


「・・・そうか。なあ、時空に行き帰りできる能力者って誰かいるか?」


和音の話から話題を変えて疑問に思ったことを話す


「時を超える能力者か・・・俺は聞いたことがないな。星夜池が能力者によって作られたのなら複数人で作ったか複数能力者の可能性もある」


「時を超える魔法があるくらいだから時に関する能力は存在している。始原で時超えができる人とかいるんじゃない?」


「う〜ん、俺が会ったことがある能力者で時を超える人は居ない」


まあ、能力がどんなものなのか判明した人でな


「覇王が世界を滅ぼすか・・・すごい話をしているじゃない」


俺達の会話に反応して来たのは紅谷、松本、公明院の3人だ

始原3人追加されたが3人も気になったのか?


「覇王について紅谷は知っているのか?」


俺は紅谷に聞くと首を振られた


「イギリス生まれと言われているのは事実か分からない奴だよ。半分は日本人なのは噂程度だけど聞いたことがある。覇王がイギリス生まれなんて書物で書かれていた程度。真実は不明だよ」


「半分日本人なのか・・・」


ハーフなんだな覇王って


「案外知られてない情報だからね。よく分からないんだよ。何故、彼女が日本に恨みがあるのか・・・何かあったのは事実かもしれないし。私からはこれくらい」


紅谷は知っている範囲の覇王の情報を言った

その情報でも驚く案件だが松本も何か知っているのかな


「私がわかる覇王の情報か。知っている内容では覇王はイギリス生まれじゃなくて覇王はイギリスに住んでいた期間がそれなりにあったからイギリス生まれの始原って言われているだけで日本育ちらしいぞ彼女」


「え?日本育ちなの?」


「ああ、小さい頃に両親を亡くした後にイギリスに行ったらしい。これは本人から聞いた話。目の前で親を亡くしてから色々とあったって聞いた。戦争に巻き込まれたのでは?と思っているがそもそも覇王が日本に襲撃するような性格ではないぞ。ここ最近、日本に名前が上がっているくらいになっているが特徴を聞きたい。別人の可能性がある」


そんなことがある?とりあえず、連絡してみるか

ケータイで電話をかける

家に電話すると


『あら、どうしたの?流星』


母さんが反応してくれた


「かあさん。すまないが彗蓮に変わってくれない?少し聞きたいことがあって」


『聞きたいこと?いいわよ。彗蓮ちゃん。流星から電話よ』


『え?パパが?』


変わって彗蓮に聞く


「覇王の見た目って分かるか?」


『え?覇王の見た目・・・パパ。そう言う話はあんまり話したくないよ。でも、見た目ね・・・確かーーー』


覇王の見た目を話してくれた彗蓮

それを聞いた死女王の松本は言う


「そいつは覇王ではないな。別人だ」


『!?』


別人・・・話していた内容と松本が見た覇王の見た目が違うなんてあるのか?


『え・・・どう言うこと?覇王の見た目が違って・・・』


「まずは外見だ。その話では20代後半の女性に見えると言ったよな?覇王の見た目は10代後半の女性。身長が180㎝くらいでもない。背の高さは170㎝前半。それと見た目は白人ではない。日本人の見た目だ、だから別人だぞ。覇王に会ったことがある私の意見を言うと覇王と偽っている何者かが日本を恨んでいる可能性がある」


すでに別人だな

外見の特徴時点で異なっているとは


「なら何故、覇王と偽っているんだ?わざわざ、そんなことをする必要はないと思うが?」


「その方が都合いいからだろう。覇王は基本的に人間社会に出ないからな。会ったことがある人なんて少ないじゃないか?」


『儂が見た事がある覇王は偽物であったか』


スピーカーにしていると爺さんが参戦した


「財産が会ったことがある覇王も彗蓮が言った偽物なんだな?」


「始原だと偽る者は昔からいる。詐称罪としてよくテレビなどで聞くほどにな。ただ、問題なのは偽覇王が何故、日本を恨んでいるかだよな」


公明院の言葉に俺達は頷く


「偽物の覇王か。面白いじゃない。会えたら潰しましょう」


「私達その覇王に殺されているわよ。紅谷」


「問題ない。戦闘に参加した始原が一対一でやったから負けた。始原を何人も連れて戦えば勝てるわよ」


「私達のプライド破壊しないでくれない?まあ、倒すのなら確実にそれでできるわね。海野の死亡の原因が子供の命と引き換えなら」


『松本さん。覇王の正体って分かりますか?』


彗蓮は松本に聞くと


「正体か・・・謎の多い彼女だけど分かっていることをまずはまとめよう。新情報も含めるぞ


・ハーフであること

・日本人のような顔立ち

・見た目は10代後半で背が高い

・両親を亡くしていること

・社会からあんまり顔を出さない

・目立つことが嫌っている

・日本生まれ日本育ち

・イギリスに住んでいた時期があること

・始まりが生まれて9年後に誕生とされている


くらい。私が知っているのはこれくらいかな」


不明な点が多いな


「覇王の情報は少ないな。いや、そこまで知っているのも驚きだ」


「師匠や創造神もそこまでの情報は知らないからな」


「私でもそこまで知らなかったけど?なんでそんなに詳しいの?」


上から公明院、俺、紅谷が言うと答える松本


「それは彼女とたまに連絡を取る仲だからな。今、覇王と連絡を取れるのは私くらいじゃないか。まあ、それは仕方ない。今はスマホで変身するくらいだ。丁度スマホがあるし、連絡取ってみる」


スマホを取り出した松本は電話をかけて覇王と話をする


「やあ、1ヶ月ぶりかな。覇王」


『・・・・・・』


「無視しないでくれない?」


『・・・何か用事でもあったの?珍しいね、私に電話するなんて』


「元気ないね。いつもなら元気なのに。体調でも悪いのかい?」


『・・・・・・誰かいる?君以外に誰がいるの?』


「・・・私だけしか話していないのに電話越しから気配を感じているのは異常だが私の同級生と同じ始原がいるよ」


『・・・そう・・・同級生って誰?』


「紅谷、公明院、大正寺谷、海野、天野の5人だよ」


『・・・!そうなんだ。理解した、私に何か用事があるんだね。でも、私用事できたからきっていい?』


「え?用事?時間取れないの?」


『無理。用事を終わらせてから電話して』


電話切られたのかスマホの電源を切る松本


「すまない。駄目だったよ。でも、海野の名前に反応したのは分からないね。何かあったんだろうか」


俺の名前に反応した?


「俺会ったことないぞ?」


俺は会ったことがない覇王に知っているみたいで何か怖い

いや、松本が電話とかで話していたから知っているかも

でも、俺の名前に反応して電話を切るってどう言うこと?


「知らない内に会ったんじゃないか?」


「さあ?なあ、彗蓮」


『どうしたの?パパ』


「少し考えて思ったが俺の子供って2人だけ?」


『!?』


「どっどういうこと?」


「まさか・・・いや、それはないだろう?」


和音は気づいたか

覇王の情報と彗蓮と千宙の人生と言うか似ているんだよ


「覇王の人生からして日本生まれ日本育ちで両親を亡くしている。ハーフなのはどうなのか分からないが星夜池のような時を超えるモノが未来にあってもおかしくない。これは俺の予想だけどな。事実なのか不明だが会ったことがない始原の1人、覇王に俺の名前が反応したのは先祖と会った可能性もある。それに疑問なのは「それが本当なのか分からないが疑問は自分の子供なのかだろ?」・・・・・・ただ、の妄想に近いからな。事実なのか分からないけど」


『・・・・・・突然そんなことを言われて驚いたけど本当だよ。私達は三姉妹。次女の雫。でも、雫は覇王が起こした襲撃事件で大怪我負ってしばらく入院していたの。だから2人で過去に飛んできたけどまさか雫まで過去に飛んできたとは思わなかった』


その話が事実なら雫は過去に飛んできたが飛びすぎて数百年前の時代に来たと

イギリスに来たのは謎だが本人の事情に口を挟むわけにはいかないな

ただ、驚いたのが未来の娘が始原になっていること

イギリスに行ったのは


「過去に行ったとして何故、イギリスに?」


「始まりがイギリスにいたからじゃない?始まりを探して未来を変えようとした。未来を変えることが覇王の目的だったとしたらどう?」


未来を変えるためか

ただ、そうなると未来から来た雫が覇王になったと言うより


「未来を変えたから覇王になった。3人がいた世界では覇王だったのが彗蓮が見た本来の覇王。覇王が2人存在しているのが俺子供によって変えられた現在の世界じゃないか?」


俺が言うと公明院と紅谷が反応する


「・・・タイムパラドックスか。過去の改変によって生じたもの。松本が認識している覇王は海野の娘で本来の覇王は日本で事件を起こしている危険人物。始原が11人であったってことだな」


「だから覇王の情報があんまり噛み合わなかったんだ・・・妙に覇王の活動がおかしいと思ったよ。フランスにいた時に日本で覇王によって事件が起きた時は分身体を作れる能力者だからって考えていたけど複数人いるから・・・止めるべきなのは本来の覇王ってわけね。今でも日本で暗躍している本来の覇王を止めるべきってことね」


「始まりが日本に来たのは悪魔の件だけど問題が増えたってことね」


「ん?悪魔の件?」


「ええ、未来の貴方が倒したって言っていたサタンを探すのが私達の目的。これをバラしたには協力してもらうよ?海野流星、天野和音、海野彗蓮」


『・・・・・・』


サタンを探すことが始原の目的

さらりと俺の娘まで巻き込まないでくれないかな?


「俺、流星、流星の子供は分かったが公明院としーちゃんは違うのか?」


和音は疑問に思ったのか松本に聞く

そうか、和音は知らないのか


「しーちゃんと公明院は始原だぞ」


「は?」


2人の正体を知った和音は驚いた


「・・・・・・2人は始原だったか・・・流星は知っていたんだな」


「すまないな。和音、2人から正体を言わない約束をしていたんだ」


「負けたら話していい条件だったが勝ったくせに話さなかったからな」


「・・・そうか。分かった、俺も協力しよう。力になれるか分からないけど」


「悪魔系の能力の攻撃が通じないお前が役立たずなんてないだろ」


「うんうん、そうだそうだ」


「まず、神系能力持ち少ないよ」


「持っているのはこの中で魔王だけだし。他の始原で持っているのは天姫、雷神、覇王だけだよ」


松本の言葉に俺は驚く

雫って神系能力者なの!?

おいおいマジかよ


「驚きの情報ばかりで脳の情報処理追いついてない・・・」


「俺も同じだから。始原が4人も学園にいる時点で驚きを隠せない」


「それはすまない和音」



途中になってしまいましたが次回に書くルセイです

「面白かった!」

「良かった!」

「次が楽しみ!」

と思った方は

ブックマークと評価をいただけると本当に嬉しいです

次回も楽しみに〜


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