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100話ー1 暴走滅王戦闘

祝!100話になりました!



滅王の戦闘開始宣言直後


「死王」


防御系能力所持者でも防御を貫通して即死してしまうと感じるレベルの危険な力を使ってきた


「!?結界!」


有賀が即反応して結界を張るが即破壊される

防御系能力でも貫通できる力を魔法で作った結界では対抗することはできない


遠距離型の技ならば対処はすぐにできるし、魔法なら方向を理解して避けたりできるがこれは近接技

避けても当たるまで攻撃してくる


当たっただけでも死ぬ勢いの攻撃するが宣言通りじゃないだろ

いくら魔法で助けれるとしてもね

限度ってもんがあるんだが・・・それはこちらの都合だから相手からしたら関係ないもんな

うん、なんか悲しい


「有賀!火炎」


待て!連携だろ!

なんで闘技場全体くらいの大きさの炎を出すんだよ!


やべえ、1番俺が何もしていない

即死攻撃に対抗する技はこれしかないな


予備に一応持っていた刀を出す

そこまで強度があるわけもない刀であるがないよりはマシ

魔法で強度強化しているとはいえ、破壊される確率が高い


あの刀のような強度がない刀、厄災の王のように破壊されてもおかしくない

相手は厄災の王以上の力を持っている敵だ

武器を持った程度では安心することはない

安心どころか破壊されるんじゃないかと気をつけないといけない


刀の破壊の動揺で倒されることが大きいからこの世界で武器を使わず、戦闘しようと考えていたが滅王に対抗するのに躊躇うわけにはいかない

当たれば死ぬからな

やるしかないだろ


「天竜流ー天竜」


「死王」


拳でくるのかよ

即死攻撃をしてきたが刀で押す!


「!」


即死攻撃を付与した腕を切る

やはり、防御力はあの世界で戦闘した時とそこまで変わらないな


(こいつ能力使用せず、ここまでの力があるのか。あの両親と同じようだな。能力を封じれば問題ないと思ったが予想外だ。天竜流の奥義を撃たれたら我でも無傷では済まないだろう)


「天竜流ー海竜」


「!?」


別方向から同じ流派の攻撃が来て驚く滅王

当たり前のように避けようとする滅王、俺以外に天竜流の使い手がいなかったと思っていたみたいだ


「俺だけこの剣技を使えるわけじゃないぞ」


有賀の技に腕で庇うが切断された

技の威力は武器の性能によって異なるわけではない


技量による差があるくらい

秘奥義でも滅王を倒しきれないだろう

腕を切った程度で止まるわけがない

再生能力が人間離れしているから

問題なのは世界構築をしてまた振り出しになることだ


「神聖魔法ー聖なる光」


「!」


両腕切断で油断した滅王に光の繭を作った星宮

神聖魔法が得意分野である星宮は能力と遜色ないほどの高度な神聖魔法を使用できる

これならダメージを与えるくらいはーーー



ーーーーー



「破壊」


光の繭を破壊した時に俺と有賀が動いて足も切断

やばいな

足を切られるとは・・・でもまあ


「!?こいつら・・・舐めるなよ!」


飛んで大量の魔法陣を出現して魔法を発動させようとする滅王


悪いなそれはすでに対策済みなんだよ

既に予測している範囲だ


「!?」


魔法陣が消えて魔法の発動がされなかったことに驚く滅王


「(魔法が発動できなかっただと!?我の魔法に干渉する能力者があるのか?あり得ぬ、この場にいる者達はこの世界に来たときに能力を封じているはずだ。なら・・・我の能力から外せる能力者があるのか・・・誰だ?)」


完全に思考に集中したな

魔法が発動できなかったのは和音のおかげだ


和音の能力『闇神』の闇の者に干渉する力

闇の者に絶対的な攻撃を与えると同時に魔法発動に干渉できる

これを聞いた時は悪魔系にとって天敵であることに驚いたよ


『憤怒』発動時にダメージが入りにくいとダメージ量が多くなると言うデメリットの多い中で戦いをしないといけないからな


滅王の能力が闇関係の能力なら対象内

魔法の発動が妨害されている中で発動できるのは能力のみ


近接戦を俺と甲、魔法を星宮に任せる

魔法分野は星宮の方が滅王にダメージを与えられることができるからな


(確実に連携をとっている。能力を使っているのは近接戦に参加していない2人の内どちらかだ。それと最悪なのは再生ができないこと。誰だ?再生に干渉しているのは)


再生にも苦戦しているようだな

これは和音ではなく、浅瀬先輩だ

再生を無効化すると言う凶悪な力


条件は体に攻撃したか魔法に当たったかの浅瀬先輩から当たった者に再生の阻害をする力

これに関しては何か分からないがしーちゃんも使える『能力の無効化』だと思っている


この能力の無効化のお陰で死人が出ずに済んでいる

再生阻害は別の魔法なのか分からないが何かの技術であることは事実だろう

魔法でダメージを負っているような感じがない滅王に魔法はほとんど通じにくい

勝つには刀で全力を込めて技を打つ



ーーーーー


(能力を封じている状態でここまで我と戦闘ができているとはな。能力を使える者が1人いる時点で我の考えが甘かった。我に干渉をしても代償がないってことは神系能力者がいるのは確実。仕方ない、(シャドー)だけではなく、幽霊(ゴースト)にも全身体能力強化をしておくか)


5人に気付かれる事なく、地上にいる(シャドー)と追加に幽霊(ゴースト)を大量召喚した


(これで地上にいる能力者達からの援軍が来れないようにできるな。強化した程度では意味がないと思うが数を桁違いに増やしたら時間稼ぎはできるだらうよ)


彼が予想することが起きるのか

それはーーー


ーーーーー


そんな考えをしていた滅王だが地上では

(シャドー)幽霊(ゴースト)が復活しても数が増えてもすぐに消滅していっている

2人の男によって


「これほどの数を召喚しているとは始原とはあいからずの化け物だな」 


『閻魔』とは違う刀を持って敵を消滅させていく中年男性ー数谷紅楼である

元能力学園東京校S組の者で海野流星の両親の同級生だ

彼もこの世界に巻き込まれた者の1人だ


そして、もう1人の男がいた

その男は着物を着ており、能力を使用して消滅させている


その名は刀坂縁

最悪の武器職人刀坂公流の息子で始まりの最悪の武器

危険度SSS級と政府から判断された最強の武器の1人である


「数を増やしても弱点が同じなら意味がない。魔法を使う必要もないようだ」


素手で(シャドー)を触ると半径数Kmの(シャドー)が一斉に消滅する


『閻魔』


対象を裁く能力

地獄の王閻魔大王如く敵に天罰を与える


(シャドー)が一斉に消滅したのは分裂して増殖されているような存在であるため(シャドー)一体でも触るとその場にいる(シャドー)が消えるのだ


「幽霊も触れば良かったが対象外だから仕方ない。俺達は民間人を助ける。いいだろう?雪の子孫」


「いいぞ。俺も最近ストレス溜まっているからストレス発散になるように民間人を守ってやる」


どこかに行って次々と敵を葬る


「雪そっくりだな・・・性格は子孫まで受け継がれたくなかったな」


生前の頃の苦労を思い出して苦笑する縁

生前にあった過去を思い出して懐かしそうな顔をする

数百年前の話であるが今は・・・


(これからどうなるのか分からないがここ数年は警戒する必要があるな)


何かを考えて警戒をする縁

その考えは当たるのか当たらないのかは後に分かることだった

彼の予想は当たることになる




ーーーーー



「神聖魔法 神の箱」


滅王を巨大な神聖の箱に封じる


「星宮の魔法の威力、半年前と比べると桁違いに強くなったな・・・」


まさか始原の暴走状態の動きを封じる魔法を扱えるとは・・・元々の魔法の威力とは全然違うのは気のせいではないな

最早、半年前どころの話ではない


比べ物にならないほどの強さを手に入れてこの場に立つことに相応しい実力者になっていた

星宮の父親の過去の話を聞いて俺の言葉から強くなった星宮


俺より成長速度が早くて星宮の成長速度が才能と努力だけで片付けるとは思えないほど強くなっている

俺が強くなる時より倍以上早くなっているからいつか追いつかされると思ったくらいだ


星宮の本当の能力が成長系能力なのは分かったが本来の能力が違うと自覚したから成長速度が異常に上がったには何か違う気がする

俺だけ考えても無駄なので荒野に意見交換したが不明


妙に思考制限をかけられているので下手に考えると星宮勝蔵の『ifの世界』の対象になってしまう

そんな力を使用してくる星宮勝蔵が強すぎると思うな

それにしても何故、星宮勝蔵が娘の本来の能力を隠すために世界まで対象にしたのか謎だがいつか分かるだろうな


世界に知られては困るような力だったりするんだろうか?


「封印したのか?」


和音が聞くと首を振る星宮


「ううん、一時的に対象の動きを封じ込めただけだよ」


「対象が始原である時点で異常だぞ・・・末恐ろしい子だな・・・」


呆れて手を頭に置く浅瀬先輩

始原の動きを封じるだけでもかなりの魔法の威力を上げている

俺よりも成長速度が速いからな・・・


「俺も同感だよ。あとは倒すだけだな」


簡単ではないが倒すことが1番の目的である


「戦いの中で思っていたが時間が経つにつれて弱体化していないか?疑問に思っていたが俺だけ感じてはいないだろう?流星もそう思ったよな?」


「ああ・・・弱体化と言うより、内側からの抵抗に負けているんじゃないか?」


戦いの中で滅王の攻撃の威力が弱まってきたのは俺だけじゃなかったんだな

違和感があったがそれがなぜなのか分からなかった


戦闘中に考える暇はなかったがおそらく、滅王(ルイス)が暴走状態の自分に対抗しているのだろう

だから星宮の魔法で動きを封じることができた

本来の力でやり合っていたら負けていたかもな


ん?この箱違和感・・・まさかなんだが・・・


「星宮・・・壊れそうになっているぞ」


『え?』


その瞬間破壊されて星宮を掴もうとした滅王


「天竜流ー炎竜」


再生した腕を切る

再生・・・あの箱の中で再生したのか

浅瀬先輩が解いたような感じはなかった


「まさか元の世界の我が負けるとは思わなかった・・・だがこれで元の世界の我に与える必要のない力を使える」 


制限していた魔力を解放したなのか!?

魔力を解放しただけで島が崩壊して落ちる


『!?』


すぐさま飛行魔法を使用した俺達

そのおかげで何かからの攻撃を喰らうことがなくて無事に済んでいる

まだ対抗するのか!


「誰がやったのか分からないが元の世界の滅王を倒した。まさか力を分けていたから弱かったなんて言い訳になるが予想外だ。敗北なんぞ我が・・・!」


魔力を解放しただけで空島を破壊してしまうほどなんて・・・!


一体どれくらいの魔力を隠し続けていたんだ・・・!


「再生できたのもそれが原因だろうな」


もっと早く決着をつけるべきだった

今はもう、遅い・・・魔力を解放した滅王を相手に先程の余裕なんて無くなっているからな

今の滅王を空から見ると魔力の暴走に制御できていないのか暴れている


「ぐぐっ・・・主導権を握ろうとするな!本来の我よ!貴様が動いても我・・・グガ!!」


魔力の暴走で次々と建物と滅王が召喚した敵達が消滅していく、それだけじゃない。

よく見るとこの世界が崩壊している


「世界の崩壊が始まっている・・・!」


空に裂け目が大量に現れた

世界崩壊するまでの魔力を解放したのかこいつ!?

いや、世界系の制御が甘くなって崩壊するほど精密な制御ができなくなったってことだな


「え!?それはやばい状況じゃない?」


星宮が驚いた反応をするが俺も同じだ

世界系の崩壊に巻き込まればこの世界に連れてこられてしまった人達が死んでしまうかもしれない

それだけは阻止しないと大量虐殺になってしまう


「あの状態から止めるのは自殺行為だぞ。解放している魔力で世界構築した世界を崩壊させるほどだ」


危険性を言う浅瀬先輩

その通りだが滅王を倒すのに大問題が発生したな


「剣術で倒すしかない」


俺が言うと皆は何を言っているんだお前みたいな顔をして俺を見る


「流星。これは叔母さん達が来るまで待った方がいいだろ。能力使えない俺達では死ぬぞ」


下手に刺激しればさらに最悪な結果になると有賀が言うが何もしないと変わらない結果だろそれは


「だからとこのまま放置しろと?いた母さん達が来るのか分からないこの状況で待つわけにはいかないだろ。出来ないからと諦めている場合じゃない。できないならやるしかないだろ。やらないと言う選択肢は今はないんだからな」


俺は呪文を唱える

滅王から漏れる魔力を使用して『闇月』を召喚した

それなりに魔力を消費をしたがまだまだ残っている


「これで終わらせる」


残った魔力を最大限に強化させて集中する

教科の倍率とか関係ない

奴を倒せる火力があればいい


「・・・ここまでの覚悟があるとは従兄として失格だな従弟の覚悟を無駄にしようように我々がサポートしよう」


有賀の提案に3人は頷く


「神聖魔法ー神の祝福」


魔力暴走によって漏れた魔力から俺の身を守るために星宮が魔法で神の加護


「闇の守護」


闇から守る加護を俺に付与する和音


「時間がないから俺が使える『能力無効化』を即お前に使えるように術式を付与する」


浅瀬先輩から『能力無効化』を付与される


「最後は俺だな。俺が今残っている魔力を刀の威力増幅にやる」


俺が普段強化する魔法の威力の数段階の効力のある魔法を付与した有賀


「魔力殆ど空っぽだ・・・すまないが魔力分けてくれないか?浅瀬」


「ああ、了解した」


魔力を分けて飛行魔法を再度使用した有賀


「倒せよ」


「任せます」


「お前ならできる」


「君に託す」


4人から言葉を告げられて俺は暴走している滅王に向けて


「行ってきます!」


急降下して地上に降りた

暴走した魔力によって地上は崩壊が進んでいる

世界構築による制御が崩壊している証拠だ。


このまま、元の世界に戻ったら地上の人々にも被害が出る可能性もある

巻き込まれて死ぬ可能性があるかもしれない

ならばその前に倒す

世界創造をした滅王なら無事に生き残ることができるかもしれないからだ


「終わりにしよう。滅王」


降りて、滅王を睨む


「ガウウ・・・出来るならやってみろ!海野流星!」


暴走した魔力で俺に攻撃してくる


だが、『能力無効』『神の祝福』『闇の加護』を付与されている俺には通用しない攻撃だ


「!?」


「天竜流ー奥義ーーー竜」


俺の最高最大の威力で滅王の体を斬る

そして、滅王を倒した後


強い光が俺を包んだ

つい目を瞑ってしまうほどの強烈な光が俺を襲った

そして、俺は意識を落とす







祝100話になりました!

え?前書きにも書いているから知っているって?

すみませんでした


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次回もお楽しみに〜

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