96話 行動開始
「っで何故お前が私と一緒に行動しようと考えた?東京に拠点を置いているのは知っている。お前がここにいるのは避難したからいるのだろう?それは分かるがわざわざ公安に協力する意味が分からない」
海野玲は星宮勝蔵を見て言うと
「私の仲間と娘の救出だよ。私達の過去をバラした君なら分かるだろう?叶達を相手まで離れた理由が」
いつ知ったのか分からない言いふらしていないはずの情報を何故か知っていた
どうして知ったのか気になる話であるがそれは彼だからという理由で適当に納得する
「・・・・・・それは分かるが仮にもお前は犯罪組織のリーダー。上層部に許可を貰ったとはいえ、今回は非常事態で協力しているだけ。お前が娘達から離れてもやりたかったことは何とかなく分かる。何がどうあれ、娘達のためなんだろう?」
「・・・・・・その話は辞めよう。まずはこの結界の破壊だよ」
結界を触った星宮
だが弾かれて結界内に入ることはできない
簡単に入ることができないようになっている
無理矢理結界を破壊しないと入れないが強固な結界であるため簡単に破壊できないだろう
面倒なと思った2人
「出ることはできるが入ることはできない仕組みか。東京全域に結界を張れた時点で凄いのだがさらに対象を縛った。外部から破壊は普通にできない」
分析する玲
「問題ないだろう?」
勝蔵は玲に言うと
「ああ、問題ない」
2人は結界から少し離れて
「オメガ・デストロイ」
「ifの世界ー『滅王の結界に入る世界』」
同時に発動させて結界に穴を開けることに成功した
大した大きさの穴ではないが入れるのは事実
大胆に破壊しないように配慮した結果である
「また、新たな技を手に入れたのか玲」
「能力の破壊特化の技だ。生物にあたっても能力による効果を破壊する程度。『オメガ・ボイド』の下位互換だと思ってくれ。話すつもりはなかったが害がない技程度だから問題ない」
威力はそこまでないと言うか普通に頭がおかしい威力のため害がない程度で済むような技ではない
能力の権能に付与されたモノを破壊する自体おかしいのだ
「私からしたら害しかないけど?それはいいとして影から生まれた化け物どもが大量発生しているな」
結界内の人達が消えているのか影の大量発生している
「全員討伐するしかないな。この数が暴走しているなら復興にかなり時間がかかる」
「そうだな。弱点は何だ?」
『鑑定』を使った玲
弱点は光
簡単に倒せる程度
一般人でも倒せるくらいの簡単な話
「光魔法と神聖魔法が有効なのか。魔法使える一般人で対処できるレベル」
「問題ないな。時間かかることなく、終わらせる」
広範囲に神聖魔法を使う玲
発動させて数百万の影を一掃した
「影の化け物の気配は無くなったな。あとはあそこか」
空を見ると浮いている島を見つける
そこに強大なエネルギーが感じる
そこが敵の本拠地であることが分かる
「滅王の城か」
「そうだな・・・行くぞ」
2人は空島に行くために飛行魔法を使用して空を飛んだ
城に向けて
ーーーーー
「再会を果たせたとでも言っておこうか」
叔母さん、有賀、浅瀬先輩の3人と合流した俺達4人
有賀と浅瀬先輩からここで何が起きたのか問われたので俺はさっき起きた出来事と母達の過去を話すと2人は納得した
「滅王の配下と戦闘していたのか。しかも、SS級の・・・」
「星宮の父の過去か・・・ある程度の話は師匠から聞いていたのと同じだな」
ん?師匠?
話的に俺達の親世代の関係者だと思うが・・・
「師匠?誰のことだ?」
気になったのか和音は先輩に聞くと
「そうだな。ここで話す必要があるのか分からないが話しておこう。俺の師匠は京極昇、能力学園大阪校卒業した元大阪校最強の人だ」
過去話で話していた世界系を操れる能力『学習』を持つ能力者のこと?
会ったことがない人だと思う
知らないし
「あの人の弟子なのか・・・」
「そりゃ俺より強いわけだ。始原にコテンパンされるほどの修行を乗り越えた俺より強い理由が理解できた」
ん?そんな大物なのかその人
両親の爺さんの話では大阪校最強くらいしか聞いてなかったから有賀が浅瀬先輩より強い理由が分からなかった
確かに世界構築の使い手であるから強いのは理解できる
でも、始原によって鍛えられた有賀より強いのは何故だ?
「疑問しかないって顔しているぞ。流星」
叔母さんにそんな指摘されたがそんな顔をしているのか俺?
なんで母達に考えが読まれるんだよ
そんなに顔に出やすいのか俺
「息子の考えていることを分かるで決まっているわよ。だって、赤ちゃんの頃から見てきたのだからね」
「私の場合はそうではないが・・・少なくとも兄さんよりは会っているからか?う〜ん、一言言うと何となくかな」
何となくで人の心を読めるわけがないだろ!?
母は赤ちゃんの頃から俺を見てきたから考えを読めるのはまだ理解できるけどあんたは何となくで人の心を読まないでくれません?
「医者がたくさんの患者をみてきたからではないか?東京○○能力病院の患者は殆どが能力者。能力者達がたくさんいる病院の医師は人の心が読めると言う都市伝説があるくらい有名だ」
なんだよその都市伝説
浅瀬先輩は都市伝説のことを信用しているのかはいいとしてその都市伝説と俺の心を読めるとあまり関係性がないのでは?
「関係性がないかあるかを考えているみたいだけど案外合っているのじゃない?私は長らく医者として患者を見てきたら心を読むと言うより、患者の表情を見て何を考えているのか分かっていくって感じかな」
また心を読んだくるなこの人
その場合、感情が表情に出しやすい人だと俺を見ているってこと?
「今はその話をすることではないだろう。目的は滅王とその配下の討伐、滅王を倒したらここから出れる可能性が1番高い。俺達がやるべきことを果たそうではないか」
『うるさい』
「ぴえん」
話を戻して活動しようかと言った仮面の爺さんにうるさいと言った母さんと叔母さん
おい、負けてどうするんだよ爺さん
「そろそろ動かないといけないと言う話は事実。浅瀬。お前の師匠から連絡はできたのか?」
「スマホからの連絡は出来ない。圏外だ。元の世界との連絡は不可能。空に魔法を撃ってこの世界にいる人達を集めようとするが・・・」
「影の魔力感知に引っかかるってこと?」
「この世界にも影がいるのか」
「ならどうする?この世界に来てしまった民間人や能力者、魔法使いに連絡はできない。魔法にも一部制限をかけられていて通信魔法が使用できないようになっている」
「なら、能力による感知は?」
「私は無理よ。能力に感知系はない」
「俺もだ。感知系能力ではないから無理だ」
「私も。死に関する能力だから感知はできないわ」
叔母さん、仮面の爺さん、母さんの3人は感知系の能力を持っていないので無理
「能力を使えない俺達も無理だな」
と言うより、全員感知系能力を持っていない
俺の『智慧』ならできるが使用できない状態だ
なので探すには魔力感知しかない
魔力感知の精度が1番高いのは仮面の爺さんだ
「俺が人を探す役になろう。探すのをゆうせんしたい人物は誰かいるか?」
「八草だな。奴は神系能力者だから爺さんの能力の対象になるだろう。八草の能力も闇に関するものだからな。それとあいつの能力上、影との相性はいい」
浅瀬先輩が八草先輩のことを言う
あの人神系能力者なんだ・・・
「俺も八草だな。あいつは単独で影を殺す毒を使って倒していた。八草も能力を封印されているだろうし」
「なら、始原の皆はどうなんだ?紅谷と松本の2人は能力は知らないが始原の力を頼れるだろう?」
「紅谷は神系能力者じゃないが松本は知らないな。あいつも探すべきではあるが滅王の実力は紅谷と松本より上だと滅王本人が言っていたぞ」
「始原でも上位クラスの実力者ってわけか。なるほど、確かに始原は探した方がいいな。それと神系能力者がいるなら八草だったかその人も探すとしよう。他は?」
「風間か?あいつの能力は神系能力なのか分からないが滅王の戦闘に成立していたから全員探すとしても風間にも協力が欲しい」
風間の実力は滅王に届いていたからな
本気出しているのか分からないがあいつも探す必要がある1人、あいつも能力が使用できなくともこの世界に生き残れる強者
「生徒会長は?」
「生徒会長は『接触』って能力らしいけど神系能力ではないじゃないか?」
会長も強いけど能力の封印解除の対象外なのは辛いな
解除できる対象がいないのが問題だ
「私達の同級生で神系能力者は兄さんと智ちゃん、今久留主だけだ。今久留主は東京にいるのか不明なんだんだよね・・・」
今久留主さんか確か解体屋?をやっているらしいけど今は大阪にいるんじゃなかった?
「今久留主は大阪にいるわよ。丁度、能力学園大阪校のところで仕事しているって話だし」
「なら、芽衣奈は?」
「芽衣奈は出張で東京に居ないのよ。緊急事態で東京に戻ってきていてもこの世界に来ているかと言われたら居ない」
姉さんもいないし、元の世界で何が起きているのか不明
問題ばかりだな
しかも、殆どの学園の能力者が能力を使えない状態・・・
「数谷はどうなんだ?」
「ん?数谷は能力使えるから動けると思うけど特に問題ないよね?」
「確かにそうだが仮面の爺さんがこの状態なら『閻魔』が動けるはずじゃないのか?」
忘れていたわ
『閻魔』も動けるなら『閻魔』も能力を使えるはず
仮面の爺さんの能力が神系能力ではないなら『閻魔』も使える可能性が大
戦力として俺達学園在籍している能力者は能力を使えない状態
能力使えるのは 母さん、叔母さん、仮面の爺さん、天野、後から使えると思われる八草先輩、数谷さんの6名
俺達はどう行動するのかそれは既に決まっている
「では言うわよ。爺さんは民間人を探して救出、私と白ちゃんは滅王の配下を討伐、流星達は滅王を倒す。能力を使えないから不利なのは分かるけど滅王と戦闘したことがある流星から情報を聞いた君達ならできると思うわ。期待するわよ、能力学園の生徒達」
俺達はそれぞれ役割を与えられて走る
これから『滅王の世界脱出作戦』が決行された
次回から戦闘になります




