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81話 暴走滅王

目を開く滅王ルイス


「・・・貴様か。我を支配しようとした者は」


女性を睨む


殺気が漏れる


その殺気によって周辺にいた人々は気絶した


(ここまでの殺気・・・この部長を見たのは数百年振りですね。昔の部長に戻った、下手したらこの街が破壊される。運が良くて街が崩壊、最悪で国に影響するほどのダメージっねところ。日本に国家の機能がしないほどのダメージが入ったら世界に影響する。俺の役割は部長を止めること。同僚がいたら創造神に読んでもらいたかったですが居ない今、やるべきことを果たす!)


すぐさま行動に移したフレン


魔法で拘束して滅王の後ろに来て気絶させーーー


「この程度の拘束で我を止めるなんぞ出来ぬ」


『!?』


一瞬で拘束魔法を解いてフレンの腹に殴る


殴られたフレンは吹っ飛んでビルの壁に衝突した


「予想以上の強さね。これなら我々の目的がーーー」


女性が何か言おうとしたが止められて


「お前を倒せば問題ないだろ」


ハイライトがない目で女性を倒した


「グハッ・・・」


拳一撃で気絶した


「面倒な2人は倒した。あとはここを殲滅させるか」


空を見て魔法を発動


昼前で青空が広がる空が暗くなる


東京全域を朝から夜は変えた


「始めようか。殲滅を」


ーーーーー


「ってわけで私でもあの子を制御するのが限界なのよ。助けてくれない?」


『無理』


松本の提案に即拒否する3人


その3人は俺と風間、公明院である


「紅谷を制御なんて俺達は無理だろ」


風間が代表として言うと俺も言う


「俺、一度あいつに敗北しているから無理」


「その海野に敗北している俺も無理」


「いや、海野は加減していただろ。それと公明院は実力を出している海野との戦闘で敗北しているとしても紅谷の制御はできるだろ」


変な期待をしないでくれ


紅谷の教育なんて俺、風間、公明院ができるわけない


しーちゃんに頼め


異性の教育なんて男性からしたら無理な案件だ


それに始原の教育に協力しろとか俺達じゃなくてもやらないだろ皆


と言うかなんで紅谷の教育が必要なんだよ


「まず、なんで紅谷の教育が必要なんだ?あいつ俺達より人生経験豊富だろ?俺達が文句言うのは無理がある。あいつの方が俺達よりできると思うぞ」


「確かに紅谷は調理実習でも料理できていたからな。この前家事できるか聞いてみたらできるらしいし、俺達が参加することではない」


へえ〜あいつ家事できるんだな


料理も出来ていたから家事もできるのか?と思ったができたんだ


「問題はなんなんだ?紅谷の弱点は勉学か?勉学は問題と思うぞ。最近点数は上がっているから1番の問題ではないだろうよ。2学期期末テストの平均は60点後半。お前が危惧しているのは性格か?」


公明院は松本に聞く


魔王としての質問か?


「そうよ。まあ、普段の生活もあるけど性格と言うより生活面に心配かな。夜行性だから朝起きられないのよ」


夜行性なのか紅谷


いや、あいつらしいと言えばあいつらしいな


「それを俺達に言われてもね・・・女性の部屋に入るのは流石に遠慮したい」


その話はやめてくれ


女性の生活を話されるこちらの身にもなってくれよ


「大正寺谷に協力を頼めばいいだろう。同姓同士なら問題はないはずだ」


公明院の発言に賛成だ


しーちゃんも始原だから問題はない


「大正寺谷にも言ったんだけど断れたのよ。『なんで俺がやらないといけない?紅谷の世話をするのは俺でも無理だ。制御するのが大変』って」


『そりゃそうだろ』


しーちゃんの言う通り、始原の世話をできている松本以外無理だ


紅谷の世話をする自体おかしいが俺達が介入することではない


「諦めろ松本。お前は皆から『紅谷のお母さん』って言われている。お前が辛いなら世話を辞めたらいいじゃないのか?紅谷だってお前が来る前は普通に授業に参加しているくらいには生活力はある見守ることがいいと思う。俺からの意見はこれくらいだな」


風間が言うと俺と公明院も賛成


「・・・そうね。深く考えすぎたかも、これからは彼女1人で生活できるようにしていくわ」


松本の決心を着いた


俺達はこの話を終えて先に立ちあがろうとした時


雲一つもない空が夜空へ変わった


『!?』


窓から確認すると空が暗くなっている


いきなり夜空になった?あり得ない


能力か魔法か?


公明院はスマホを取り出して何かを確認した


「この夜空は東京だけみたいだ。何者かが魔法を使ったのだろう」


「昼夜反転か」


風間は知っているのか


「昼夜反転?」


松本は知らないのか風間に聞く


「対象の地域に結界を張る魔法だ。言えば、東京の外からは結界が張られている。見えない結界だが壊すには使用者を倒すかそれを上回る力量が必要。まさか東京全域にこの魔法を使うとは・・・」


風間は解説してくれた


範囲魔法なのは分かったがどうやら、東京全域を維持するのに大量の魔力を消費すること


使用者の実力は危険度SSSらしい


「SSSか・・・そんなやばいことを今起きているってわけか」


ここまでの範囲魔法を使える者・・・まさかあの人ではないよな?


「どうする?止めないといけない。私は今行こうと思ったけどここまでの魔力量を使用しても維持できる者には心当たりがある」


松本も心当たりがあるのか


「滅王か」


『!?』


俺の呟きに3人は驚く


「あの人ならこれくらいできるだろうな」


先日見たあの魔力量


公明院より低いとはいえ、東京全域くらいは楽々と結界を張れるだろう


東京全域を張るまでのことをして何をする気だ?


「滅王のあいつが何をする気なの?目的は知らないけど少なくともここにとんでもないことをするかも」


松本が言うと


「それは大問題だな。だが突然やるとしてもタイミングがおかしい。裏で操る者がいる可能性もある」


公明院が黒幕がいると考えているが俺も賛成だ


始原が突然こんなことをするとは思えない


滅王の性格上、面倒ことは嫌っていると思っている


なら、黒幕が操っていると言う考えに辿る


「始原に支配は効くのか?」


「始原全員が支配耐性があると言われたら分からないわね。私は全員に会ったことがあると言われたらあるんだけど全員が戦闘したところを見たってわけじゃないから」


「仮に支配じゃないとしたら暴走だな。」


公明院の発言に風間は何か気づいたのか口を開く


「暴走の宝玉を所持していた可能性があるかもな」


暴走の宝玉


最悪武器職人の刀坂公流が暇つぶしで作られたと言われる対象を強制的に暴走させる危険物


世界各地に残っており、それぞれの国が厳重に保管されている物の一つ


日本にもあったが最近何者かによって保管されていた建物に侵入されて盗まれた


首謀者以外の侵入者達を逮捕したがあと1人である首謀者の行方が分からないという事件


その首謀者が動いたと言うことだ


目的は国家を破壊すること


それを始原の1人、滅王にやらせる気なのか!?


「なら、首謀者を倒す必要があるな」


「今すぐ行きたいところだがその必要はないみたいだ」


風間が言うと教室に皆が集まった


教壇に生徒会長が来て


「皆集まったな。これより」


滅王による東京の破壊を阻止する計画を実行させる



ーーーーー


「・・・・・・我だけでは時間がかかるな」


滅王は破壊している時間が思ったより長いことに面倒だと感じた


「アレを使うか」


能力を発動させると10つの影が生まれた


影が人の形になって滅王の前に頭を垂れる


「滅王様。我々に命令を」


女性型の影が滅王に言うと


「東京の破壊をお前達に任せる。遠慮せず、暴れるがいい」


『は!』


影達はどこへ行った


「これで問題ないだろう。日本にいる始原が動いたら話は別だが」


壊れたマンションから一つソファを持ってきて横になる


東京壊滅の始まりだ

戦闘少ししかないな

次回は会議かな?

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